西伊豆の自転車イベントで女性が崖下に転落~急な下りのヘアピン右カーブ
(☆5か月後の追記: ニュースの続報は見当たらないが、下田
警察署発表によると、当日死亡。。)
やっぱ、怖いね。自転車も、下りの右カーブも。私は、ジョギングや
ウォーキング・お散歩なら、他人によく勧めてるけど、自転車はそれ
ほど勧めない。特に、女性相手だと。
最初に少なくとも10万円程度のお金がかかるし、自転車のトラブ
ルやメンテナンスも面倒。イベントはかなり田舎・・じゃなくて自然
環境に恵まれた場所で行われることが多いので、参加するのも大変
なのだ。私も、夏の乗鞍ヒルクライムは、レース自体より往復の方が
疲れる。信州の山奥だから、片道だけで半日かかるもんで。
そして最大の問題は、事故。幸い、私は軽いケガしかしたことないし、
自転車も前輪が一度曲がっただけで済んでる。ただ、私の周囲では
骨折とか入院とか、普通に聞いてるのだ。大きな事故の経験者は
2割以上かも。
自動二輪(オートバイ)も事故が多いから、あまり勧めない。私自身
も1回、渋滞でいきなり目の前の車のドアが開いて吹っ飛んだこと
がある。完全に空中で1回転。
助手席の女の子が自販機か何かに向かおうとしたらしくて、バイク
は全損。私自身は運良く、ほぼ無傷で、念のために救急車で病院
に行ったけど、医者はほとんど検査もしてくれなかった (^^ゞ ただ、
女の子が大声でワーワー泣いてた声だけは耳に焼き付いてる。。
☆ ☆ ☆
前置きはこのくらいにして、昨日(17年2月26日)起きた事故の
話に向かおう。静岡県の西伊豆で行われてた自転車イベント
で、東京の女性が崖下に20m転落。ドクターヘリで搬送したけど、
意識不明の重体とのこと。続報はまだ見当たらない。
画像は、NHK NEWS WEBからキャプチャーさせて頂いた。
公益性があるので問題ないと考える。
西伊豆というのは首都圏から1泊2日くらいで旅行するのにいい
場所で、海にも山にも恵まれてるし、富士山がキレイに見えること
もあるし、クネクネ曲がったリアス式海岸は走ってて楽しい。私は
自転車やバイクで何度も走ってるし、マラソンもやってるから、個人
的にもすごくイメージのいい場所だ。
☆ ☆ ☆
一方、下りの右カーブというのは、バイクで何度もヒヤッとした経験
がある。アクセルを操作する右手首が不自由になるし、対向車が
はみ出して来ることもあるので、かなりカーブの外側(=左側)を
キープしないと危ない。ところが、左端には崖があったりするのだ。
上の写真は、見ただけでウワッ・・・と思ってしまう景色。このガー
ドレール(パイプ)に自転車が引っかかって、乗ってた女性だけ吹っ
飛んだらしい。
ガードレールや崖が目に入ってしまうと、二輪車というものはごく自
然に目線の方へ向かおうとする。だから、チラッと見るだけにして、
なるべくカーブの内側(ここでは右側)を見るのが基本だけど、慣れ
てないと、なかなか徹底できない。
さらに、女性の場合、下り坂のブレーキをかける腕力が足りなく
て、スピードをコントロール出来なくなることもある。実際、なぜか
ニュースにはなってないけど、乗鞍のレース後でも、女性サイク
リストが下り坂から転落。その後は知らないけど、状況はよく分
かる。たまたま現場に遭遇した仲間が教えてくれた話だ。
上の写真の崖は確かに、高さだけで20mくらいあるね。ヘルメッ
ト、グローブその他、普通の安全対策はしてたはずだけど、そんな
防具ではどうしようもない衝撃が全身にあるだろう。
物理学的に単純計算すると、落下時の下向きの速度は秒速20m
くらいだから、時速72kmにもなる。水平方向の速度もあるから、
合成速度の大きさだと時速90km前後だろうか。。
☆ ☆ ☆
上の地図は、主催した青梅市トライアスロン協会のHPより。第3回・
南伊豆グランフォンド。あえてリンクは付けないことにしよう。フツー
の楽しそうなイベント紹介が掲載されてて、事故の報告は昨夜の
時点では無かった。
私が丸印を付けた辺りが事故現場。「西天城高原牧場の家」の
近くとのこと(静岡新聞HP)。別の地図で細かくチェックすると、
確かにすぐそばに、それらしきカーブがあった。
公式サイトには、「種目 グランフォンド(山岳コースを含むサイク
リング)」と書いてる。別に間違いとは言わないけど、イタリア語の
「Granfondo」はカタカナ英語に直訳すると「グランド・
ディープ」か、「グランド・ボトム」か、「グランド・バックグラウ
ンド」とか。山岳という意味は、直接的には入ってない。
英語版ウィキペディアは「Big Ride」という大まかな英訳を載
せてる。実際には、山岳コースの有無を問わず、長距離走の
パターンの1つで、120km超くらいの距離。走った後の食事も
大切なポイントらしい。
今回は110kmコース(女性が参加)と85kmコースの2パ
ターン。要するに100km前後のサイクリングで、アップダウン
やカーブがきついから、かなりの走力が必要だろう。タイムも
順位も競わないとしても。。
☆ ☆ ☆
今後は、自転車にも自動ブレーキとかアシスト・ブレーキを付ける
方向に、進むかも知れない。強制はやり過ぎとしても、自主的な
リスク管理として。まあ、電動アシスト同様、重くなるし、カッコ悪い
と感じるだろうし、レース志向の男性は付けたがらないだろうけど。
とにかく、私も含めて皆さんご注意あれ。女性の回復を祈りつつ、
それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 2179字)
(追記 45字 ; 合計 2224字)
| 固定リンク | 0
「自転車」カテゴリの記事
- 「UNCONDITIONAL SURRENDER !(無条件降伏)」、トランプのマッドマン・セオリー(狂人理論)?&ジムも汗ボタ(2025.06.19)
- 森永の高タンパク質、低脂肪(ゼロ)加工乳、すごく甘い(と感じる)&猛暑のスロージョグは大粒の汗(2025.06.18)
- 早くも梅雨バテ、ヘロヘロのジムとジョグの直後に測定、体重53kgまで急減(一時的な大量発汗♪)(2025.06.17)
- iPad OSの「ファイル」アプリ、設定から「ゴミ箱」アイテム削除でストレージの空き確保&梅雨バテでジム不調(2025.06.16)
- やはり飛行機は墜落・死亡リスクが怖い・・&レースの参加証と案内到着、ここまで順調(体重以外)(2025.06.13)
コメント