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2時間で解いた詰将棋(11手詰め、上級、朝日新聞be)、アプリだと30秒♪

しばらく将棋記事を書いてないな・・と思って、ブログ内検索をかけてみると、丸7ヶ月も間が空いてた。いくら「隠れ」将棋ファンといっても、そろそろ1本書いてもいいはず。

   

というか、詰将棋1題に2時間もかかってしまったから、せめてブログ記事にしないと気が収まらないのだ♪ 年末でバタバタする中、土曜日にちょっと気が緩んで上級の詰将棋を解き始めたら、ズブズブにハマってしまった (^^ゞ 大失敗。。

    

    

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朝日新聞・朝刊、2019年12月14日の別刷beに掲載されてた詰将棋は上図の通り。先手の持ち駒は、金・金・銀・歩の4枚。出題者は豊川孝弘七段、上級・11手詰め。盤面は、無料アプリ「ただの将棋盤」を使用。

    

パッと見て、1二金か、1二銀か、1二歩のはず。2二銀とか2一金だと、金で取られるだけで、相手の守りが堅くなるだけ。同様に、3三馬のタダ捨てもあり得ない。

   

で、1二金か、1二銀だと、持ち駒というか、攻め駒が足りないのは明らかだ。盤上には、馬が1枚あるだけだから、技の使いようもない。

   

   

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というわけで、1二歩の筋を考えることになる。1二歩に対して、相手が同玉なら、1三銀、2一玉、1一金、3一玉、2二銀成、同玉、2一金とかの変化で詰み。(解答では1一金の代わりに1二金としてた。)

  

一方、1二歩に対して、相手が2一玉なら、1一金で詰む。その後は例えば、3一玉、2二銀、同玉、2一金までとか。

  

したがって、1二歩に対する最強の応手は、2二玉になる。

   

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上の局面は、変化がそこそこ多くて、頭の中だけで読み通すのは大変。もちろん、将棋盤とかアプリを使って駒を動かすのは、解き方として邪道だ♪ 上図は単に、ブログ記事だから挿入しただけ。解く時は、頭の中だけで考えるのが、詰将棋という頭脳スポーツの醍醐味(と私は思ってる)。

   

で、私の第一感は、1一銀。すると、3一玉と逃げられて、どうしても駒が足りない。

  

次に、第二候補の1三銀を考えてみたけど、3一玉と逃げられて、いくら考えても詰まない。仕方ないから、2三銀とか2三金、あるいは2一金とか3一銀も考えてみたけど、ダメなのだ。3三銀や3三金は、わざわざ馬が効いてる筋を自分で消してしまうから、あり得ない。

    

    

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という訳で、延々と思考が堂々巡りし始めた。答はすぐ右のページにあるんだけど、朝日新聞社に電話で抗議しようかと思ったほど♪ クレーマーか!

  

実は数年前、難易度5の難しい「絵むすび」がどうしても解けなくて、電話してしまったことがある (^^ゞ 場合分けが多過ぎて、本来なら正解となる場合分けで間違えて「ダメ」としてたのだ。

   

その時は、返事が保留になってた1時間ほどの間に自分で解いて、すぐ謝罪の電話をかけるハメになった。「申し訳ありません。解けました」(笑)。自分の非を認める誠実な態度で、いいね♪ 恥ずかしい思い出だから、いい反省材料になった。

    

  

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とにかく、新聞の答を見るのはシャクにさわるから、試しに詰将棋解答アプリを使ってみた。いや、別に答が欲しいんじゃなくて、アプリだと何秒で解くのか、気分転換で調べたわけ。

  

以前、天才・藤井聡太の詰将棋を解く時に使って以来のことで、今年3月にパソコンのOSを再インストールするハメになったから、セッティングし直す必要がある。「将棋所」というアプリに、「脊尾詰(せおつめ)」というエンジン(詰将棋解決プログラム)を組み込むのだ。共にフリーソフト。やり方を忘れてたけど、PC内に保存してた情報だけで何とかなった。

   

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うっかり答を見ないように、他のウィンドウを開いて隠して解かせると、意外と手間取ってる♪ ホラ、AIでも苦労してるじゃないか・・とニンマリしてたら、「11手で詰みました」と表示。30秒で解かれてしまった (^^ゞ

   

   

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ただ、この一連の操作がいい気分転換になったようで、その後は数分くらいで無事解決♪ 1三銀、3一玉の後、2一金、同玉、1一歩成、3一玉、2二銀成、同玉、2一金まで。解答では最後、同金、4二金としてたけど、同玉、2一金の方がキレイだと思う。

   

1一歩成で逃げられた後の、2二銀成のタダ捨てが浮かばなかった。変化の筋としては分かってたのに。まあ、将棋なんて、人間相手の実戦の機会は全く無くなってて、弱いAI相手に全勝してるだけだから、こんなもんか♪ あんまし深入りしないように注意しよう。

  

問題のレベルにもよるけど、上級だと11手詰めか13手詰めくらいが今の「脳力」の限界らしい。藤井七段なら3秒くらいかな・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

     (計 1893字)

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