新潮砲が文春砲に命中!、破壊力はビミョーか・・
僅か数日で早くも流行遅れの感もあると言うか、そもそも流行してな
い気がする、このライバル週刊誌スキャンダル♪
折角、大々的に攻撃した『週刊新潮』がちょっと気の毒だから、ごく
簡単に感想を書いとこう。私は子供の頃から判官びいきだし、あまり
の寝不足で他のネタを探す余裕も無いもんで♪ 正直で、いいね。
ちなみに「判官」とは、兄・頼朝に滅ぼされた源義経のこと。蛇足か!
個人的にはむしろ、弁慶びいきかも♪
☆ ☆ ☆
さて、新潮・2017年5月25日号(18日発売)の中吊り広告は、
一番目立つ右端に非常に大きく、“「文春砲」汚れた銃弾”と書いて
る。「産業スパイ」は死語じゃなかったわけね♪
大砲の「砲」と書いた後に「銃弾」と書くのもちょっと変だけど(笑)、
文春なんて実は小さな拳銃に過ぎないという意味かも。
一応、「同業者として脱帽する他なかった」と文春を持ち上げつつ、
「同じ発売日である週刊新潮の広告を不正に入手し、毎週、カンニ
ングしていた」と非難。
絶好調のライバル誌をここまで大々的に攻撃するのだから、相当な
裏付けがあるはずで、もうこの広告だけで私は新潮砲の主張をほぼ
信じた。ただ、週刊文春が自らの非を認めてないし、世間的にもそれ
ほど騒がれてる気がしなかったから、念のために新潮をチェック。
ちなみに下は、18日付けで文春HPに掲載された、新谷学編集長
の弁明。「読者の皆様へ」。内容が非常に薄くて、明らかに弱い反論
だけど、謝罪とか責任問題は完全に回避する姿勢らしい。まあ、もっ
と上のレベルまで波紋が広がるのを防ぎたいのは、分からなくもない。
☆ ☆ ☆
で、新潮のグラビア付き巻頭特集を読むと、もう身も蓋もない具体的
な攻撃で、文春編集長その他、関係者は赤面したと思う。あれほど
詳細な記事も珍しい。やっぱり私の直感通り、新潮の報道はほぼ正
しそうだ。
雑誌発売の数日前、ギリギリの時点で、文春の社員らしき男性が
新潮の広告をこっそりコピーしてる(という)姿がはっきり写真で示
されてる。目の辺りに黒い線は入れてるけど、個人が特定されるの
は確実。
この男性に不正に情報漏洩したのは、トランプ・・じゃなくて大手取
次会社トーハン社員で、トーハンでは基本的にあっさり認めてると
のこと。
☆ ☆ ☆
ただ、倫理的・社会常識的にマズイのは当然として、法的にどの程
度問題なのかが分かりにくいし、ほとんど責任追及できないといっ
た感じの識者の説明もネットに出てた。
おまけに、読者の側は、書かれた内容には興味があるけど、書くま
でのメディア側の経緯にはさほど興味がない。イメージ的には、妙な
内輪ゲンカに見えるかも。
私は、自分自身が12年近くも毎日書き続けてるブロガーだし、かな
り興味を持ってるけど、逆に文春に感心した側面もある。雑誌の印刷
直前のギリギリまで情報を探して、数時間~1日程度で対応してる
のだから、やっぱり取材力も執筆力も凄いのだ。
☆ ☆ ☆
まあ、騒動の着地点がどうなるかはさておき、前から漠然と感じてた
疑問が解消されたのは良かった。新潮と文春は基本的に中身が違う
けど、一部の内容は不自然に似てるなと不思議に思ってたのだ。
もちろん、似てるだけならどちらが真似したかは分からないし、同じ
対象を追いかけてる両社の記事がたまたま似た可能性もある。ただ、
来週以降、文春が反撃できないようなら、文春が新潮をカンニングし
てたということで決定だろう。
それでも、文春は知らんぷりのままで、売り上げもそのままなのかな。
文春の記者たちが編集長に抗議すれば、テレビドラマみたいな勧善
懲悪の流れになるけど、現実には無理か。。
☆ ☆ ☆
それにしても、米国とロシアの問題にせよ、日本の政権関連の各種
騒動にせよ、どこでどう情報が流れてるのか、ホントに分かりにくい
時代だね。
とりあえず、単なる小市民としては、個人情報の漏洩に注意しよう。
ネット経由にせよ、口こみにせよ。それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 1632字)
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