『題名のない音楽会』参加企画、オーケストラと夢をかなえる音楽会~夢響(オーディション編)
(☆18年10月27日の追記: 本番の記事を新たにアップ。
『題名のない音楽会』参加企画~夢響(本番・前後編) )
☆ ☆ ☆
おめでとう☆ 面白かった~、箱根駅伝予選会♪ そっちか!
いや、土曜の朝10時ごろというのは、普段まったくテレビ見ない
時間帯だから、ついでに日テレも流し見したわけ。
単なる日本の学生大会の予選会なのに、地上波テレビで2時間
も放送。大勢の観客や応援が集まって盛り上がってる。有名校の
トップ選手なら名前も顔も走りもハッキリ紹介されるし、「無名」の
選手も大勢テレビ出演できる。
ある意味、ちょっと羨ましいね。まったく「無名」の一般人ブロガー
&三流アスリートとしては♪
☆ ☆ ☆
その「無名」という特徴を前面に押し出してるのが、『題名のない
音楽会』という題名のある音楽会♪ わかりにくっ! 英語で
「UNTITLED CONCERT」(タイトルの無いコンサート)という
タイトルも付いてる。人文系でよくある、ヒネった言葉遊びだ。
矛盾的に自己言及するアートとしては、シュールレアリズム(超
現実主義)の画家、ルネ・マグリットの絵画「イメージの裏切り」
が有名だ。喫煙用のパイプを描いた下に、「これはパイプでは
ない(Ceci n'est pas une pipe)」と書き添えてる。これ
はやがて、哲学者フーコーの論考にもつながった。
話を『題名のない音楽会』に戻そう。番組名やテレビ局を変えつつ、
54年(!)も続いてる長寿番組だ。国民的アニメ『サザエさん』より
長いのか。1964年というと、まだテレビ放送も始まってない(笑)。
自己矛盾だろ! そうじゃなくて、東京五輪の年に開始されたと。
ただ、私にとっては、「題名しか知らない音楽会」♪ 高校の選択
科目は音楽だし、Y先生と友人Hと一緒に民間の合唱団でハレルヤ
を歌ったこともあるから、別にクラシック音楽が苦手なわけじゃない。
友人Sの家でステレオを聴きながら名曲のレポートを書くのも好き
だったし、ヤマハ音楽教室時代には演奏会の舞台にも立ってる。
それがいつの間にか、すっかりご無沙汰になってしまった。今回、
友人の勧めでこの番組を見たのは、クラシックを思い出すいい機会
かも。美人お嬢様の演奏家も多いし(笑)。そうゆう動機か!
☆ ☆ ☆
で、一番気に入った音楽は出光興産コンサートの合唱『ふるさと』♪
CMの唱歌だろ! 「過去」の曲なのに、「みらい」を奏でる音楽会
とされてる。これもまた、過去と未来の矛盾的対立を弁証法的に
止揚、アウフヘーベンしたものだ。小池百合子のヘーゲル哲学か!
