レース 42.195km,平均心拍161(89%),最大180(100%)
消費エネルギー 2913kcal (脂肪 320kcal)
「とっても楽しい42.195kmでした」というのは、シドニー五輪で
金メダルに輝いた高橋尚子の名言だ。私も初めて、同じ言葉を
口にしたい。普通の完走者メダルだけど、金色のメダルも獲得した♪


メダルの裏はコース図。日本新記録で報奨金1億円を手に入れた
設楽悠太と比べると、ちょっと地味なご褒美かも(笑)。まあ、他にも
色々貰ったし、良しとしよう。自分でもご褒美に、書店で1000円
ちょっとの本を買ってあげた♪ 安っ!
そうそう! 一番のご褒美は、ウエストが1.3cm細くなったこと
かも♪ 心拍が高いし脂肪は燃焼してないけど、何も食べずに
3000kcal消費するとこうなるわけか。できればキープしたい。
明日まで(笑)。短っ!
☆ ☆ ☆
では、昨日の夜から振り返ってみよう。この感想記事は、5000字
の長文レポートなので、悪しからず。全出走者数35911人、完走率
96.3%、観客数130万人のビッグイベントだった。私の参加は
8年前(2010年)に続いて二度目。
寝る時刻が予想通りズレ込んだけど、朝5時半まで6時間睡眠。
フルマラソンの前にこれほど寝たのは初めてだと思う。今まで、
平均で4時間、最悪で1時間半くらいだった。危険だから、良い子は
真似しないように♪
湘南で倒れかけたから、会場への移動は意識的にゆっくり。ただ、
ちょうど電車が来たから駅の階段は駆け上がって、心拍数は155
まで上昇してた。ということは、湘南マラソンの早朝は多分、170
くらいまで上げてる。寝てなかったし、倒れかけたのも当然 (^^ゞ

電車は意外なほど空いてたし、新宿駅のホームもそれほどでも
なかったけど、流石に改札を出た後は延々と行列が続いてた。
上の写メは7時半の会場近く。
コンビニでトイレを借りようと思ったけど、大行列だったから我慢。
ツナ・マヨネーズおにぎりを1個だけ買った。ロールケーキを用意
してたのに、持って来るのを忘れたのだ。でも、おにぎりも結局、
半分しか食べられなかった。時間も無かったし、トイレの心配も
あったし。
かなり歩いて入場ゲートに到着。セキュリティリストバンドとナンバー
カードのチェックと、手荷物検査。どれも一瞬で終了した。すぐ男子用
トイレを探して一安心。寒いから危なかった♪ この時、男子用の待ち
時間はほぼゼロだったけど、普通のトイレは大行列。都庁は上空から
見下ろして苦笑してたかも♪


マニアは荷物預けのトラックを横から撮影♪ 例えば「21-⑥」
という表示なら、21番トラックの6番目の棚という意味だ。流石に
細かい分別システムだね。
着替えて荷物を預けて、最後にまた男子用トイレに行ってみたら、
今度は大行列。みんな同じこと考えるわけね。小なのに15分も
待たされたから、大とか女子は大変だったはず。私でさえ、整列
の制限時刻8時45分ギリギリだったのだ。遅れると、最後尾に
回されるという建前だけど、ホントかどうかは知らない。
☆ ☆ ☆
さて、この朝は、現地のDJは気温9度とか言ってたけど、測った
場所か器具に問題があったんじゃないかな。気象庁のデータを
見ると、8時で5度くらい、12時で7度くらい。曇り空だし、肌寒い
天気だった。
私は冷え性だから、9時10分のスタート直前まで、カッパを上下
着込んでみた。これ、大正解♪ もっと普通の対策としては、古着
を上に着て来て、スタートの際に古着ボックスに投げ込むとか。
予想通り、防寒具を回収するスタッフがちゃんと存在。私は9時
08分に渡した。ダイソーで上下216円、お値段以上の防寒能力♪
☆ ☆ ☆

まずはコース図から。左上から右上、右下、左下と進んで、真ん中の
皇居、東京駅前でゴール。このコースヘの変更は正解だと思う。前の
ゴール(上図右下のビッグサイト)は、場所的に淋しい所なのだ。
私は携帯もデジカメも持たずに走るから、以下では公式ムービー
のキャプチャー画像を挿入して説明して行こう。2017年の様子
だけど、今年もほぼ同じだ。

