布マスク(cloth face mask)の有効性、米国CDC(疾病管理予防センター)が再評価か&プチラン
(3日) RUN 10km,50分48秒,平均心拍145
消費エネルギー507kcal(脂肪101kcal)
今日(20年4月4日)のgoogleホリデーロゴは、「家にいよう。みんなのために。」と可愛くアピール。先週に続いて、今週末も外出自粛を促すものだ。
家で何をしてるのか。左から、読書、体操、ギター、スマホ(携帯)、筋トレ、スマホ(携帯)。4番目(青色だから男性か)と6番目(赤色だから女性か)はラブコールのようで、上側のハートマークで結ばれてる♪
試しにグーグルの設定で、地域を米国、言語を英語に変更してみると、「Stay Home. Save Lives: Help Stop Coronavirus」と表示された。「家にいよう。みんなの命(複数形)を救おう。コロナウイルスの阻止を手助けしよう」。
☆ ☆ ☆
ところで、家にいようというのは、人と人の距離を保とうということだ。いわゆる「social distancing」(ソーシャル・ディスタンシング)、社会的な間隔保持。既に海外の行列で、1m以上の距離を保って客が並んでる姿が、日本にも伝わってる。
家にいると、家族同士の距離は縮まってしまう。ただ、不特定多数の距離が縮まる外出よりはリスクが少ないと考えられてるようだし、私もそう思う。家庭内でのリスクを下げるには、換気も重要だけど、家族同士の距離も少し空けて、大声で話すのもなるべく避ける方がいい。
では、マスクという「空間分離」はどうか? 元々、欧米ではマスクの習慣が無くて、東アジアの奇妙な習慣として扱われて来た。医学的にも、予防効果は(ほとんど)期待できないとか、有効性の証拠(エビデンス)が無いとか、冷たい評価が定着。それが日本の専門家の間にも広まってた。医療従事者の場合、布マスクが最も危険という論文さえ紹介されてるほど。
そこに、安倍批判とか政府の対策への不満まで重なると、布マスク2枚への批判の大合唱にもなって来るわけだ。政治的、心理的にあまりにもわかりやすい大衆的、通俗的反応だろう。専門家を名乗る一般大衆とかコメンテーター、キャスターらも含めて。
☆ ☆ ☆
ところが、冷静に世界の最新状況を見つめてる人なら、ここ1ヶ月ほどで欧米の論調が微妙に変わって来てるのに気づいたはず。今まで、症状のない人が予防的にするフェイス・マスクは意味がないとして来たのに、ひょっとして・・という感じが出て来てるのだ。
もちろんそこには分かりやすい理由がある。新型コロナの感染や肺炎はもともと東アジア(中国、日本、韓国)から始まったのに、欧米の方が遥かに悲惨な状況になって来たからだ。そのハッキリした差は、何が原因なのか? 1つの可能性、一因として、マスク着用の習慣では?と考え始めても不思議はない。極東の迷信にすぎないと思ってたのは偏見だったか、と。
米国メディアの代表の1つ、ワシントンポスト(Washington Post)は3月30日、
「CDC considering recommending general public wear face coverings in public」
と題する記事をアップ。「CDC(米国疾病対策センター)は一般の人々に、公共の場でのフェイス・カバー着用を推奨しようと考えてる」。
ここで、フェイス・カバー(顔の覆い)という表現を使ってるのは、本来の(医療用)マスクより広い意味を持たせるため。トップの写真が象徴的。手作り(DIY)の布マスクをした女性が、友達のためにキッチンで布マスクを作る姿だ。ちなみにCDCとは、「Centers for Disease Control and prevention」の略。直訳すると、疾病管理予防センターとか。
その後、4月1日のワシントンポストは、CDCからホワイトハウスへのメモも入手して、改めて続報記事にしてた。
☆ ☆ ☆
今までなら、布だと糸の織り目の隙間が大き過ぎて、微細なウイルスの対策には(ほとんど)ならないとされてたはず。日本では今でもしばしばそう説明されてる。
ところがCDCも、感染症研究で有名な米国ジョンズ・ホプキンズ大学も、マスクについての考えを改め始めてるらしい。もちろん完全には程遠いが、無視できない補助的効果は認めるべきだと。
他にも、英国・オックスフォード大学その他の研究者らが、『ランセット呼吸医学』(THE LANCET Respiratory Medicine)で論文を発表(3月20日)。中国系のような名前が並んでる点は割り引く必要があるし、「布」マスクへの注目は少ないものの、グローバルな視点からマスク再考を促してる。
「Rational use of face masks in the COVID-19 pandemic」
(新型コロナウイルスの世界的大流行におけるフェイスマスクの合理的使用)
上のタイトルの直訳はむしろ、「マスクの使用は合理的」とした方が分かりやすい。英国の代表メディア、BBCも4月1日、こうした流れに注目した記事をアップしてた。「コロナウイルス: 米国は一般・公共向けに布マスクを考慮中」。
ちなみに私は今までほとんどマスクを使わなかったが、2月からなるべく使うように心がけてる。自分が無症状の感染者の可能性も一応あるから、他人への感染を防ぐためにも、マスクをかける方が合理的。咳エチケット、大粒の飛沫感染の対策。一部専門家の否定的説明は整合的・包括的でないし、社会的にも適合してないし、学問的にも遅れた固定観念だと考えてる。
☆ ☆ ☆
最後に、もちろん自分の体内の免疫力をアップするのも重要だから、また軽く10kmだけ走って来た。公園はがら空きで、わざわざ自分から距離を保つ必要はないけど、ごくたまに他人と接近する時は3m以上の距離をキープして、顔もそむけてた♪
ハーハーゼーゼー、激しい呼吸をする気にもならないから、余裕を持って帰宅。それでもなぜか前日より遥かに速くて、1km5分05秒ペース。ハーフ走の疲れが取れたということか。気温12度、湿度85%、風速1mだから、気象条件は前日の方が上だった。
心拍計はほぼ正常に作動。それでは今日はこの辺で。週末はStay Home、家にいよう♪☆彡
往路(2.4km) 12分49秒 131 148
LAP1(2.1)10分45秒 145 154
2 10分39秒 150 162
復路(3.3) 16分35秒 152 163
計 10km 50分48秒 145(81%) 163(93%)
(計 2662字)
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