白石麻衣、田中みな実、生田絵梨花・・・写真集ブームに思うこと
TBSの女子アナからフリーアナになって大ブレイクした、田中みな実、33歳。初写真集『Sicerely yours・・・』(シンシアリー・ユアーズ、宝島社、19年12月、伊藤彰紀撮影)が僅か1ヶ月で50万部突破と話題になってる。アマゾンでも現在、大きな「本」カテゴリーの中で、ベストセラー第1位☆
英語の書名を辞書的に訳すと『敬具』(手紙の最後の言葉)とかだけど、直訳に近い解釈なら、「心からあなたのものです」という意味だろう。写真集もわたし自身も、誠実にあなたに向けられた存在だから、どうか大切にしてください。親愛なるあなた。。
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さて、50万部という数字は、公称の累計「発行」部数であって、「販売」部数とか「実売」部数とは違うけど、記録的な大ヒットなのは間違いない。
税込1980円ということは、税抜き価格で1800円。印税10%として、1冊180円。180×50万=9000万円! 撮影の契約料とか抜きにして、印税だけで1億円近い稼ぎだけど、彼女にとっては正直、それほどの金額でもないのかも。お金より、こんなに好意的に受け入れられたことの方が嬉しいと思う。
彼女は、2014年までのTBS女子アナ時代にはかなり叩かれてたわけで、何なの、この変わりようは?・・と驚かされる。特に女子の反応が激変。私は、前からわりと好意的というか、同情的だった。テレビで見ることはほとんど無くて、ネットの芸能ニュースと写真ばっかだけど、フツーに可愛くてフツーに身体を張って頑張ってるなって印象。
そう控えめに思ってたら、14年にフリーアナウンサーになって以降、どんどん人気が上がって、いつの間にかトップクラスの女優と並ぶくらいの存在に。遂に、記録でも記憶でも日本の出版史上に残る女性まで登りつめた。
ネットとスマホの影響で出版不況が続く中、偉業だと素直に感心する。まあ、私は買わないけど(笑)。ツイッターで画像検索すると、あちこちで数枚ずつ中身が見れるから、全体を合わせれば十分なのだ♪ 別に1980円が惜しいわけではない(後述)。
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それにしても、ちょっと前まで、乃木坂46の白石麻衣の2nd写真集『パスポート』(講談社、17年2月、税込1980円、中村和孝撮影)が凄い売れ行きだと話題になってたのに、一気にかすんでしまった感もある。ただ、白石の場合、既に数十回も増刷してるから、累計発行38万部という数字はわりと実売部数に近いはず。印税7000万円くらいか♪
去年だけなら、同じ乃木坂の生田絵梨花の2nd写真集『インターミッション』(ひと休みという意味、講談社、19年1月、税込1980円、中村和孝撮影)が記録的な売り上げで、年間「売上」29万部とされてる(オリコンBOOKランキングによる推測値)。印税5000万円♪
正直、生田はさっきまで知らなかったし、名前しか知らなかったけど、可愛い系の顔のお嬢様なわけね。白石は正統派美人。田中はキレイなお姉さんって感じか。他にも、色んな写真集が数万部~数十万部の発行部数になってるらしい。ほとんどが若い女性タレントなのがちょっと不思議だけど、私もフツーの男子だから、男性タレントの写真集は興味ない♪
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歴代で見ると、おそらく断トツの1位が、宮沢りえ『Santa Fe』(サンタフェ、朝日出版社、91年、篠山紀信撮影)。2003年までの累計売上で165万部とされてる(ウィキペデイアによると、出典は出版科学研究所)。
2位は菅野美穂『NUDITY』(ヌーディティ、ルー出版、97年、宮澤正明撮影)という噂で、03年までに54万部とのこと(ウィキによると出典は出版科学研究所)。
菅野は82万部という数字も出てるけど、いずれにせよ、田中の写真集は歴代で2位とか3位になる。おまけに、宮沢と菅野はヘアヌード写真集だから、ヌードにはなってないものだと、田中が歴代1位! ある程度以上話題になると一気に拡散・ヒートアップしていく、最近の日本を表す社会現象だ。多分、お尻と大きめの胸のサービスショットが少しあるだけなのに。
ちなみに、歴代の写真集のランキングをネットで検索すると、正確で信頼できる出典を示してるサイトはほとんど無い。ウィキペディアも、雑誌記事の引用データを示してるだけで、元の出版科学研究所の文献をきっちり示してるわけではない。オリコンのブック・ランキングも、2008年の開始だから、ここ10年ちょっとの記録しかない。