都知事の小池百合子らしき女性に手を振りながら、いよいよ出発。
観客とハイタッチ、ハイタッチ♪ これをやらないとマラソン大会とは
いえない。特に、子供と女性は特別扱い。体育会系のグループも
ノリがいいから好きだ。イエーイ!
しばらく心拍を145以下に抑える戦略なのに、心拍計が動かない。
待ち時間で、ストラップのセンサーと皮膚が乾いてしまったから
だろう。結局、7km地点くらいまで心拍が分からないまま、トロトロ
走ってみた。途中からはハイタッチも自粛。
7km過ぎだったか、お馴染みの応援ソング『YMCA』が流れてて、
みんなあのフリをやってるから、私も仕方なく同調♪ 既に155
まで上がってた心拍は、瞬間的に159くらいまで上昇(笑)。流石
は老舗ポラール、そんな細かい動きまでとらえるのか。S社の手首
測定機種とは大違いだ♪ コラコラ!
既に低心拍戦略は破綻してるのに、スピードは全く出てない。これ
以上、心拍を上げるとまた後が大変だし、おかしいよなぁ・・と思い
ながら、沿道の観客や都心の風景を眺め続ける。脚の疲れはほぼ
取れてるはずだし、呼吸も楽。やっぱり心拍異常のぶり返しか。。
☆ ☆ ☆

15km手前、浅草雷門まで来ても、心拍は160前後なのにスピード
は出ない。トロトロ走ってると、どんどん抜かれるけど、温厚で寛容な
私は気にしない。ウェアを記憶に焼き付けるだけだ♪ 粘着質か!
実際、かなりの選手を終盤に抜き返すことになる。

スカイツリーが見えるのは、雷門を越えたこの箇所と、雷門の少し
手前。色と形は東京タワーの方が目立つね。下町では禁句だけど♪
この辺りでようやく、左脚に変な疲れがあるのに気づいた。スタート
直後の下りで、右膝をちょっと痛めたから、知らない内にかばって
走ってたようだ。痛みはもう消えてるから、走りを修正。しばらく右脚
を酷使して、左脚を休ませる。

とはいえ、中間点の手前の折り返しまで来てもペースが遅いから、
もう今日はお祭りイベントだな・・と思ってた。ちなみに画像の右上
にはめ込まれてるのはコース図の該当部分で、ここは図の右下の
箇所。図の右上は雷門。この辺りで初めての給水。この後、5km
ごとのスポーツドリンクだけを給水。

上の25km地点くらいから、やっと目が覚めた(笑)。ペースは
上がらないし、心拍も下がらないけど、全体的にちょっとラクに
なるのだ。湘南マラソンでもこの辺りで目が覚めた。遅っ!
☆ ☆ ☆
そうなると、もともと脚には余裕があったから、表情にも余裕が出て
来る。観客の声援を細かく聞いて、笑い始めた♪ アブナイ人か!
一番ウケたのは、かすかな傾斜の短い下りで、ちっちゃい男の子が
2人、声を合わせて、「くだり、くだり」と応援してたこと。私は思わず、
「あんまし下りになってないよ!」と叫びそうになった(笑)。
コースは最初を除いて、ほぼフラットなのだ。だから設楽の日本新も
出た。前の日本記録(シカゴ)も、世界記録(ベルリン)も、平坦な
高速コースだった。

銀座・数寄屋橋辺りの30km地点を過ぎた辺りで、もう最後まで
このまま走れそうだなと自信を持ち始める。ペースを上げるのは
無理だけど、ガクッと落ちそうな感触はない。心身共に、いい感じ♪
そこへお馴染み、ロッキーのテーマ曲が流れて来たから、感動で
思わず涙ぐんでしまった(笑)。さらにZARDの『負けないで』も流れて
来る。いや、負けそうにないんだけど♪ 前半で私を抜いて行った
選手を、次々に抜き返し始めた。フッフッフッ。小市民的喜び(笑)。

南の端で折り返して、残りは6kmほど。いつの間にか、目標タイム
をクリアできる可能性が生じて来た。完全に諦めてたのに、まさか
終盤になってもペースがほとんど落ちないとは、嬉しい驚き♪
ただ、残り5kmくらいで太腿の裏側がピクピクして来た。ま、こんな
もんでしょ。痙攣が来たらおしまいだから、少し抑えて頑張る。観客
の女性の「あと皇居1周! 楽勝ですよ!」とかいう声援にもウケた。
いや、既にもう皇居7周半、走ってるんだけど (^^ゞ
☆ ☆ ☆
残り3kmくらいで、2つ目の失敗。手袋を外してポケットに入れた
つもりが、ゼッケンの裏に入れてしまったのだ(笑)。当然、地面に
落ちて、あわててストップして拾う。すると、無理な力が下半身に
加わって、痙攣の半歩手前の状態に。
これが回復するまで、3分ほど減速してしまった。まあ、心臓の休憩
とポジティブ・シンキングして、40kmの給水はスルーして、残り
2.195km。どこでラスト・スパートしようか、考え始める。その気に
なれば、爆発的なダッシュもできそうな感触。

