無駄死にさせてはいけません!、人も組織も~『BG~身辺警護人~』第8話
感動した。。 「エグッちゃん」・・じゃなくて「エッグちゃん」カラーの
コスチュームを着たキャンギャルに♪ そこか! 白が中心で、黄色
がアクセントね。
エッグちゃんのツイートは大量にあるのに、キャンギャルのツイートは
ほぼゼロだから、私がつぶやいとこう。無駄死にさせてはいけません。
生きてるだろ!
このコが一番可愛くて頑張ってたね♪ 松岡音々でいいのかな?
サスケフーズ会長(伊武雅刀)と沢口(間宮祥太朗)のすぐそばで
笑顔を振りまいてた。ロンバケの頃の山口智子に近いスタイルと
年齢。この細いウエストと脚を保つだけでもプロフェッショナル。
画像は公式動画より。非営利の個人サイトにおける限定的かつ
好意的引用なので、著作権法の許容範囲と考える。キャンギャル系
のモデルの場合、肖像権は本質的に問題とならないはず。実際、
本人ツイッターでも宣伝してた。
☆ ☆ ☆
さて、ここまでスクロールで読み飛ばすと、マニアック・レビューが
無駄死にとなるから、村田(上川隆也)に怒鳴られるはず♪
「無駄死にさせてはいけません!」
もちろん、可愛いコにこだわってるだけではないのだ。ツイートの
上側にある自己PRがポイント。「プラチナム」と書かれてる。まゆ
(菜々緒)や第4話の美人花嫁(山下永夏)と同じ事務所なのだ。
というか、実は6人いたキャンギャルの内、5人がプラチナムだ
(細かっ・・)。
こうなると、偶然とは考えにくい。大手事務所と制作サイド(テレ朝)、
組織同士の固いつながりがあるのだろう。ウチの看板記事(笑)の
1つになってる長寿番組『明石家サンタ』だと、オスカーとフジの間に
組織のつながりが出来てる。人気者のマツコが強引にサンタガール
の仲間入りをしても、すぐ追い出されて夜食担当に回されたほど♪
外部組織とのつながりにせよ、自らの組織内の管理体制にせよ、
固定的な「枠」をキープするには、組織の努力・実力・実績が必要。
逆に枠が壊れそうになると、組織は意識的・無意識的に守ろうとする。
いま話題のメダル量産協会もそう「なのかも知れない」し、中央官庁
もそうなのかも知れない。近隣諸国で急激に友好・和解ムードが
膨らんで来たのも、そういった防衛本能の表れだろうか。。
☆ ☆ ☆
ちなみに官庁の文書「書き換え」疑惑に関する朝日新聞のスクープ
報道(?)は3月2日の朝。テレビ朝日のドラマの脚本に、ギリギリ
間に合ったのかも。井上由美子ではなく、監督・七高剛が脚本を
「ちょっと書き換えた」可能性もある。
指摘してるツイートはちょっとしか無いが、警視庁警護課係長、氷川
(宇梶剛士)は落合(エグッちゃん=江口洋介)にこう語ってた。
「我々が殺したわけじゃない。
村田が犯人に撃たれたのは事実だ。
最後の1行をちょっと書き換えただけだ」。
案外、宇梶のアドリブとか。元・暴走族総長とされてるから、バイクの
2人組に襲われても大丈夫どころか、逆にバイクを引き倒すだろう♪
っていうか、あのバイク、ナンバープレートもそのままで片手に長い
凶器を持ってるのが分かりやす過ぎて笑えた。怪し過ぎるカメラマン
2人組も同様で、井上脚本のドラマの特徴だろう。
その真逆の脚本家が坂元裕二。広く一般大衆に合わせたサービス
を心がけるか、文学・芸術路線の細い道を追求するか、その違いだ。
☆ ☆ ☆
ところで、村田の死亡。私はどうせ病院で助かるんだろうと思ってた
から、冒頭は見ずに洗濯機をいじってた(笑)。テレビの前に戻った
後も、しばらくピンと来なかったほど。
まずは、ファクト・チェック(事実確認)してみよう。第8話の回想シーン
では省略されてたから、第7話でチェックする。
元秘書・植野(萩原聖人)
「せめて謝ってください!」
民事党幹事長・五十嵐(堀内正美)
「謝るのはお前の方だ! 今さらこんな騒ぎを起こして。
死んで詫びろ!」
落合 「先生!」
五十嵐 「どうした。そのために来たんだろ。
お前みたいな恥知らずにできるのは
綺麗に死ぬことぐらいだよ」
村田 「待ってください、先生!
無駄死にをさせてはいけません!」
植野 「謝れ! 謝れ、謝れ!」
(バキューン・・)
激昂した植野が銃を撃ち始めて、島崎(木村拓哉)が撃たれそうに
なった瞬間、守ろうとした村田が撃たれた。これが事実。
☆ ☆ ☆
よって、氷川やメディアはフェイク・ニュース(嘘の報告)を広めてた
ことになる。
氷川 「被害者みずから逆上した被疑者に接触したと
聞いております。誠に遺憾です」
メディア1 「勘違いボディガードの悲劇」
2 「ヒーロー気取りのボディガード 警察の真似事して失敗」
3 「被害者の言動が引き金に」
ただ、この時、レストランの一般客と従業員はみんな外に逃げてた。
よって、利害が対立する少数の当事者たちの証言がぶつかり合う
状況になる。芥川龍之介の名作『藪の中』状態だ。まあ、あれは9年前
にマニアック・ブロガーが真相を究明してるけど♪ 宣伝か!
