GPS座標検索、日産がゴーンにKICKS(キック)、犯人隠避の不起訴~『BG~身辺警護人~2』最終回
素晴らしかった。静岡県警の婦警さんの右側が、ちょっとだけ ♪ そこか! 左は?! いや、メガネっ娘の趣味はないもんで。メガネ女教師ならさておき(笑)
こんな僅かな画面に注目しなきゃいけないのは、一般男性にとって萌え要素がほとんど無いドラマだから (^^ゞ 他には、テレ朝夏祭りCMの弘中綾香アナの浴衣姿くらいか。
菜々緒が、『Missデビル』みたいなミニスカ美脚ハイキックをサービスしてくれればいいのに♪ 社名が「キックス」で複数形なんだから、下段&上段の回し蹴りとか、煉獄(れんごく)とか(笑)。ヤンマガ『喧嘩稼業』の連続技か! 分かりにくっ!
春のコロナ再放送の『野ブタ』なんて、堀北真希も戸田恵梨香も水田芙美子も制服女子高生で可愛かったから、萌えまくり♪ ちょっとギャップが大き過ぎたかも。
☆ ☆ ☆
まあ、そうは言っても、がっちり固定された女性ファンと(テレ朝系)事件ものファンの熱い支持を受けて、好成績だったね。テレビ朝日、『BG 身辺警護人2』。
木村拓哉ファンだけでも、やっぱり基礎票として10%前後取ってるような感はある。イクメン父親役でもOK。斎藤工で3%、「バディ」とかBL系の女子で2%くらいか♪ それらの重複が4%として、10+3+2-4=11%。いい線いってる計算かも。
コロナの影響で変則的なオンエア日程になったのに、7話の全話視聴率で15.6%。最終回の平均視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。『半沢直樹』続編の20%台には負けてるけど、今どき十分な成績を残してる。
これはもう、続編の続編、第3シリーズもいずれあるだろうね。また1つ、テレ朝のドル箱事件ものシリーズが確立されたわけか。個人的には、『ガリレオ』や『ハードナッツ』みたいな数学・物理ドラマの味付けが欲しい気はするけど、最終回は結構マニアックに楽しめた♪ 既に放送終了から4日経ったけど、細かすぎて伝わらないレベルの感想を書いてみよう。
ちなみに今シリーズはこれがまだ3本目の記事。過去の2本は次の通り。
『BG~身辺警護人~2』第1話、超軽~い感想♪
引きこもりニート、小学校同窓会、父の姿~『BG 2』第4話つぶやき感想
☆ ☆ ☆
まずは、私が一番興奮した、GPS座標(笑)。数字フェチか! ハァー、ハァー。別に静岡県警の婦警バディの右側を追跡したかったわけではない♪
あっ、サイバーパトロールの皆さん、ドラマ関連の軽口だから、聞き流してすぐ他のサイトに飛んでね。
個人的に、スマホもiPadもGPS機能は使ってないから、「GPS座標」という特別なものがあって、この長い数字がその一例なのかと思ってた。ところが、Google Playのアプリとか、わざわざダウンロードして調べても、どうもそんな特殊な数値はない。座標変換の学術論文までチェックしたけど、やっぱりたかが、日本と世界標準との違いの話。
☆ ☆ ☆
そこで、劉(仲村トオル)から、まゆ(菜々緒)に送られて来たメッセージ画面を見直すと、緯度と経度を暗号的に書いてるわけね。「6」を途中に挟んだり、検索する時に先頭に6を入力したりしてたのは、実在する場所に迷惑をかけないための配慮か。
国土地理院の電子地図の使い方がなかなか分からなかったけど、緯度と経度を半角スペースで区切って、「35.1093015 138.503866」で検索して、ズームを調整すれば、上図の通り(十字型マークの地点)。簡単に言うと、富士山の西側。
静岡県「静」岡市「清」水区の辺りになる。この住所を短縮して作ったのが、「静清」川、静清バスとかいう実在しない地名だ(上はドラマの画面)。清水興津「北」小学校も架空の名前で、実在するのは、清水興津小学校(北が入ってない)。
細かすぎて伝わらない話だから、つぶやいてる人はいないだろうと思ってツイッター検索かけたら、1人だけいらっしゃった♪ いいね。さすがに緯度、経度までは書いてないけど(笑)
☆ ☆ ☆
続いて、これまたほとんどツイートがない話。日産KICKS(キックス)のCMの件。私がTVerで見始めると、序盤で1回だけ、この車のCMが流れて、「アッ?!」と注目。キックスって、そうゆう意味もあったのか。
ところが、何度も動画を再生し直したのに、その後このCMは出なかった。ほんのちょっとだけ流してるわけか。テレビのCM情報も、ツイートが1つ見つかっただけ。BGに触れてる日産大阪のブログでも、CMの話までは無し。
それどころか、「BG ゴーン」でツイッター検索かけても、リツイートを除くとたかが20件ほどしかヒットせず。ということは、ドラマの見方もストーリーの解釈も全然違って来る。
箱に入って国外に逃亡しようとした劉社長は、明らかに日産のカルロス・ゴーン被告とそっくり。ケースに隠れて、関西国際空港から(?)プライベートジェットでレバノンに逃亡。少なくとも日本では、評判は良くない。たとえ、日本の司法制度による人権無視とかを考え合わせても。
ゴーン逃亡との類似や日産キックスCMを理解してると、ドラマの序盤でもう、劉社長は逃亡を止めるだろうと予想できる。主人公キムタクのおかげでそのまま海外逃亡に成功なんて、あり得ない展開。
実際、ドラマの終盤、劉は逃亡を止めて、共犯の政治家を誘う形で警察へ。クライアントの人間性を信じる島崎の姿勢が正しかったという、ヒーローものの典型的結末になってた。日産が元社長・ゴーンの逃亡劇にキック(蹴り)を入れる形でもある。逃げたくても、逃げずに司法と向き合うのが正しい姿だと。