途中で通った日比谷交差点を今度は逆向きに右に駆け抜けて、残り
1km。もう、笑いが止まらない♪ こんなに楽で楽しいフルマラソン
は初めてだ。おまけにまだ、得意のラストスパートのお楽しみまで
残ってる。

細い道に入って、観客とハイタッチしてると、バシバシ音が鳴る。
調子に乗ってスパートしてると、心臓が悲鳴を上げたから、やや
スローダウン。この時、私の心拍は現在の100%、180まで上昇
してたから当然。

最後の左カーブは、この去年の映像より広い道になってた気が
する。コース動画では、ゴールの映像がわざと省略されてるけど、
前のランナー達にぶつからない程度に飛ばして、笑顔でゴール!
超~気持ちいい♪ 珍しく、ゴール後もスタスタ歩けた。いいね!

☆ ☆ ☆
上の画像はゴールの奥側を強調したもの。下は、私の7kmくらい
からの心拍数グラフ。普段より高い心拍でフルを走り切ってる。レッド
ゾーン全開。心臓の調子が良くないのに、よくもったね♪ コース
途中で倒れ込んで救急処置を受けてる男性を数人見たし、1人は
深刻そうな感じだった。

ゴール後はスタスタ歩いて、水、荷物、メダル、タオル、バナナ、
ランチパック、ポカリスエット、カロリーメイトを受け取って行く。肩に
かけてもらった完走者タオルは大きくて、バスタオルに良さそう。


大勢のスタッフさん達がズラッと並んで、拍手、拍手、「おめでとう
ございました!」の連呼。私はいちいち頭を下げながら、「ありがとう
ございました」の繰返し。200回くらい言ったかも♪

上の写真は、日比谷交差点に向かって歩くゴール後の選手たち。
背中に羽織ってるのは、タオルの上からさらに身体を包む巨大な
アルミ蒸着フィルム(オリジナル防寒ポンチョ)。これ、確かに保温に
いいし、華やかだけど、みんな、どうするのかね? 私は首都直下
地震用の防災グッズとして保存するつもり。

ホントは着替え場所は日比谷公園だったけど、半分以上(?)の人は
日比谷交差点の手前の広い道路で済ませてた。下着をどうするのか
は見てない。私は面倒だから、下は脱がずにそのまま上にジーンズ
を履いて終了。若い男性スタッフ1人が「日比谷公園でお願いします」
と小さく呼びかけてる声が気の毒だったかも♪ ま、建前でしょ(笑)


続々と交差点を曲がって行く選手たち。この写真の右奥に、私が
たまに使う安いランニング・ステーションがある。着替えた後は、
日比谷公園で噴水と足湯の写真を撮って、すべて終了。足湯は
東京マラソン名物だけど、下を脱ぐのが面倒だから今回もパス。


湘南マラソンのリベンジも果たして、これで今シーズンのランニング
は終了。この後は徐々に自転車にシフトして行く予定。まだ寒いから、
あと1ヶ月は軽いランで遊ぼうかな♪
結局、去年3月の板橋Cityから数えると、丸1年間でフルマラソン
3本走ったことになる。そろそろ苦手意識も克服できるかな。そう
思えるくらい気持ちいいレースだった。目標にギリギリ届かなかった
タイムはともかく(笑)。グローブさえ落とさなければ。。
最後にスタッフ、関係者、観客の皆さんに、感謝、感謝♪ なお、
今週は計17997字で終了。ブログを書いてる間も笑顔のまま、
それではまた来週。。☆彡
P.S. 今年のスタートの写真を、公式サイトから引用しとこう。
救急搬送者数16人、救護車両出動6台、救護所受付者数
928人、AED装着3件(うち使用2件)。意外と少ないね。

cf. 8年ぶりの東京マラソンEXPO&受付、軽~い感想♪
東京マラソン2018、芸能人・有名人の結果(ネットタイム)のまとめ
東京マラソン2010、冷たい雨との死闘に判定勝ち♪
(計 5095字)
(追記 118字 ; 合計 5213字)
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