ゴーギャン名言「芸術は、盗作か革命かいずれかだ」、英語&仏語原文~『コンフィデンスマンJP』第3話
芸術的だった。。 須藤ユキ(馬場ふみか)のタイトミニ&ハイヒール
美脚が♪ そこか! 童顔で巨乳。パトロンがすぐ見つかるのもよく
分かる。おかげで第3話視聴率は9.1%に回復(ビデオリサーチ
調べ、関東地区)。そうゆう理由づけか!
まあ、30過ぎたら太るから気を付けないと(笑)。城ケ崎善三(石黒
賢)のキツイ突っ込み。本気で傷ついた馬場が脚本家の古沢良太
を訴えそう♪ あっ、まだ22歳だった! ほんじゃ余裕か。
ちなみに須藤ユキの絵を担当したのは、イラストレーターの佐藤
玲奈。名前だけで検索すると、須藤ユキ系の元アイドルの写真が
トップに出る♪ ご本人は夫婦そろってイラストレーターみたいで、
夢を叶えた女性たちとして「東京ウーマン」で紹介されてた。心理学
やスピリチュアルに興味があるとのこと。他人も自分も、絵で癒すと。

☆ ☆ ☆
しかし最近の社会的風潮を見てると、近いうちにこういったドラマや
脚本も禁止されそうな気がする。セクハラ、性差別。カッティング
(=リストカット)の扱いも、人命軽視とか配慮不足とか言われそう。
政治や一般社会はともかく、芸術・芸能系にとっては難しい時代だ。
それを考えると、Amazonプライムビデオのバラエティ番組、
『ドキュメンタル』で凄まじい男の下ネタが飛び交ってるとかいう
話は、攻めてるなと感心する。攻め過ぎですぐ消えそうだけど・・
っていうか、あんまし見る気はしないけど♪
高尚な「芸術」の分野だと、表現の自由がかなり大きく認められる。
絵画、彫刻、文学、映画(の一部)。ゴーギャンにも、女性の裸の絵
があるけど、非難どころか高く評価されてる。
下は最高傑作とされる、「我々はどこから来たのか 我々は何者か
我々はどこへ行くのか」。タヒチの生活を独特の色使いとタッチで
幻想的に描いたもので、名古屋ボストン美術館HPより。

問題は、そうした美術より下に位置づけられがちな、サブカルチャー
とか芸能の分野。考えてみると、その分け方自体が曖昧だし、やや
差別的でもある。
政治や宗教の世界も含めて、もう少し寛容になれないものかね・・
と思う、今日この頃。私もそうだけど、多くの人は我慢したり受け
流したりの毎日のはず。それはそれで何とかなるのだ。普通なら。。
☆ ☆ ☆
さて、今回の『コンフィデンスマンJP』美術商編も色々と楽しめた。
仕事疲れでボーッと見ながら笑うのにはピッタリの軽さとテンポで、
台詞やストーリーに適度なヒネリがあるから退屈しない。ダー子
(長澤まさみ)の極端なはじけ方も、もっと評価されてもいいはず。
ただ、マニアック・ブロガーとしてはやっぱり、冒頭の妖しい言葉に
ひき付けられる♪ 今回は誰でも名前は知ってる有名画家だけど、
名言は今まで同様、ビミョーなものだった。

芸術は、盗作であるか、革命であるか、
そのいずれかだ。
ポール・ゴーギャン
☆ ☆ ☆
この格言、細かい表現の違いは別として、ドラマ関連を除外して検索
すると、10ほどのサイトがヒットする。ただ、いつもの事ながら、どこ
にも出典は明記されてない。名前と言葉があるだけだ。
英語で検索すると、直ちに元の言葉の英訳らしきものを発見できた。
ウィキペディアの引用句版、ウィキクォートより。

In art, there are only two types of people:
revolutionaries and plagiarists.
芸術においては、2つのタイプの人々が存在する。
革命家か、盗作家か。
And in the end, doesn't the revolutionary's work
become official, once the State takes it over?
そして結局、革命家の作品は公的なものになるのではないか。
国家がそれを引き受けるなら。
☆ ☆ ☆
英語版ウィキクォートを信頼するなら、元々は1895年4月25日、
フランス語の新聞『Le Soir』(夕べ)で公表された手紙らしい。
ウィキの直接の引用元は、遥か後に出版された本の英訳で、
『The Writings of a Savage』(1990)。
単純なわりに訳し方が難しいタイトルの本だけど、意味的には、
野生・未開の人(特にゴーギャン自身)の著作ということだろう。
出版編集者なら、レヴィ=ストロース『野生の思考』を意識して、
『野生の言葉』とか名付けるところか。
実際には既に1978年に英訳(ハードカバー)が出てるようだ。
下はアマゾンより。

☆ ☆ ☆
この元になってるフランスの原書が、
『Oviri : Ecrits d'un sauvage』(1974)
「Oviri」は「野生」を表すタヒチ語で、その右は英訳本と同じ意味。
つまり、「野生の言葉」。下は1989年に出版された本の表紙で、
アマゾン・フランスより。

