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立体四目並べ、アプリ「Yonmoku」でのAI対戦解説

ますます体調が悪化して来たので、今日の分の記事も急ぎでアッ

プしとこう。寝込んで、毎日更新が途切れるリスクが出て来た。

    

年末の日テレの番組『頭脳王』に登場した、特殊ルールの「立体

三目並べ」については、既に2本の解説記事をアップ。理論、テレ

ビ、アプリ、すべての面から、先手必勝を確認してある。

   

 『頭脳王2016』問題・解説3

  ~立体三目並べの先手必勝法&テレビのコンピューター対局内容

   

 立体三目並べの必勝法2~Androidアプリの実戦解説

   

特殊ルールではない立体三目並べについても、1本目の記事の

P.S.で手短にコメントしておいた。

   

そこで今日は、遥かにハイレベルな「立体四目並べ」について、

私とAIとの実戦を解説してみよう。私はApp StoreのiOS

用アプリをiPadで使ったけど、Google Playにも似た

アプリが複数あった。

    

   

    ☆        ☆        ☆

TETRA Inc.によるアプリの名前は、「Yonmoku」(よ

んもく)。子ども向けのデザインで可愛く出来てる3Dアプリ

だけど、iPhoneだと上手く動かないこともあるらしい。

  

私のiPad Pro(9.7インチ)だと、何度か急に終了したことは

あったものの、ほぼ問題なく動く。3次元で複雑な回転をさせる

と、システムの負荷が高まるような感じだ。

      

AIが弱いというレビューが並んでたので、使い方もロクに分からず

に戦ってたら、いきなり敗北 (^^ゞ 画面のパステルカラーがまぶし

かったし、見る角度を変えれることに気付かなかったので、相手の

「三」に全く気付かなかった。

   

その後はこちらも本気モードになったから、連戦連勝。今現在、

15勝1敗くらいで、初戦以外は一度も負けてない。ただ、三目並

べと比べると遥かに変化が多いので、必勝法どころか、先手と後

手のどちらが有利なのかも、まだ不明のまま。

     

というより、AIが先手なのか後手なのかもよく分かってない (^^ゞ

AIが先手のことも後手のこともあったし、選択方法も不明。AIには

3つのモードが一応あるけど、その違いもよく分からない。強さは

あまり変わらないと感じる。

   

   

    ☆        ☆        ☆

では、いよいよ実戦解説。非営利の個人ブログのレビュー用

に、キャプチャー画像を引用させて頂こう。著作権の問題は生

じないと考える。

      

170105a

  

緑のAIが先手でスタート。お約束通り、角から。ただ、中央から

先に打つという考えもある。

      

170105b

  

赤の私がすぐ横に置いて受けに回ると、緑のAIは妙な場所に置い

た。意味不明♪

   

170105c

    

赤が右奥の角に置いて、攻めながら守ると、緑は手前の赤を挟ん

で来た。これもよく分からない手だ。

   

170105d

   

そのまた右の角に、赤の私が置くと、緑のAIは赤を分断するように

置いて来た。この手は、緑の攻めにもなってるので理解できる。

   

   

    ☆        ☆        ☆

170105e

   

赤の私が向こう側に並べて置いて、攻めながら守ると、緑は左上

に向かって斜めに延ばして来た。私が緑でも、こう打つと思うし、

緑全体をつなぐ手だから、囲碁でもありそうだ。

     

170105f

   

赤が左奥の角で「三」を作ると、緑は当然、止めて来た。この時点

で赤はバラバラだけど、緑の速攻も無理なので、焦りはない。

   

170105g

  

赤が右奥を固めると、緑は左手前で上に伸ばして来た。まだしば

らく、お互いに決め手はないけど、垂直方向への意識が生じる。

   

170105h

  

赤の私も負けじと右奥で上に伸ばした。すると緑は、左奥へ。

ちょっと分かりにくいけど、だんだん怖さを感じて来る。見落とし

に要注意!

   

   

    ☆        ☆        ☆

170105i

  

赤が左奥で上におくと、緑もすぐ横に置いて来た。赤の私はこの

時点で、斜め上に伸びる「四」を三通りに狙ってる。対角線に沿っ

て二通りと、右奥から手前に向けて一通り。

   

170105i2

  

ここは画像の保存をうっかり忘れてたので、赤と緑の楕円を書き

込んだ。赤が手前に置いて攻めると、緑は左に置いた。この時点

で、赤の私は、勝てそうだなと思い始めてた。

     

170105j

   

赤が右手前でさらに上に伸ばすと、その手前で緑も伸ばした。こ

の緑はたぶん、悪手だと思う。

   

170105k

  

赤が右手前で上に伸ばすと、斜めの「三」が出来たから、緑は

左奥で止めて来る。この時、逆に緑が左端で「三」になるのを見

落としてたから、一瞬ギクッとした (^^ゞ

  

   

    ☆        ☆        ☆

170105l

  

緑の「三」を赤が止めると、緑は手前で上に伸ばして来た。エッ?、

て感じの敗着。AIは時々こんなミスをしてくれるから、ラクなのだ♪

   

170105m

  

ご馳走様って感じで、赤の私が「四」を作って勝利☆ まあ、さっ

きの緑の致命的ミスが無くても、終盤は赤の方が有利だと思う。

ただし、変化が多いから、論理的・数学的な証明は大変。。

    

170105n

  

少し右回り(=時計回り)に回転させると、斜め上下に四目並ん

でるのが良く分かる。球を刺す棒が黄色くなってて分かりやすい。

  

   

    ☆        ☆        ☆

以上、たった1局とはいえ、最初から最後まで感想をまじえて解説し

てみた。まあ、この程度の複雑さのゲームは、昨日辺りから話題の

「アルファ碁」進化版「マスター」なら、一瞬で全て読み切るんだろう。

    

開発者には、息抜きのお遊びとして、「アルファ四目」も作って欲し

い所かも♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

                   (計 2034字)

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