失ったものを受け入れて生きていく~『インハンド』第3話
素晴らしかった。。 Panacean Beauty(パナシアン・ビューティー)の女子社員の制服とスカーフが♪ フェチか! 美人も多かったね。小松りえ(梶原ひかり?)もいいけど、その後ろに従って歩いてた女性は身長も高かった(細かっ・・)。
いや、あそこはちょっと分かりにくかったけど、1つのポイントだったのだ。美魔女CEO・瀬見まき子(観月ありさ)が若返り輸血の失敗で、認知症みたいなクロイツフェルト・ヤコブ病を発症。話しかけて来た幹部社員の名前を思い出せなかったから、先にネームプレートを見て応答してた。岡本伸吾の演出と、吉田康弘の脚本。ちょっと細かすぎて伝わらなかったかも♪
ちなみに洗練されたデザインの本社は、急成長中のバイオ医薬品会社Pepti Dream(ペプチドリーム)でのロケ撮影。ペプチド(アミノ酸化合物でたんぱく質の成分)開発のドリーム(夢)って意味ね。これが首都圏(神奈川県川崎市)の研究所か。東京大学発の勝ち組企業。今後にも注目しとこう。発煙筒の火事騒動とか♪ ドラマだろ! 他に、結婚式場のアートグレイス大宮璃宮も使用。連休明けにはフェイスブックで報告があるかも。
☆ ☆ ☆
話をドラマの1シーンに戻そう。見方を変えると、まき子はまだネームプレートがすぐ読めるんだから、目はいいらしい。先に視力が衰えれば、容姿なんてあんまし気にならなくなると思うけどね(多分)。あるいは逆に、視界がAR(拡張現実)やVR(仮想現実)になってしまえば、本物の外見の価値は下がる。
ある意味、同じ戦略として、個体の身体的な死よりも、精神とか種の保存とか重視するようになれば、いわゆる不老不死なんて望むこともなくなる。私の脳の中身だけAIに移し替えてデジタル保存、あとは、人間という種族を保存できればOK。
いや、日経新聞HPのベニクラゲの記事を読んでたら、そんな所まで話が広がってたもんで。1年前にまだ24歳の若さを誇示してた鬼頭めぐみ記者の署名記事。視野が広くて、いいね。男性上司がひそかに執筆を手助けして、恩を売って見返りを要求すると(笑)。コラコラ! Me Tooパワハラか!
ま、世界中に溢れてることだと思うけど。文章というものは色々と怪しいのだ(このブログを除く・・笑)。紐倉(山下智久)&高家(濱田岳)の捏造論文とか♪
☆ ☆ ☆
という訳で、男性マニアックブロガーにとって、『インハンド』第3話のメインは制服だ♪ 違うわ! そうじゃなくて、美魔女が高家の前で組み替えて目線を呼び込んでた美脚でもなくて、あの英語論文なのだ。
タイトル(論文の題名)だけでも挫けそうな英語だけど、要旨(アブストラクト)全体を引用して翻訳してみよう。ま、ほとんどテロップで訳してあったりする(笑)。参考にはしたけど、あくまで私の直訳に近い日本語訳。
Takaie Institute of Parasitology
高家寄生虫学研究所
Spirometra erinaceieuropaei and its effect on host longevity
マンソン裂頭条虫と、その宿主の長寿に対する効果
Abstract
要旨
A growth hormone-like factor secreted from a tape worm Spirometra erinaceieuropaei has effect of promoting growth of infected host.
マンソン裂頭条虫から分泌された成長ホルモン的な因子は、感染された宿主の成長を促進させる効果を持つ。
In this study, we examined longevity of mice infected with Spirometra erinaceieuropaei.
この研究において、我々はマンソン裂頭条虫に感染したマウスの長寿を調べた。
The lifespan of tape worm-infected mice was expanded by approximately 13% compared to control.
条虫に感染したマウスの寿命は、比較対照群に対して、約13%伸びた。
The expression level of SIRT1,one of the sirtuin genes regulating longevity,was increased by approximately 30%.
