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所沢ダイオキシン騒動の産廃処理業者、里山の自然と共に復活~NHK『逆転人生』石坂典子・女社長

Googleで「所沢 ダイオキシン」と入力すると、それに続く検索候補に「ニュースステーション」と出る。令和元年の今となっては、ずいぶん懐かしい響きのあるテレビ番組。NHKでは、騒動の発端となった同業者の番組名までは出さずに、一言触れるのみ。業界の慣習と常識的な配慮ということか。

     

試しにウィキペディアにアクセスすると、久米宏、小宮悦子なんていう古い名前(失礼♪)と共に、所沢ダイオキシン問題の説明も出て来る。まだ日本でインターネットが流行り始めたばかりの20年前の騒動にしては、わりと詳しくまとめられてるけど、やっぱり分からない点が色々残る。

   

・・・とかいう話の前に、まず昨夜のテレビ番組まで戻ってみよう。NHK『逆転人生』。司会の山里亮太が、蒼井優との結婚を発表した直後の収録だったようで、番組冒頭に個人的「逆転」をイジられてた♪ 最近、月曜の仕事が長引くから、やっと一息つく22時ごろにテレビをつけると、自然とこの番組を流し見することになるのだ。

  

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     ☆       ☆       ☆

かなりバラエティ色の強いドラマチックな情報番組だから、あらすじを書いてみよう。7月1日放送のサブタイトルは、「ヤマユリ咲き誇るゴミ処理場」。所沢ダイオキシン問題や環境意識の高まりの中で、産廃業者に対する抗議が強まってた頃、社長の娘の石坂典子さんが自ら跡継ぎに。

  

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社員からは反発、辞表続き。夫からは離婚届。逆境の中、若き女社長は敷地のある辺りの里山に目を向ける。歴史を調べ、不法投棄を片付け、豊かな自然の回復に努める内に、反対派住民とも和解。みんなで里山保全に取り組む一方、会社は廃棄物のリサイクルに軸足を移して成功。今では騒動前を上回る企業へとV字回復。周囲にはヤマユリが咲き、ホタルが飛び交ってる。。

   

地味で暗めの内容だけど、私はグイグイと番組に引き込まれた。社長がちょっと美魔女系なのだ(笑)。そこか! いや、番組の演出でわざと地味な服装と髪型にしてるのに、華やかさがある。これは重要なことなのだ。

  

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日立のビジネスコラムによると、1972年生まれで、社長になったのは2002年、30歳の頃らしい。それから17年経って47歳くらいになっても美魔女ということは、当時はフツーにアラサー美女。反発よりも好感の方が大きかっただろうと想像する。

      

実際、ここ数年で3冊出してる著書も、顔写真を強調してた。『絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!』『産廃業者の娘、逆転を語る』『未来教室』。

   

  

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・・というか、既に華やかに活躍してる有名人なわけね。ウルウルして損した気分♪ 『ニュースステーション』その他の偏向報道(?)のせいで大逆境に追い込まれたのに、よく頑張ったなぁ、いいね・・と思ってたけど、ネットで調べるとバリバリのビジネスウーマンとして自己主張もしてるから、逆境に耐える一輪の花のイメージが大幅に変わってしまった。

    

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上は会社HP。「石坂典子講演会」の文字がセレブみたいに大きいし、開催イベントやメディア掲載の紹介も詳しい。そもそもサイトのデザイン自体がかなり新しいタイプで、「SDGs」(持続可能な開発目標)キャンペーンとかメジャーな世界企業のノリになってる。

    

逆に言うと、NHKの番組作りは地味で健気なイメージを醸し出してて、ゴミ業者の逆転を演出する上では上手かったわけだ。私は半ば、「テレビドラマ」の脚本と演出に釣られてしまったのかも♪

   

一番気になってたのは、会社に対する訴訟がどうなったのかということだけど、会社HPの「挑戦の道のり」を読んでも、ウィキ(ニュースステーション、石坂産業)を見ても、どう決着したのか分からない。ちなみにウィキが書いてる訴訟は、農家側からテレビ朝日などへのものだから、ゴミ処理場とは別の話。ダイオキシンの濃度や基準値の話もハッキリしないまま。。

   

   

     ☆       ☆       ☆

ところで私は、ゴミ問題への関心を子どもの頃からずっと持ってる。田舎の小学生時代、道路脇に捨てられてるゴミを1人で拾い集めてたほど。ただ、なまじ計算が得意だったので、この作業を一生やってもほとんど日本の道路美化に貢献できないなと悟って、すぐ止めてしまった♪

  

それでも普段から、ゴミ収集車や作業員の様子はしっかり見てる。昔ながらの地味な収集車で、作業服に身を包んだまま走り回ってる姿には、素直に頭が下がるのだ。臭いや汚れは大丈夫なのか、心配になるほど。試しにアルバイトでも体験してみようかな。涼しい季節に数時間だけ♪ お遊び気分か!

  

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番組でも話題になってた東京湾の埋め立てというものを検索してみると、ほとんどは新海面処理場という施設で行われてるらしい。というか、今でも埋め立てをやってること自体、ちょっと意外だった。まあ、埋め立て前の処理や減量が、昔よりは進化してるんだろうと想像する。上は東京都港湾局HPより

  

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なるほど、お台場やレインボーブリッジから、少し南東側に位置してるわけか。私は何十回もお台場や湾岸に行ってるのに、埋め立て地なんて見たことないけどな・・と不思議に思ってたのだ。最近流行りの「可視化」「見える化」の真逆で、「不可視化」「見えない化」してるのか。せめて、理解くらいはきっちりしとこう。ありがたいというか、今後が気がかりというか。

   

小市民としてはとりあえず、ゴミの分別とリサイクルくらいは真面目に続けよう。個人的には、近所にゴミ処理施設の建設計画が浮上しても、全く反対するつもりはない・・という話を昔、友人Hとしたのを思い出した。まあ、何か補償みたいなものはちょっと欲しいけど♪ ではまた明日。。☆彡

   

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