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藤井四段、逆転勝ちで30勝1敗!、連勝ストップにも打ち歩詰めにも負けず♪

平成ブロガーとしては、老後まであと50年くらい(笑)将棋はやらない

つもりだったのに、思わぬ藤井フィーバーで火をつけられてしまった♪

流石にこの記事で一旦、区切りをつけることにしよう。総合マニアック

サイトとか言いつつ、ここ一ヶ月は将棋記事だらけになってるし (^^ゞ

 

昨日の藤井聡太四段vs中田功七段の対局は、持ち時間6時間の

順位戦で進行が遅いし、昼間は仕事の合間に(コラッ!)、abema

TVをチラ見する程度だった。

 

夕方、藤井四段がやや不利な局面を見ても、連勝ストップの直後だし、

2連敗くらい別にいいだろって感じ。まだ、年間最高勝率も十分狙える。

 

ただ、夜の帰宅後、雑用しながらチラ見してると、盛り上がって来た

から、ついまた本気で見てしまった。聞き手の山口恵梨子・女流二段

を(笑)。そっちか! 端の雀刺し戦法の大盤解説で「チュンチュン」と

鳴いてたけど、そもそも雀の意味(相手の端)を誤解してた気がする♪

 

今回は、先日の佐々木戦ほどのキャピキャピ感がなかったとはいえ、

陽気なお嬢様女子大生(元)のノリは好きだな。いや、中村桃子・女流

初段もいいけどね。

 

 

       ☆        ☆        ☆

さて、中田功七段のコーヤン流三間飛車を受けて立った藤井四段。

居飛車穴熊の堅陣は作ったものの、中盤までは上手くさばかれて

しまった感じだ。柿木将棋「Kifu for Windows」で再現。

 

170707a

 

上は58手目、後手の中田七段が5五歩と突いた局面。対応する手

が色々ある中、藤井四段が選んだのは5八飛。

 

負けた直後の中田七段はこの手を褒めてた。それに対して解説者は、

いい手かどうか分からないけどと前置きをつけつつ、それなりに評価。

まあ、藤井四段は渋い手をよく指すのだ。14歳の中学生なのに♪

 

170707b

 

後手は飛車を切って角を打ち込んで、次は7六角成。一気に詰みに

迫れる強烈な8六桂を狙えるから、先手は怖い局面。ここで藤井四段

は、相手の打ちたい所へ打てってことで、自分から8六桂と打つ。

 

170707c

 

これに対して、解説の飯島栄治七段は、「8六桂の使い道がない」

として、中田65点vs藤井35点の形勢判断。

 

私は、これはおかしいとすぐ思った。結果論ではない。8六桂が攻撃

にも使えるのは明らかなこと。後手玉は変形した美濃囲いがしっかり

してるけど、端の側の8筋、9筋は弱い。私なら、54点vs46点くらい

と判断。細かっ!

 

 

     ☆        ☆        ☆

170707d

 

夕食は、藤井四段が親子丼(やまが、730円)。珍しく麺類じゃない♪

中田七段はなし。痩せてヒョロッと見えるけど、スポーツマンとの事。

 

170707e

 

藤井四段は6五歩から反撃。遅いように見えて意外なほど速い攻め

だった。6四歩、7三歩、5三角と攻めて、6四角成で金を取った後、

勇気ある決断で7四桂! 中田七段も、この筋は先手が危な過ぎる

から軽視してたらしい。

 

あと、中田七段のミスとか悪手を探すとすれば、9五歩と捨てたのは

余計だったと思う。取られた形は、攻めに使えないどころか、逆に端

からの反撃を後で呼び込むことになった。

 

170707f

 

170707g

 

上の局面で、後手は前に進める駒が歩しかないから、9八歩と打て

ない。打ち歩詰めは反則、禁じ手なのだ。ただ、意図的に作り上げた

詰将棋ならともかく、実戦でそんな局面が続くことは滅多にない。

 

 

      ☆        ☆        ☆

170707h

 

一度、6二桂成で桂馬と銀を交換した後、8六歩と桂馬を取った所

が上図。依然として、9八歩で打ち歩詰めになる状態で、先手の玉

は、前に進める駒を渡すと即詰みになってしまう。しかし、ギリギリ

で受けが成立。後は豊富な持ち駒で、左端から反撃あるのみ。

 

170707i

 

既に飯島七段も形勢判断を変更。「後手のミスを咎められた」から、

藤井四段が80vs20で大差のリード。ところが飯島七段は「後手の

ミス」の解説をきっちりとはしてない。

 

私は、9五歩が多少のミスだと思うし、根本的に8六桂打ちの攻めが

無理筋だった気がする。自分の側も危なくなるのをウッカリ見逃した

というか、軽視してたんだろう。あと、7三歩と打たれた時に同銀左

と取った所は、同銀右(=同銀直)の方が良かったかも。

 

170707j

 

上の局面は、後手の6七歩成に対して、先手の藤井四段が7六金

打ちで、手厚く守った所。これも良い手かどうかよく分からないけど、

指しにくい手だ。折角の手持ちの金は、攻め駒として取っておきたい。

8二金狙いとか。

 

 

      ☆        ☆        ☆   

170707k

 

しかし、既に藤井四段の優勢、または勝勢は明らか。9四桂、9三角

と攻めて、左端の歩と香車がよく効いてるから後手玉は簡単に詰む。

 

170707l

 

最後は、中田七段が珍しく(?)分かりやすい詰みの局面まで指して

投了。127手、5四桂まで。7一玉なら6二角、8一玉、6一飛成以下。

 

終盤はワクワクしたし、居飛車穴熊vs三間飛車の戦い方も勉強に

なった。これでまた、間違えてインストールしたアプリ「将棋ウォーズ」

の削除はしばらく延期かも♪ コラコラ! 

 

実は私も中学・高校時代は三間飛車を多用してたのだ。有名な升田

式石田流とか。特殊な戦法や激しい急戦が得意だった・・・って、もう

ズブズブはまっちゃうから、将棋の話は終了!

 

ちなみにこれで藤井四段の勝率は、30÷31=約97%となった。

恐るべし、天才少年。。 と言うより、天才的な優等生と言うべきか。

フツーに凄い所が、いいね♪ 

 

豪雨のニュースも気になりつつ、ではまた明日。。☆彡

 

 

 

cf. 最後まで投了しなかった藤井聡太四段、30連勝ならず・・

   将棋の藤井聡太四段(14歳)、驚異の29連勝0敗で新記録☆

   藤井聡太四段、28連勝0敗で歴代タイ記録☆

   「ひふみん」、加藤一二三九段(77歳)の引退に涙・・

 

                  (計 2338字)

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