長寿に関わるサーチュイン遺伝子の一つである、SIRT1の発現のレベルも、約30%上昇した。
画像の左が普通のマウスで、右が感染したマウス。明らかに右の方が、青色や黄色が少ない。同じマウス1匹ずつの時間的変化なのか、あるいは3匹ずつの様子なのか不明だけど、おそらくこれが、老化の遅れの証拠とされてるんだろう。どうせ、無名の関係ない論文からのパクリ(剽窃)だ♪
案外、本当にネット上にあったりして(笑)。コラコラ。原作医療監修・ヨシザワアキラ。寄生虫監修・嘉糠洋陸・春木宏介。医療監修・林宗博。総合科学監修コーディネート・長谷部喜八の誰かが、学生にバイトで書かせたと♪ コラッ!
☆ ☆ ☆
そんなものより、終盤の紐倉の大演説? あれも京都大学白眉センター・林眞理の言葉の受け売りだと思うけど♪
「不老不死は、生命科学の到達点なんかじゃない。大昔から生物は、様々な環境の変化に対応しながら種を進化させて来た。不老不死になったら、進化は止まり、次の環境の変化に対応できずに絶滅する。つまり、生物は死を必要としているんだ。
老いることは自然なことだし、死を迎えることも自然なことだ。それにあらがうことは科学じゃない。そんな事もわかんなくなっちゃったの? まき子先生。みき子さんのためですか?」
私がまき子なら「不老不死で進化する方がいいわよ」と反論するかも♪ で、美青年に「黙れ、愚か者!」と言わせてあげると(笑)。
☆ ☆ ☆
実際、「失ったものを受け入れて、それでも生きていくしかない」という山Pのセリフは興味深い。「失ったことを受け入れて」じゃなくて、「失ったものを受け入れて」と言ってる。しかもその直後、義手が動く様子がカメラで写されてた。
つまり、失った右手を諦めるのでなく、義手を新たに受け入れて生きていくわけだ。それなら、失った若さを諦めず、若者の血漿の輸血で、成長差別化因子GDF11(Growth Differentiation Factor)を受け入れるのもアリかも。
あるいは、テロメラーゼ治療を受け入れて、テロメア(染色体の末端)の短縮や細胞分裂の終了を防ぐことで若さを保つとか♪ 下はGDF11をもたらす遺伝子の位置。英語版ウィキペディアより。
ちなみに、「コラーゲンは口から食べても胃で分解されてアミノ酸として吸収されるだけだって説もある」し、「大豆イソフラボンのサプリは摂取したところでホルモンバランスが特別改善されるとは限らない。女性特有のガンのリスクを高める可能性もある」とのこと。サプリ会社から抗議されたら、「このドラマはフィクションです」ってことで(笑)
いずれにせよ、事実は一つ。世界は全体的には、若さや長寿を求めてる。アンチエイジング(抗老化)の研究開発競争も熾烈。高価な化粧品も大人気。白髪を染めるのを止めてそのまま見せてる元フジテレビの女子アナ、近藤サトは例外なのだ。男性でも美容外科でシミ取りする時代とかいうお話。ウェルナー症候群の患者も、忘れるのではなく、治療で早老症を止めたい。。
☆ ☆ ☆
なお、朝日新聞・夕刊(19年4月27日)のドラマ担当記者座談会で、『インハンド』はおすすめ第1位にランクされた♪ 福山雅治『集団左遷!!』、古田新太『俺のスカート、どこ行った?』と同点とはいえ、美青年ドラマが1位になったのは珍しいというか、初めてのような気もする。菜々緒も含めた3人のキャラと掛け合いが評価されてた。
個人的にはこのドラマ、髪型や服装、メイクのおかげもあるのか、美青年のビジュアルがいいと思う。エッ、いつもいい? ハイハイ♪ なお、今週は計15691字で終了。制限字数をオーバーしてしまったけど、文章を削除するヒマも無いからこのまま行こう。ではまた来週。。☆彡
cf. 明るい未来は僕たちの手の中に~『インハンド』第1話
右腕=助手で泣いて、笑って・・~『インハンド』第5話
(計 3336字)
(追記26字;合計3362字)
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