アジア競技大会(インドネシア・ジャカルタ)、バスケットボール選手の国外買春と刑法、『日本選手団としての行動規範』など
週末が信州遠征でつぶれるから、早め早めに色々済ませとく必要
がある。ブログも日付け変更直後に更新していこう(なるべく♪)。
時間に追われる中、マニアック・ブロガーがついハマったのが、
アジア競技大会のバスケットボール4選手の買春(かいしゅん)
問題。
インドネシア相場で1人120万ルピア(約9000円とか9090円)
という料金が高過ぎる・・って話じゃなくて、何が根拠で何の罪なのか
という点を調べてると、ズブズブとネットをさまようことになってしまう
(ちなみに日刊スポーツによると、現地の有名店なら3万円とか)。
いつもの事ながら、ある程度以上突っ込んだ内容になると、ネット
の情報は一気にゼロに近づくのだ。逆に言うと、ネットに溢れる
情報のほとんど全ては、かなり表面的なものに過ぎないし、間違い
や不正確なものも多い。
☆ ☆ ☆
まず、日本の刑法・第3条「国民の国外犯」を見わたすと、今回の
事例に適用されそうな規定は見当たらない。強制わいせつとか
強制性交とか、今回とは少し違うものばかり並んでる。第2条も
おそらく無関係。
そもそも国内でも、買春自体を取り締まる法律がないという説明も
ある(弁護士ドットコム)。18歳未満の児童ならば処罰するとか、
あくまで条件・限定つきの取り締まりなのだ。
インドネシアの法・司法制度については、信頼できそうな情報・
サイトがほとんど見当たらないので、とりあえずスルー。弁護士の
岸郁子・法務委員長が「日本と同じく違法の可能性が高い」とだけ
語ってるけど、現地警察からの接触はないそうだし、なぜ日本で
違法と考えるのかも不明。18歳未満だろうと想定してるのか?
(☆朝の追記: 朝日新聞の18年8月21日朝刊によると、
「ジャカルタ特別州の条例で買春などの行為は
禁錮刑または罰金刑に相当するが、現地警察
からの聴取は受けていないという」とのこと。)
インドネシアだと、法という建前と実際の処罰の違いが大きいのは
容易に予想できるから、法律だけ英語で検索してもあまり意味が
ないだろうし、ジャカルタの風俗・歓楽街、「ブロックM」(Blok M)
とかの実情を調べるのも大変だ。
下は公式HP(?)の「girl」紹介。リンクは付けないけど、地名と
街の名を英字でつないでドットコム。お勧めはしないし、あくまで
自己責任で。
☆ ☆ ☆
というわけで、マスメディアの報道が「公式ウェア」と「行動規範」
をポイントに挙げてる理由が分かる。公式ウェアを着たまま歓楽街
で遊んだのがルール違反だと。つまり、とりあえずはあくまで今回
のアジア大会の日本選手団行動規範がポイントなのだ。
ところが、ハッキリ決められてるらしいその行動規範を工夫して検索
しても、なかなか現物(pdfファイルなど)は発見できない。ようやく
昨年末の暫定版らしき「関係資料集/事前調査報告書」なら発掘。
日本代表選手団としての行動規範
第2条(または第2項)「責任ある行動」
競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心がける。
第3条「規律ある行動」
我々は全てに規律ある行動をとらなければならない。
上の条項はデイリースポーツが書いてる次の説明文と合ってる。
“行動規範にある「アジア競技大会への派遣は国費で賄われる。
競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心掛ける」に抵触した”。
ということは、大会まで変更されずに適用されたということか。
☆ ☆ ☆
それにしても、そもそも発覚の発端は何なのかね。朝日新聞の記者
のスクープみたいな書き方もされてるけど、他社だと(いつものように)
スクープ扱いしてない。
Me Too運動その他、最近の時代の雰囲気や一部流行が無ければ
ほとんどスルーされた行動だろうし、相手もお金目当てのプロで、
現地感覚なら普通に仕事しただけのはず。
もちろん私自身は全くその気はないし、誘惑されてもキッパリ断って、
空気が読めない人間扱いされると思う♪ 実際、多少似たケース
なら過去にあった。
法とか倫理・規範とかいうより、まず性病その他の病気や闇トラブル
が怖いし、そんな巨大なリスクをおかしてまでお金で買った女性と
ホテルに行く気は全然しない。ただ、これはあくまで個人的な生き方
の問題だ。
☆ ☆ ☆
永吉佑也(27歳、京都ハンナリーズ)、橋本拓哉(23歳、大阪
エヴェッサ)、佐藤卓磨(23歳、滋賀レイクスターズ)、今村佳太
(22歳、新潟アルビレックス)。Bリーグ4選手が今後どうなるのか、
冷静かつ中立的に見守りたいと思う。
帰国後の謝罪の記者会見は、日テレ『ZERO』で少し見た限りだと、
潔い態度に見えたし、空港でも顔も姿も隠してない。現地ですぐ行為
を認めたのも事後処理として正しかった。もちろん、事前の備えと
行動が一番問題ではあるけど。
あぁ、全然違う話の短い前置きとして書くだけのつもりだったのに、
もう時間が来てしまった。潔く、スパッと終わりにしよう。
ではまた明日。。☆彡
(計 2039字)
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