王位戦・第2局、神の子・藤井聡太が粘って大逆転勝利!
先日の棋聖戦・第3局は、「ゴッド(神)を待ちながら」チラ見してたのに結局、来なかった♪ しかしさすがは神の子・藤井。今度は見事な逆転勝利☆ 実に素晴らしい!
まずは珍しい話から。普通、2日制のタイトル戦の初日で、夕方の封じ手は2通作成するようだけど、今回はなぜか3通作ってて、解説者も驚いてた。その理由が判明。プラスされた1通は、収益金を豪雨被災地に贈るためのチャリティー用だった。上はメーテレ(名古屋テレビ)HPより。
木村一基・王位の発案とのこと。折角だから、高く売れるといいね。天才・藤井聡太七段の初めての封じ手。値段の見当がつかないけど、10万円くらい? 1万円なら私が競り落としてもいいな。で、メルカリかヤフオクで3万円で得ると(笑)。転売ヤーか! いや、それで儲けて寄付するとか。利益の半分だけ♪ コラコラ!
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さて、昨日の第2日、私が仕事の合間にAbemaライブ動画のチラ見を始めたのは夕方。もう決着がついてるかも・・と思ったら、まだほぼ互角の形勢の中盤だった。上図は65手まで進んだ局面で、66手目を後手の藤井が考慮中。左の端歩攻めから龍を作って自陣に引いてるけど、先手の2八香の単純攻撃が厳しい。
ここからの藤井の指し手は、解説ともAIの判断ともかなり違ってた。まず上図の3三銀で、AIの判断は木村有利に。残りの持ち時間も木村有利。ただ、プロも思いつかないような藤井の斬新な構想は、刺激的で魅力的。
2三香成に、2四香と反撃して、その後は自陣の金をどんどん繰り上げて、先手・木村の飛車を攻めて来る。駒落ち将棋の上手がやるような戦法。
ちなみに昨日は視聴者が多かったのか、動画はほとんどボケた画像になってた。有料契約のAbemaプレミアムにしろってことか♪ しかし、Abemaってほとんど普通のCMを見ないけど、経営は大丈夫なのかね。本体のテレビ朝日が好調だから余裕ってことか。
ただ、上図の先手・4二銀の時点では、もう後手・藤井はダメかな・・と思ってしまった。解説陣もそんな感じの話だったし、AIの判断もかなり差がある。先手の玉は壁銀が悪形だけど、飛車の横効きによる守りもあるし、まだ危険を感じない。今さら後手が1六歩で飛車をイジメに来ても、遅くて間に合わない。
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ただ、木村王位もこの辺りで持ち時間を使ってしまって、1分将棋に。もともと時間が無かった藤井はまだ3分だけ残してるから、持ち時間は逆転。
上の局面。AIはまだ木村がハッキリ有利と判断してるけど、解説者の郷田真隆・九段や戸辺誠・七段は、かなり分からなくなって来たとか言ってた。後手の5三香が攻防に効いてるし、2六角の飛車・金両取りも厳しい。
先手の玉は、一応、7九に早逃げしてるけど、飛車を持たれたらすぐ詰まされそうな形。逆に後手の玉は、意外と銀2枚でしぶとく守られてるし、先手は1一龍が使いにくい形で遊び駒に近くなってるのが痛い。
そして、木村が時間に追われて指した4二歩が悪手で、一気にAIの判断は逆転。藤井有利に。AIによると、ここは5八金で我慢すべき所だったらしい。その場合、藤井も4二桂で守るという読み筋になってた。
この辺りの藤井の攻めは、AI判定によると、ほぼBestの連続。2六角、4八角成、5七銀不成、9八金。銀を成らないのは、自分の玉が逃げて来た時の守り駒ってことか。
既に、勝利の確率は83%vs17%。藤井の勝勢になってる。ただ、藤井も1分将棋になってるから、1手、大きく間違えただけで再逆転してしまう。
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しかし藤井は、詰将棋で圧倒的な強さと速さを誇ってる。終盤は1分将棋でもほとんど間違えない。上の局面では、もう既に99%vs1%。逆転の可能性はほぼ無し。5三馬の王手に、藤井が6五玉と逃げる。木村はしばらく考えて、「負けました」。呆然と宙を見つめる目線が印象的だった。144手まで、神の子、藤井が見事な逆転勝利で、2連勝。
最後は、日本将棋連盟の公式中継サイトの画像もお借りしとこう。
流石に情報がきっちり書き込まれてるし、伝統を感じるお堅い作りになってる♪ 木目調を選んだのは私の設定。将棋db2とかと違って、ピンクとかアクアには出来ない。
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それにしても、これですぐまた明日、棋聖戦の第4局がある。これ、コロナ自粛じゃなかったら、高校3年生は大変だったね。ま、大学に行く気はないらしいし、学校の成績なんてどうでもいいか♪ そもそも高校入学さえ、迷ってたほど。歴史に残る大棋士は、将棋に打ち込むだけでもいのだ。
単なる小市民は、あれもやり、これもやり、「一般ピープル暇なし」。それでいて、何の輝きも無いのであった (^^ゞ。ガックシ・・_| ̄|○ ではまた明日。。☆彡
(計 1946字)
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