ウチで正確な出版情報を集めてマニアックな記事を書いてもいいけど、残念ながら、写真集にあまり興味がなくなってる。以前はフツーに買ってたし、大部分は自宅か貸倉庫のどこかに残ってるだろうけど。。♪
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というわけで、個人的な話に移ろう。過去14年半のブログ毎日更新の中で、写真集というものを記事タイトルに掲げたことがあったかな?・・と思って、ブログ内検索をかけると、5000本以上の記事の中で1本だけあった。何と13年以上も前! 平成ブロガーはまだ中学生くらいか♪
完全に忘れてたけど、そうそう。長澤まさみ『セーラー服と機関銃』の公式ビジュアルブックを買ったんだった。その数か月前には、当時ハマってた藤木直人&戸田恵梨香らのドラマ、『ギャルサー』のビジュアルブックも買ってた。さらにその少し前にはドラマ『白夜行』のガイドブック。古っ!・・っていうか、懐かしい。。
どれも、ブログをやってなかったら買ってないと思う。当時はまだブログ1年目で、ネットの世界でブログというものの存在感も大きかったから、ちょっとだけ投資してみた感じだ。その後13年間は、たぶん1冊も買ってないような気がする。その前は?♪
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私が買わなくなった理由は、主に2つ。まず、インターネットで簡単に画像が手に入るようになったから。あと、正直、写真集はハズレが多いのだ(個人の感想)。買ってよかったと心底満足したことはほとんど無い。「そんなに買ったの?」っていう突っ込み、どうもどうも(笑)。何冊かは買ったと思う。例外的に満足した本については、個人情報保護ってことで♪
写真集は、SNSが流行る前まではほとんど中身が分からなかったから、宝くじを買うような感じだった。1000円~2500円くらいで、凄い写真をこっそり見れるんじゃないかと。もちろん、紙質や本の装丁も、雑誌よりは立派。
ワクワクしながらフィルムシートを開封してペラペラめくると、ほとんど「使えない」のだ♪ コラコラ! ツイッターを見てると、実用性について語る男子に対して、ごく一部の女子が怒ってる(笑)
まあ確かに、私も最初、実用性なんて話は考えもしなかったけど。周りから聞いて、エッ、写真集ってみんなそうなの?って感じで驚いたら、本気でバカにされたのをよく覚えてる。バイト先の先輩のMさんが、「他に何すんだよ? ジーッと真面目に見るのか?」と鼻で笑ってた(実名イニシャル♪)。
ただ、白石や田中の場合、買ってるのは女性が多いとも言われてる。女性は、どう使うのかね? こんな風にステキ女子(死語♪)になりたいと思いつつ、ダイエットやヨガ、筋トレ、エステに励むわけか。スイーツやタピオカを別腹で味わいつつ。。
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とにかく、今では写真集なんて文字通り「お荷物」になってるから、処分したいんだけど、ゴミ捨てに出すのは抵抗があるし、ごくたまにゴミ袋を開けられてるようだから恥ずかしい(笑)。古本屋に持ち込むのも、ネットで依頼するのも無理。折角メルカリに登録したんだから、販売も初体験してみようかな。もちろん、キレイな写真集を選んで・・って、他は?!
試しにAMAZONとメルカリで、田中みな実や白石麻衣の写真集の相場を見ると、あんまし値下がりしてない。白石はいまだに1000円以上くらいをキープ。田中はまだ出たばっかだから、1500円くらいだった。やっぱり、大切に保存しなきゃダメだね。
本当に好きなファンは、2冊か3冊買って、1冊は完全に保存するという話も聞いたことがある。それを考えると、「何人」の人が買ったのか?・・というアンケート調査も欲しいところだ。のべ人数じゃなくて、実際の人数。中古本の統計は無理だろうから、新品だけでもデータが欲しい。
あぁ、ほんの一言だけ書くつもりだったのに、いくらでも感想を書いてしまうね (^^ゞ やっぱり、何となく興味はあるってことか。アマゾンのkindle unlimited(電子書籍キンドル読み放題)には、有名タレントの写真集はほとんど無いよな・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡
(計 3506字)
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