とにかく、警察やメディアの虚偽、間違いを正すには、新たな証言か、
客観的な証拠が必要になる。今の段階では、高梨(斎藤工)が弁護士
事務所に相談しても良い返事はもらえない。人権派でもダメだろう。
☆ ☆ ☆
そこで、警視庁に出向いて、村田の遺品である携帯とICレコーダー
を受け取ったものの、あの場面の録音ファイルだけ削除されてた。
本体メモリにも、外部メモリにも無い。洋式トイレに流されたのだ♪
そりゃ、『FINAL CUT』の監視カメラ映像だろ!・・っていうのは、
一部読者へのご挨拶だったりする(笑)。ブロガーは、見た番組を
無駄死にさせてはいけないのだ。
軽口はともかく、私はあの場面で内心、「データの復元は?」と
つぶやいてた。ハード(機械)自体を破壊しない限り、削除データを
読み取れる可能性があるのは誰でも知ってるだろう。だからこそ、
企業も役所もPCの処分に苦労するわけだ。
・・・とか思ってツイッターを検索すると、ほんの僅かしかつぶやき
が無い。まだ復元はマイナーなのかね?
私自身は、昔PCのハードディスクがクラッシュした時、1万円程度で
復元できると宣伝する業者にPCを送って、100万円以上の見積もり
を受けて諦めた(笑)。結局、送料しか取られてないし、誠実な内容の
メールも受け取ってるから、さほど責めるつもりはない。
ただ、機械的に壊れた記録メディアからデータを復元するのは大変
なんだな・・と実感できた。さて、あの壊れてないICレコーダーだと、
どうなのか。日ノ出警備保障だと、費用を負担できないということか。。
☆ ☆ ☆
それにしても、考えてみると村田の死は少しも「無駄死に」ではない。
主役を助けたのだから♪
おまけに、あの銃撃で4発中の1発を使わせてるから、その後の逮捕
にも役立ってる。前回説明したように、あれは4発しか撃てないピストル
だからこそ、3発ほど撃った辺りでSPが勢いづいてたのだ。
そもそも、人の死に「無駄」などない。死は、誰にでも訪れる厳粛な
運命であって、無駄も有益もないのだ。受け入れやすい言い方を
選ぶなら、すべての死に意味はある。
ただ、なるべく死なせない。誰かを死なせてしまった人間には責任を
取らせる。そうゆう事だ。
☆ ☆ ☆
ところで、死とは人間だけ、生物だけに起きるものではない。組織
にも「死」の恐れはある。
東京を守る警視庁の職員は4万人。日本を守る警察庁だと30万人。
大部分は警官で、1人の警官が400人ほどの命を守ってるわけだ。
警視庁が揺らぐと、都民1400万人の安全も揺らぐ。そう考えて、
警察が「無駄死に」(?)を避けようと考えてしまうのは自然なこと。
しかし虚偽や不正操作で守ろうとすると、逆に恥ずかしい死に近づく。
結局、より良い「死」を選んで、感心しない死を避ける。立原愛子
(石田ゆり子)の大臣辞職&新証言(?)は、自分の「死」によって、
政治や社会の感心しない死を避けるため。さらにご褒美で、島崎
に抱いてもらって「死ぬ・・」と叫ぶため♪ コラコラ!
そして落合は氷川を銃で死なせて、警視庁組織の恥ずかしい死を
防ぐのだ♪ ないだろ! いや、公式サイトの紹介で「特技は拳銃」
と書いてるし、最後にアピールしてたもんで。何か、正義の一撃が
欲しいのだ。高梨がまゆを「撃つ」とか。ある!(笑)
☆ ☆ ☆
なお、最終章と題した第8話の視聴率は過去最高を更新、16.4%
(ビデオリサーチ、関東地区)。村田は、無駄死にではなかった♪
「さらばボディガード」というテロップは、ドラマが終わるという意味
だろう(笑)。そんだけか! まあ、身辺警護課が閑散としてたから、
警護課の解散ならあるかも。で、数年後に再結成して映画化とか。
目玉焼き味のカップ麺と同様、意表を突くのが売れるポイントだ。
カップ麺の4分をザッキーが腕時計で誤差無し計測する時、お湯を
入れ終わった時から測ったのか、蓋と金属の重しを載せた時から
測ったのかが気になりつつ(笑)、それでは今日はこの辺で。。
あっ! 森友関連の財務省職員が神戸で自殺? 合掌。。☆彡
P.S. 3月12日の朝日新聞・朝刊によると、自殺したと見られる
職員のご遺族は、
「この死を無駄にしないでほしい」
と語ったとのこと。さて、今後どのように受け止めるのか。。
cf.慢心=警護(security)は人間の最大の敵
(『マクベス』第3幕)~『BG~身辺警護人~』第1話
旧靴=窮屈からの自由、オーダーメイドのフットガード~第2話
緊縛かのん、谷底へのバンジージャンプ~第3話
ウェディング・イブ、涙は夜更け過ぎに雪へと・・♪~第4話
捨てるな!、新たなマイウェイへの出発~第5話
安全が一番と言いつつ、危険に向かう人間~第6話
誤差あり!、お互いのズレを埋める謝罪と行動~第7話
他にもあった、大切なもの~最終回
(計 3849字)
(追記 99字 ; 合計 3948字)
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