気温127度で人体実験した英国科学者フォーダイス達(18世紀)&プチ朝ラン
RUN 7km,36分28秒,平均心拍 135
消費エネルギー 325kcal (脂肪 81kcal)
台風が通過して猛暑復活。そこで今日は、背筋が凍るようなコネタ
をトッピングしよう。3倍の気温に挑戦した英国科学者の武勇伝♪
命に関わる危険があるので、良いコも、良いユーチューバーも、
決して真似しないように。
昨日(18年7月31日)の朝日新聞・朝刊コラム「天声人語」に、
こう書いてあった。
・・・2007年に刊行された『自分の体で体験したい 命がけの
科学者列伝』によると、その常識を覆したのは医師や科学者ら
9人の欧州紳士である。18世紀後半、ヒトは何℃まで暑さに
耐えられるのか調べた。試した上限は約127度。室内に7分
とどまることができた。
ちなみに現在、乾燥したサウナ風呂は90度前後みたいだから、
200年前の室温127度は限界へのチャレンジだろう。
☆ ☆ ☆
上が紀伊国屋書店HPの説明。著者はレスリー・デンディ、
メル・ボーリング。
原著は『Guinea Pig Scientists』(モルモット
の科学者たち)。米国アマゾンより。ちなみにモルモットという単語
は最近の日本であまり聞かない気がする。実験用テンジクネズミ
のことだ。「実験台になった科学者たち」と訳すと面白くないし、
訳書のタイトルは商業的に正解かも。下は中身の紹介より。
第1章、焼かれた英国紳士♪ 1770年代にはまだ、温度計は
科学的なオモチャであって、家庭には普及してなかった。人体も
まだ謎だらけ。そこで、もし人がステーキを焼けるほど熱い空気に
さらされたらどうなるか、試してみようと思った科学者たちが登場。
今なら絶対、YouTubeに動画をアップするはず♪
☆ ☆ ☆
中心になったのが、ジョージ・フォーダイス(George Fordyce)
という物理学者&医学者らしいけど、複数の人(or 仲間達)が
関わってる。別の研究書がグーグル・ブックスで公開されてて、
実験の様子を伝えてた。
英国の単位(華氏)で260度とされてるから、日本の単位(摂氏)
に換算すると127度弱まで実験。湿度が低い方が有利だろうと
考えてたらしいけど、この温度の時の湿度は不明(☆追記、別の
書物でdryと明記)。あと、7分という時間は英語の検索だとなかなか
見当たらない。上でも「数分」とされてるだけだ。
とにかく、心拍数は2倍だけど、体温はほとんど上がらなかった
らしい。どこの体温かは不明だけど、口の中か肛門の中(直腸)かも。
表面温度ならたぶん上昇すると思う(自信も実験もない想像♪)。
こうした変人・・じゃなくて挑戦者たち(笑)のおかげで、体温計も
普及していったとされてるけど、ちょっと話が飛躍してるかな♪
まあ、英語の検索は疲れるし、今日はこのくらいに留めとこう。
既に「260度」くらい検索してしまったし(笑)。盛ってるだろ!
☆ ☆ ☆
最後に一言、気温「27度」の朝ランについて♪ 違った。ホントは
25度。ただ、湿度が95%もあったから、大量の汗が蒸発しない
まま流れて、すごく蒸し暑かった。夏の朝はいつもこんな感じだね。
走ると全然爽やかじゃない (^^ゞ。実際、歩いてる人が大半。
それでも、トータルでは1km5分13秒ペース。実は昨夜走って
から、6時間しか経ってなかったから、なかなか健闘かも♪ 心拍
は普段のちょうど2倍くらいだから、室温127度とほぼ同じ負荷。
風速は0.5mで、ほぼ無風だった。ではまた明日。。☆彡
時間 平均心拍 最大
往路(1.2 km) 7分00秒 115 126
LAP1(2.2 km) 11分44秒 132 143
2 10分43秒 141 153
復路(1.4 km) 7分00秒 151 162
計 7km 36分28秒 心拍平均135(75%) 最大162(90%)
(計 1585字)
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コメント
こうした変人・・じゃなくて挑戦者たち(笑)のおかげで、体温計も普及していったとされてるけど,ちょっと話が飛躍してるかな。→ここがこの話のポイントですよね。健康だとこのような状態でも人間の体温は上がらないから、体温が高いとどこかに不具合があるはず、だから体温を測ることは大事。体温計の普及、というストーリですかね。
投稿: gauss | 2018年8月 2日 (木) 00時13分
> gauss さん

こんばんは。心温かい解釈、どうもです。
少しトッピングすると、
体温を測るならば、
(1)平熱なら安心できる
(2)平熱でないなら健康でない(実験結果の広義・対偶)と
分かって対策を取れる。
よって、体温を測ると必ずメリットがある
とかいう感じでしょうか。
まあ、この種の説明は常に、デメリットや総合評価の
問題が残るわけですが♪
むしろ、間接的影響の方が大きいかも知れませんね。
体温への関心が専門家の中で高まって、それが徐々に
周囲の人や器具の改良へと波及していったとか。。
投稿: テンメイ | 2018年8月 2日 (木) 22時46分