☆ ☆ ☆
ちなみに、「kick」の語源を英語版ウィクショナリーで調べると、面白い事が分かった。これは元々、キックする(蹴る)時に身体が後ろに反り返ることを指してたようで、「後方に曲がる」(bend over)というような意味だったらしい。
さらに追及すると、後方に向きを変えるといった意味も登場。単純にまとめると、
kicks=引き返す
だから、引き返すのは最初から確定だったのかも♪ ベテラン脚本家の井上由美子は立命館大学の文学部出身者で、『BG1』初回でもシェークスピア『マクベス』の台詞なんて使ってたくらいだから、あり得ない話ではない。
まあ、たとえ作家が自分で認めなくても、作品の解釈は基本的に、受け手の自由。反射的なスピードと広い共感を争うSNSの普及以来、深い読みやレビューがほとんど無くなって来てるから、あえて誰一人として書かないようなこだわりを示しとこう。
☆ ☆ ☆
最後に、島崎と女医・笠松先生(市川実日子;いちかわみかこ)の犯人隠避容疑について。これまた、(ほとんど)ツイートが見当たらない。普通に検索するとゼロだ。
ということは、ドラマの視聴者がほぼ完全に、主人公とヒロインに感情移入してたことを示してる。
私は、劉が逃亡を止めたとしても、島崎のボディガードとしての行動や、警察に対する笠松先生のウソはちょっとヤバイなと冷静に見てた。だから当然、物語の最後のけじめとしての新聞記事を細かくチェックすることになる。
☆ ☆ ☆
「騒動の裏で活躍した民間警護会社」、「劉氏の逃走に関与した人物は不起訴処分に」。
・・・劉氏の自首を手助けするため警護をした島崎警備の四号警備員に関しては、犯人隠避の容疑で捜査が行われていたが、懇親会襲撃事件は桑田氏の自作自演であり、劉氏は関与しておらず、この事件に関する劉氏の嫌疑はえん罪であったという。
関係者によると、二名の四号警備員の犯人隠避容疑については、当時二人が認識していた劉氏の容疑が懇親会襲撃事件だけであり、それはえん罪であったことから、捜査当局もこれ以上捜査せず、不起訴処分とする方針とのこと。今回の行動が一連の事件の終息に繋がったとして不問とされた。
☆ ☆ ☆
なるほど。それは流石に筋が通った現実的な説明だね。ただ、そうした話は昔のドラマなら、誰かが口にするか新聞記事を読むような形で、視聴者に伝えてた気がする。今回、この新聞記事を本当に読んで納得した視聴者は、ツイッターを見る限り、ほとんどゼロに近いだろう。
ちなみに新聞は「毎朝新聞」。つまり、テレ朝とつながる朝日新聞と、毎日新聞の合体であって、リベラルな(左派の)マスメディアの象徴的な名前。それに対して、悪の象徴は民事(みんじ)党。もちろんこれは、朝日と毎日が批判し続けてる自民(じみん)党をもじった名前だ。
これが考えすぎではないということは、既に『BG1』の最終回でも具体的に示しておいた。あの時、テレビ画面に映った新聞記事は、本物の朝日新聞が自民党を批判するスクープ記事を元にして作られてたのだ。元の紙面とドラマの画面は、内容的にも外見的にも似たものになってた。
ドラマの一番最後、「今こそ、護る人間が求められている」というテロップは、初回にも映ったもの。これも、憲法を護るリベラルメディアの自己主張とも見れるだろう。現在の世論調査的には、求められているかどうか、ビミョーな立場だけど。
意外と長くなって来たので、そろそろ終了。運動と睡眠で、コロナから自分を「護る人間が求められている」ことだけは確かだ♪ ではまた。。☆彡
(計 3753字)
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 前に進むための一歩、昔の思い出を大切にしたまま、新しく・・〜『正直不動産』ミネルヴァSP「守りたい場所」(空き家問題)(2025.03.06)
- 緑内障という病名の由来・起源の一つ、古代ギリシャのヒポクラテス全集「視覚について」は本人の著作でない(NHK『トリセツショー』)(2025.02.22)
- 青山学院大・駅伝選手5人vs富士急行線・山登り電車♪(日テレ『ウルトラマンDASH』)&通勤ジョグ・傘ウォーク(2025.01.07)
- 『とんねるずのスポーツ王2025』、柔道・角田夏実が男性格闘家芸人を巴投げ♪&新春仕事の合間に10km走、好調(2025.01.05)
- NHK『紅白歌合戦 2024』(第75回、あなたへの歌)~世界は「ばらばら 本物はあなた わたしも本物」(星野源)(2025.01.02)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 前に進むための一歩、昔の思い出を大切にしたまま、新しく・・〜『正直不動産』ミネルヴァSP「守りたい場所」(空き家問題)(2025.03.06)
- KAT-TUN解散、亀梨和也は退所・・というわけで、マニアはタイ語の翻訳♪&風速5.5mでまた11km走(2025.02.13)
- フジテレビ社長の記者会見より、元女子アナのフォトエッセイ発売予告が話題か&「限界超え」警告で短めに7km走(2025.01.18)
- NHK『紅白歌合戦 2024』(第75回、あなたへの歌)~世界は「ばらばら 本物はあなた わたしも本物」(星野源)(2025.01.02)
- 『明石家サンタ 2024』~産婦人科に来る前に1回、建築関係トントントン復活、山形弁に翻訳アプリ、玉子が流しに落ちた♪(2024.12.25)
コメント