残念ながら、原書で何と書いてるのか、フランス語でいくら探しても、
信頼できる情報はほとんど見当たらない。ということは、仏語では
ほとんど注目されてない言葉なのだろう。
一応、仏語らしき文は、美術系サイトに書かれてる。
L'art, c'est soit du plagiat, soit la revolution.
芸術、それは盗作であるか、革命であるか、どちらかだ。
ただ、これは英訳とはかなり違って、日本語の名言もどきを仏訳した
ような言葉だし、原書からの引用かどうかも確認できない。ページ数
どころか書名も書き添えてないので、おそらく不正確だと思う。という
より、単なる独自のゴーギャン解説かも。
☆ ☆ ☆
英訳の名言に戻ると、「国家」という言葉が出てるのは、ゴーギャン
がフランス、ペルー、タヒチと、国を転々とする大変な生活を送った
からだろう。
自分は革命家であって、画期的な作品を描いてるのに、あるいは
それだからこそ、恵まれない生活を送ってる。しっかりした国家が
公認してくれればいいのに・・とまで解釈すると、単純すぎるかも♪
まあでも、当たらずとも遠からずだろう。
現代のネット社会では、国家や権威が認めてくれなくても、価格も
評価も急激に変化する。ダー子のフェルメール(笑)も、本物の
『真珠の耳飾りの少女』とはかけ離れた絵だったけど、ネットの
オークションで数十万円の値段がついてた。
長澤まさみの「耳かき」なら、5万円くらいか。それ以上、「いっぱい
してあげる」のなら、100万円以上かも♪ ダー子が検索しろとか
言ってた、20世紀最高の贋作家メーヘレンの絵は高く売れてた
ようで、英語版ウィキには数十億円レベルの稼ぎとも書かれてる。
そこまで行くと、本物の最高価格に近い。昨年末、クリスティーズ
で落札されたレオナルド・ダビンチのキリスト画「サルバトール・
ムンディ」(救世主)が史上最高で約500億円。
ハオ・ジィラ!(好极了:とても素晴らしい)。
ウォー・ブーシー・ゾングオレン
(我不是中国人:わたしは中国人ではありません)♪
中国語の勉強までしたところで、今日はそろそろこの辺で。。☆彡
cf. confidence man の本当の意味、
「失敗した」信用詐欺師♪~『コンフィデンスマンJP』第1話
セドラチェク「欲望は満たされることを望まない」~第2話
ビリー・ワイルダー監督「映画の8割は脚本」~第4話
マジンガーZ「パイルダー・オン!」の意味と語源~第5話
シュリーマン名言のドイツ語原文を発掘♪~第6話
マザー・テレサ名言「家族を愛しなさい」、英語~第7話
ヘプバーン名言、レヴェンソンの詩でなく言葉(英語)~第8話
ブルーン「スポーツは人格を作り上げるのではない」英語~第9話
ジッド「真実を探しているものを信じよ」仏語と意味~最終回
(計 2959字)
(追記 188字 ; 合計 3147字)
| 固定リンク | 0
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 遠藤周作の小説「影に対して」(26共通テスト国語)全文レビュー・書評 ~ 母と父、私の2つの影とエディプス・コンプレックス(2026.01.18)
- 事実をもとにしたマンガ『塀の中の美容室』、東京拘置所で受刑者の矯正教育プログラムに採用&リハビリ14km(2025.11.21)
- NHK『映像の世紀 バタフライ・エフェクト』昭和の文豪たち、主役は三島由紀夫と国家・天皇&リハビリジョグ(2025.11.19)
- 小説『舟を編む』文庫本、馬締が香具矢に書いたラブレター(恋文)全文に引用された漢詩の意味(夏目漱石、李商隠の作)(2025.08.24)
- 驚きと感動の意味の感嘆詞「うひょっぐ」♪、出典(初出)は小説『舟を編む』(連載時2009年)&がら空きジム2(2025.08.14)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ミラノ・コルティナ冬季五輪2026、開会式の感想、テーマは「アルモニア」(響き合い、ハーモニー)(2026.02.08)
- NHK『明鏡止水』第5回、氷上の押し相撲の物理学、押さない人(中国武術家)が勝つ理由、武術や股関節は不要&11km走(2026.02.04)
- 『魔改造の夜』オフィスチェア・ビーチフラッグスは2チーム全8回失敗!、中国とのマッチレースが見たい♪&リハビリ(2026.01.31)
- 文字の手書きのチカラ・効果、デジタル時代に世界で再評価(NHK『クローズアップ現代』)&お疲れジョグ(2026.01.09)
- 紅白歌合戦2025 〜 特別企画の大物が多過ぎて準備不足で沈黙が目立つけど、生放送だし人間らしくて、いいね♪(2026.01.02)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 「女性タレントに関する、削除済の週刊誌の誤報」についての誤報、ネットリテラシー不足&つなぎラン、好感触(2026.01.17)
- 紅白歌合戦2025 〜 特別企画の大物が多過ぎて準備不足で沈黙が目立つけど、生放送だし人間らしくて、いいね♪(2026.01.02)
- 松岡昌宏、国分太一への熱い友情、「何も説明しない日テレさんはコンプライアンス違反」(週刊新潮)&リハビリジョグ2(2025.12.05)
- 国分太一(元・TOKIO)の文春記事を読んだ感想を一言だけ&やっと1km4分台まで回復(2025.11.28)
- 紅白初登場ニュースで流行(遅れ)の勉強、「今日知る ダメじゃん」♪&右太腿の裏側が痙攣、治らない・・(2025.11.15)


コメント