いや、わざわざ曲の記事も書いてて結構読まれてるけど、『故郷』は
不朽の名曲だし、個人的に泣けるのだ。うさぎを追った山の経験も、
小鮒を釣った川の経験もないのに(笑)。昆虫追いし、かの山。小魚
釣りし、かの海。忘れがたき、ふるさと。3週間前にも帰省したばかり。
CMはともかく、番組の「劇場支配人」は石丸幹二。『アルジャーノン
に花束を』の科学者だ・・っていうのは、一部読者へのご挨拶だ♪
古っ! 結構、あちこち顔を出してる有名人だね。芸大卒、劇団四季
を経て独立。単なるタレントじゃない、本物のアーティストだ。その横
にはテレビ朝日アナウンサー、松尾由美子。
ゲストはまずギタリストの村治佳織。久々に見たけど、いつの間にか
40歳の人妻。手の麻痺や病気はもういいのかな。もう一人のゲスト
は、サクソフォン奏者・上野耕平。全く知らなかったけど、若くて可愛い
かも♪ アブナイわ! これまた、私がコンプレックスを感じる芸大。
ちなみにこの2人が選ばれてるのは偶然じゃないと思う。実は共に、
スポンサーの名前が付いた「出光音楽賞」受賞者なのだ。村治が
1994年、上野が2017年。どちらも、メジャー進出を出光に支え
られた形だからこそ、今回の企画にふさわしいわけだ。
☆ ☆ ☆
で、本題のオーディションについて。無名の演奏者がオーケストラ
との共演という夢をかなえる企画、「夢響」(ゆめきょう)の出場者
を募集したのが今年の6月まで。6月後半には全国4会場で審査。
応募者327組。
“審査基準はズバリ!あなたの『熱意』です”なんて建前(笑)が
HPに書かれてるけど、実際の選出ポイントは色々紹介されてた。
要するに、技術の上手さや熱意は当然として、多様性、目新しさと
バランス。インスタ映え・・じゃなくてテレビ映えを配慮したわけか。
楽器、性別、年齢を考えつつ。
東京会場はテレビ朝日で、147組参加、4名通過。倍率37倍だ。
各会場での通過者人数はあらかじめ決めてなかったのか、HP
には記載がない。
通過者の名前などを、このブログにどこまで書くかはビミョーな
判断だけど、大人については苗字と年齢、子どもについては下の
名前と年齢・学年だけにしとこう。募集ページを見ても、個人情報
の取り扱いについての規約は大まかに書かれてるだけなのだ。
で、東京の合格者4人。まず、ピアノの萌夏(もか)さん、17歳
(高3)。音量・表情・身振りも豊か、実家も豊かそう♪ 審査員の
尺八奏者・藤原道三が直接電話で合格を知らせた時、家でパパ
が泣いてる様子が映ってたのだ。恵まれた家庭環境だね。
続いて、ピアノの茉央ちゃん、8歳(小3)。称賛すべき超絶技巧♪
ダジャレか! さらに、草笛(!)の飯島さん、42歳・女性。そして、
オカリナで『故郷』を演奏して、村治佳織も聞き入ってしまった葛貫
さん、56歳、スーパーのおばちゃん・・じゃなくて女性♪ お店の
仲間たちの様子が興味深かった・・とだけ書いとこう。
☆ ☆ ☆
続いて、兵庫会場。兵庫県立芸術文化センター。大阪と神戸の間
に位置する西宮市で、69組から2組選出。倍率35倍!
審査員長の上野耕平がガラ携で自ら電話。まず、声楽の白樫さん、
64歳・女性。30年もの間、人前で歌わずにレッスンした、自称
「おばあちゃん」。
もう1人は、バズーカ砲愛(笑)・・じゃなくてファゴット愛が溢れる
拓也くん、16歳・高2。低くて味わい深い音を出す、オーボエに
似た高価な木管楽器。英語だとbassoon(バスーン)、
うつす角度によってバズーカに見えるとネットで好評♪ ファゴット
は独語やイタリア語の発音。
美しい音色を多くの人に聴いてもらいたいとか熱弁する様子に、
上野は若いのにエライ!と感心してた。頭も家庭も良さそうで、
いいね。ソファーベッドも柔らかそうで♪
☆ ☆ ☆
さらに北海道では、札幌市生涯学習センター・ちえりあで20組が
挑戦。ピアニストの反田恭平が選んだのはただ一人、声楽の
隼大(はやと)くん、9歳・小4。自然な歌い方で、顔も可愛いね♪
最後に福岡。福岡市男女共同参画センターに26組が参加、3組
通過。倍率は9倍で、なぜか低めだ。
上野が電話したのは、サクソフォン、悟史くん、19歳・大学1年。
指揮&サックスの父子・武富さん、郁弥(ふみや)くん(46歳、16歳・
高2)。そして何と、ダンボール箱奏者(!)の廉太郎くん、14歳・中3。
全体で男女5組ずつになったのは性別バランスへの配慮か。応募者
より参加者の合計が少ないのは、書類選考と辞退があったからかも。
ともあれ、来週はいよいよ東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
との共演。乞うご期待。。☆彡
(計 2892字)
(追記57字 ; 合計2949字)
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