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参列者の心に沁みた仏教・維摩経の法話(☆うろ覚え、未確認の日記)

これから書く法話は、私の記憶の再現だけど、メモ・録画・録音の

類はなく、うろ覚えの未確認の内容だ。大乗仏教の中の変則的な

話のようだけど、ネットで軽く調べた限りでは、多少、仏教学的に

不正確な感じもある。

 

失礼ながら、その点をやや遠回しにご住職にたずねてみると、

「ネットは間違いだらけです。長いお経の一つの挿話なので」と

いった感じの自信ありげな応答だった。解釈の違いの問題でも

ないとの事。

 

それでもう、「私が見たのは、お寺も含めて数十のサイトなんです

けど・・」とは言わず、ありがとうございましたとだけ伝えた。法話

への感謝と、素人の質問への応答に対する感謝と。

 

いずれにせよ、会葬者みんなが感動・感心したのは、学問とか

宗教的な正確さとはズレた部分だと思う。要するに大きな文脈的

には、故人の生前の生活を褒め称えてくれてるのだ。身近で

個人的な最近のエピソードを添えつつ。

 

聞いたこともない意外なタイプのお話で、分かりやすいし心が

こもってるから、ウケが良かったんだろう。俗世間で苦悩しながら

生きる普通の人々への応援歌として。。

 

 

      ☆       ☆       ☆

 私は故人とは、年に2回くらいお会いしてました。お盆と正月と。

 私がお宅にうかがうと、いつもお茶を出したりお菓子を出したり、

 もてなしてくれました。

 

 ただ、今年の1月にうかがった時はもう、しんどい、しんどいと

 言っててね。立ち上がるのも大変な状況。それでも必死に、

 あれこれ私にしてくれてたんです。1月だから、つい先日のこと

 ですよね。

 

 さて、仏教には維摩(ゆいま)経というお経があります。仏教では

 いろんな如来様がいて、如来ごとに違う世界を持ってるんですね。

 この如来ならこの世界、あの如来ならあの世界とか。

 

 香積(こうじゃく、こうしゃく)如来の世界では、大勢の菩薩さまが

 修行していました。ある時、如来さまが世界の窓みたいなものを

 開くと、小さな窓を通して別の世界が見えたのです。

 

 向こう側は穢土(えど)といって、苦しみや悩みに満ちた世界。

 大体、この世の中でも、がっかりするような事が多いですよね。

 相手に10、良い事をしても、2つか3つしか返って来ないとか。

 生きてると、辛いこと、残念なことばかりあるものです。

 

 そうした世界を窓からのぞいた菩薩たちに、如来さまがたずね

 ました。今いる美しい世界、浄土で修行したいか、それとも

 あちらの苦悩に満ちた世界、穢土で修行したいか。

 

 すると、菩薩さまはみんな、あちらに行きたいと言いました。苦悩

 に満ち溢れた世界での修行は、清らかな世界での修行の何万倍

 もの価値があるからです。

 

 つまり、故人も長い間、苦痛の中で修行を積まれて来たことに

 なります。ですから、ご年齢の何万倍もの価値のある修行を

 おさめたわけで、立派な仏様になられたのだと思います。

 本当に見事な大往生でした。。

 

 

      ☆       ☆       ☆

差し当たりは全く余裕ないけど、いずれもし間違いがハッキリ

したら、訂正したり別記事で補ったりする予定。

 

なお、今週は非常時だったので、合計10970字で終了。

まあでも、通常の3倍の修行にはなったと思う♪ 来週も再来週も

引き続き、非常時モードが継続。ではまた。。☆彡

 

          (計 1306字)

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