散歩理論+山登り、婚活アプリという祝祭~『まだ結婚できない男』第2話
う~ん、やっぱり素晴らしいね☆ カフェ「BROWN CLOVER」の店員・留美役、美音ちゃん♪ そこか! 早くも出番が倍増、桑野(阿部寛)との距離も接近。エチオピアのコーヒーがイルガチェフ産かどうかなんてマニアックな質問にも即答してた。

ちょっと成長が早すぎるなと思ったら、スピンオフ動画のチェインストーリー♯2.5で背景を説明。実は閉店後、有希江(稲森いずみ)と一緒に銘柄当ての特訓をしてるらしい。下は、前回、桑野にブルボンサントスとか難しい質問されたのを思い出して、バカにされたとか悔しがってる様子。回想を振り払う右手が早過ぎて、静止画に映ってない(笑)。カンフーか!

次回、新メニューとして、奈良漬け入り卵サンドが登場するのを期待しよう♪ ジェンガ・パンケーキは、一切れも抜き取れなくてゲームにならないから、ボツ!(笑)
☆ ☆ ☆
さて、ほのぼのネタに続いては、大人ネタをちょっとだけ。脚本・尾崎将也と演出・三宅喜重がかなり狙って作ってるのは明らかだ。例えば冒頭、まどか(吉田羊)と桑野の静かなバトル・シーン♪ 単なるケンカではなく、「夫婦」ゲンカになってた。
まず、桑野の美味しそうなバナナにまどかが喜んでキス。奥でアシスタントの香織(小野寺ずる)が羨ましそうに見つめてる♪

その後、桑野が帰る際、「陳」(チン)という看板が大きく映される。

事務所にカメラが戻ると、まどかが陶酔した表情で「チーン」と音を鳴らしてて、字幕にも出てるのだ。このドラマの字幕は、実際の音声や映像とちょっと違うから、おそらく脚本に「チーン」という音が書かれてるんだと思う。

これが単なる考え過ぎじゃないことは、つい先日の『月曜から夜ふかし』で紹介された「指輪を表すインドネシア語」の話からも想像できるし(答はこちら♪)、『まだ結婚できない男』のタイトルバックの印象的カットを見ても分かる。なぜ桑野は、「ハンモック」に包まれて気持ちよさそうにしてるのか?

「結婚」その他、ハンモックの象徴的な意味については、日本大百科全書の解説が参考になるのでお勧めしとこう。古くから、単なる寝具ではなく、特殊な含蓄を持ってたようだ。
そう考えると、なぜ桑野があれほど「コーヒー豆」にこだわるのかも分かって来る。色んなコーヒー豆の違いを知った上で、ただ1つのコーヒー豆、最高のハンモックを選んで安らぐ。そのための現代的な道具こそ、婚活アプリ。
☆ ☆ ☆
アプリの話の前に、まどかの散歩理論と山登りについて考えてみよう。弁護士にせよ、建築士にせよ、難しい資格と能力がハッキリ要求されてて、1つの山の頂上を目指してひたすら頑張るような努力が必要になる。
ところが結婚はちょっと違ってる。上の辺りを目指す大変な道のりという点では山登りと同じ。でも、頂上は決まってないし、1つとも限らない(離婚、再婚、内縁、etc)。結婚には、山登りと共に、散歩の要素も入ってるのだ。ナビも地図も予定もなしに、ぶらぶら気楽に歩いてる内に、綺麗な花や素敵な場所と巡り合えたりする。特に1つのものが気に入れば、それを特別扱いで大切にすればいい。
頭が固くて偏屈な桑野には、散歩理論は努力しないための言い訳に聞こえたようだけど、散歩をあちこちで続けるのも持久力が必要だし、偶然出会った価値あるものを逃さない偶然発見力(セレンディピティ)も試される。
☆ ☆ ☆
こうして、婚活アプリというものの意味が分かって来る。簡単にまとめると、山登り+散歩+お祭り(ハロウィーン)なのだ。電脳空間は経由するけど、ゲームというよりリアルライフに近い。利用者の現実に強く縛られるし、リセットや再スタートも簡単ではない。
表面的には「マッチングアプリ」という名前の方が好まれてるようだけど、結婚とか交際というゴールを目指して独身の男女が頑張るのだから、山登り的な婚活なのは確か。おまけに、運営会社がハッキリ1つ存在して、全体の情報を一元的にコントロールしてるから、中央集権的で山型のピラミッド構造。
ただ、スマホの小さくて可愛い画面を指で気軽にいじって、色んな人と知り合う作業が基本だから、散歩のようでもある。複数のアプリを使ったりすれば、今回のヨガ女性みたいな二股も可能だし、三股以上もあり。だから、大勢の人間がもつれ合う形だから、並列分散的な構造でもある。
そして、たまに運良く気が合う相手が見つかったら、実際に会う約束をする。ワクワク、ドキドキ♪ お化けも出るし(笑)、美味しい食べ物も付き物だし、ドッと疲れる点を考えても、ハロウィンなのだ。もちろん、お化けは自分自身かも。下の画像の桑野とか、完全にハロウィンのお化けの飾りと一体化してる。美術スタッフさん、グッジョブ!

