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方丈記「いかにいはむや、常に歩き」、『カネ恋』第3話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

(28日) JOG 10km,53分44秒,平均心拍137

消費エネルギー 490 kcal(脂肪 98 kcal)

   

こうなって来るともう、松岡茉優とか長澤まさみは象徴的な女優として、みんなで応援するべきだと思う。

   

今週も本当は見るだけの予定だった、『おカネの切れ目が恋のはじまり』第3話。冒頭の方丈記だけ、ドラマとの関係に合わせて超訳しとこう。

  

方丈記の翻訳は既に多数あるけど、以下はあくまで『カネ恋』に合わせた意味と解釈だ。今回も、大島里美の脚本はキレイに方丈記に合わせてた感がある。

  

ただ、木村ひさしの演出のこだわりなのか、方丈記の文章を12の画面に分割してたから、トリミング(部分カット)して連結するのが大変だった。

     

   

     ☆     ☆     ☆

200930a

  

いかにいはむや、常に歩き、常に働くは、養性なるべし

  

(・・・ましてや、常に歩き、常に働くことは、養生になるだろう。だから私、玲子(松岡茉優)は、健康のためにいつもウォーキングしてるし、会社でも家でも休まず働いてる)  

  

200930b

  

なんぞいたづらに休みをらん 人を悩ます罪業なり。

  

(どうして、自分が無駄に休んでいるだろうか。他人に頼るのは罪なのだ。私は、会社でも同僚に頼らないし、家でもお母さんに頼らない。猿渡慶太(三浦春馬)さん、いつまで寝てるの?! )

  

200930c

   

いかが他の力を借るべき

   

(どうして他人の力を借りるだろうか。借りるなんて事はしない。私は、親の力を借りて楽してる慶太さんとは違う。)

  

200930d2

     

衣食のたぐひ、またおなじ。藤の衣、麻のふすま。得るにしたがひて肌を隠し、野辺のおはぎ、峰の木の実、わづかに命をつぐばかりなり

  

(衣食などについても同じこと。藤の衣服、麻のふとん、手に入るもので肌を隠して、野の辺りの嫁菜(よめな)、峰の木の実は、何とか命を保てる程度の食事。贅沢は禁物。愛する早乙女さん(三浦翔平)の講座とプレゼントでお給料ほとんど使っちゃうから。その贅沢は「別腹」だからOK♪)

            

200930e

  

人にまじらはざれば、姿を恥づる悔いもなし

   

(他人とのお付き合いをしなければ、自分の質素な姿を恥じることもない。でも、まさかの早乙女さんとのデートだから、やっぱりオシャレしなきゃ! あのウインドウの向こうのワンピースは「良き」デザインだから、目に焼き付けて、後で自分で作っちゃおっと♪ 袖口はちょっと可愛くフリフリにアレンジしたいな。)

      

って言うか、自分の姿が映ってるのを見たら、お腹まわりがちょっと緩んでるかも。お母さん(南果歩)がご飯作り過ぎだよ。デートの直前だけ、ご飯食べなきゃ大丈夫か♪)

  

   

    ☆     ☆     ☆

玲子の周囲の3人についても、方丈記と合わせて、心の動きを読み取っておこう。

  

(早乙女の妻の気持ち)

もう、この人のお世話になるのはおしまい。私は離婚して、自分の力でこの子と一緒に生きて行くことに決めた。でも、ちょっと寂しいし、経済的にも苦しいから、身近な男性をパートナーにして、第二の人生に歩み出そう。

     

(早乙女の思い)

もう、ほとんど誰にも相手にされなくなってしまった。俺自身には価値は無かったから、当然の報いか。でも、だからと言って、いまさら玲子の気持ちを受け止めるわけにはいかない。一人でさみしく生きて行くか。あるいは、裏切られたとはいえ、ずっと一緒にいてくれた瑠璃(大友花恋)と静かにやり直すべきか。

  

(慶太の心)

俺もいつまでも親に頼ってるわけにはいかないよな。お金の無駄遣いは止めて、生活でも仕事でも自立しなきゃ。ただ、俺より遥かに自立してる玲子さんとなら、仲良くやっていける気がして来た。やっぱ俺じゃ、相手にされないかな。。

     

あっ、雷だ。どさくさ紛れで、ギュッ♪ チュッ♡ えっ、俺、玲子さんにキスしちゃったの?

  

200930f

   

200930g

         

なお、原文のくずし字は下の通り。例によって、国立国会図書館デジタルコレクション、『鴨長明方丈記』(鴨長明学会)より。慶長7年(1602年)の転写本(手で書き写してる)。かなり終盤に近い箇所になってたから、来週の最終回(第4話)は方丈記のラストの引用かも。

       

200930h

  

  

cf. 鴨長明『方丈記』と座布団、三浦春馬にたむけるラブコメディー~『カネ恋』第1話

 方丈記「かむなは小さき貝を好む」、『カネ恋』第2話に合わせた意味と現代語訳&プチジョグ

 方丈記「猿の声を聞いて 涙をこぼす」(原文「猿の聲に袖をうるほす」)、『カネ恋』最終回SPに合わせた意味

   

   

     ☆     ☆     ☆

最後に、単なる小市民については、「常に走り、常にブログを書く」♪ 衣服はともかく、シューズには結構お金もかけて、一昨日も10kmだけジョギングして来た。トータルでは1km5分22秒ペース。まだ呼吸困難が完治せず。

  

気温19.5度、湿度74%、風速1.5m心拍はまた低めに出てたから大幅にプラス補正した。いよいよ9月もおしまいか。またギリギリでノルマ達成できそうだな・・とか思いつつ、ではまた明日。。☆彡

   

     

     時間  平均心拍  最大

往路(2.4km) 14分08秒 126 140

LAP 1(2.1) 11分45秒 135 144

 2   10分59秒 139 145

復路(3.3) 16分53秒 145 157

計 10km 53分44秒 137(78%) 157(90%)

   

       (計 2048字)

    (追記51字 ; 合計2099字)

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