桑野の場合、ヒルトン東京ベイの吹き抜けのラウンジ・オーで約束して、最初に近づいて来た女性(岡本美樹)はハズレだったから、目印の本、フランクル『夜と霧』旧版(みすず書房)はあわてて隠してた♪ 次のニット・ワンピースのボディコン女性と豊満な美魔女(樫森あ実&有馬ゆみこ?)は当たりだと思ったのに、どちらも桑野の横を素通りして他の男性のもとへ(笑)

ちなみにあの『夜と霧』という有名な本。原題と全く違うタイトルは、暗闇の中で存在を消し去る(連れ去る)命令のこと。著者が、悪名高きナチス・ドイツの強制収容所に無理やり収容されて解放される話だから、直後の桑野のアクシデントを示すフラッグ(旗印)として機能してた。冤罪で警察に連行された桑野を解放したのは、米軍とか連合国軍ではなく、弁護士のまどか。

警察は法律の専門家に弱いのだ・・っていうか、そもそも逮捕状とか捜査令状もなしにいきなり身柄拘束するのは変だけど♪ まあ、アレもハロウィーンの怖~いお化けってことで。案外、結婚生活というものも強制収容所の生活にちょっと似てるかも(笑)
☆ ☆ ☆
話を戻して、マッチングアプリ。私は流行り始めに数回、試そうとしたけど、個人情報の登録の前にすぐ撤退。今回、久々にチャレンジしてみた。
AppleのApp storeで一番人気だったPairs(ペアーズ)。「恋活」ね、なるほど。月9の『恋仲』みたいなネーミング♪ 何と、1000万人突破?! ドラマの視聴者数より多いかも。ほとんどのアプリが、若くて可愛い女性の写真を前面に出してるってことは、やっぱり男性がメインのお客様か。有料会員、1ヶ月4100円(税込)。オプション料はまた別。

メールアドレスを入力して、届いたメールに記載された6ケタのコード番号を入力して登録開始。一番最初から、「私は18歳以上で独身です」と告知。法的、倫理的な問題が生じるのを防止してた。性別は男と女のみ。インターネット異性紹介事業として認可されてるから、同性愛者やLGBTは他のアプリを使うのかな。

この後、生年月日を入力(後で変更することはできない)する所で撤退♪ 前もそうだった気がする。ただ、途中の利用規約はじっくり確認できた。要するに、非常に厳しいのだ。建前上は(笑)。もちろん、ほとんどの人はそんな規約なんかスルーして、無数の相手の写真や収入に注目してるはず。
☆ ☆ ☆

桑野のアプリ「MATCHING HEART」(マッチング・ハート)の場合、年収と身長の高さに釣られて、直ちに23件のメッセージが到着。フリーターのすぐ下に「ブリーダー」がいるのが笑える。このayakaって女の子、ペットショップの店員だったりして♪ ちなみにコンビニの外国人女性は山本ロザで、下町育ちのマレーシア人とかいう噂。
桑野はどうもスタイルの良さに目が行くようで、ヨガインストラクターのYukinoを選択。結局、二股かけられて、会う約束をキャンセルされて、最後は結婚するとかいう相手に短いメッセージ。「あばよ」♪ 古っ! そうじゃなくて、「どうかお幸せに」。
送信ボタンをタップする前の一瞬の間(ま)が切ない。押した後、メッセージ画面を見つめるバーカウンターには、オレンジ色のカボチャ型のライト。男のシンデレラを乗せた一夜限りの馬車は、カボチャに戻ったのであった。お別れの前、スマホを見る桑野の横で、空騒ぎするハロウィーン軍団が遠ざかっていく姿が物悲しい。。

☆ ☆ ☆
ところが、通販マゴコロショップで買って三毛猫運輸に届けてもらった本格派のゾンビの仮装のおかげか、隣の謎の女性・早紀(深川麻衣)が「売れ残りの冴えない犬」を買ってくれたらしい。元の値段の6分の1まで値下げしたおかげで。王女様が、パッとしないシンデレラ男を見つけ出してくれたと。
次回は身分違いの『フライデー』騒動♪ 小市民ブロガーはそんな事より、あの高級マンションの家賃が気になるのであった。広くてキレイだけど、防音性能が低いから安いのかも(笑)。それでは今日はこの辺で。。☆彡
cf.BROWN CLOVER、残りの半生を美しく~『まだ結婚できない男』第1話
purete(ピュルテ)、純粋なバナナ、純潔のドンサック~最終回
(計 3633字)
(追記32字 ; 合計3665字)
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