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人の写真・イラストを足長、小顔に修正するアプリ、「spring」(スプリング)の使い方

先日から、女性タレントの顔をアダルトビデオにはめ込んだ「ディープフェイク」動画が話題になってる。

   

試しに1本、最初の数秒だけチラッと見てみたけど(失礼)、私にはあんまし「ディープ」(深い)偽物には見えなかった。見る側の(悪しき)想像力をかなり加えないと、単なるイタズラのレベルだと思う。

  

ただ、もちろんハイレベルなものもあるだろうし、米国では確か数年ほど前から、政治的な悪用も話題になってた。

     

   

     ☆     ☆     ☆

この記事で扱うのは、はるかに初歩的な静止画の修正・加工。ただ、初歩的な技術だからこそ、アプリ、ソフトの完成度は高いし、誰でも手軽に使えるものでもある。動画編集みたいに、端末に大きな負荷をかけることもない。

   

例えば、少し前に記事にした、静止画をキレイに拡大する神アプリ、「waifu2x」は本当に素晴らしくて、その後もフツーに使ってる。特に、元の画像のレベルが綺麗な時には、縦2倍、横2倍にしても綺麗なまま。無料のアプリだけど、開発者に寄付したくなるほど。

  

今回、体型の修正を試してみた理由はいくつかあるけど、例えば、ある国の会社や商品に関連した宣伝画像が気になったからだ。奇妙なほど身体や足を細くしてたり、強引に胸やお尻を大きく見せてたり。脚の太さは半分くらいにしてるものさえある。

   

あそこまで修正すると、日本人の一般男性の私には変に感じるけど、少し脚を伸ばしたり、少し顔を小さくすると、確かにキレイに見えることは多い。実際に、写真とイラストで試してみよう。

  

   

     ☆     ☆     ☆

201005a

  

使ってみたのは、検索してすぐヒットした、「spring」(スプリング)というアプリ。「スタイリッシュなボディエディター 専門家が使用するフォトエディタ」。

  

どうでもいいけど、この宣伝文句に「専門家」という硬い日本語を使ってるように、日本語の使い方がちょっと変。ということは、外国人が作成したということだ。

       

数年前にちょっと話題になったようだけど、今使っても役に立つし、同レベル以上のアプリは他になかなか見当たらない気がする。不満は、広告が多めなことと、バグ(小さな欠陥)が1つあることか。まあ、無料だから許容範囲。

  

まず、典型的な美人アイドル、白石麻衣(乃木坂46)の写真をオリコンから借用。ちなみに私の端末は、iPad Pro。システムはiPad OS13.6。

      

201005b

  

このままで十分キレイで可愛いけど、ちょっと脚を伸ばしてみよう。

  

201005c

   

アプリで画像を選択した後、文字通りスプリング(ばね)のアイコンをタップ。3本の横線で、足首と脚の付け根と首の付け根を決定。要するに、脚は大きく伸ばして、胴体は少し伸ばして、頭と首はそのままにするということ。

   

続いて、下のばねアイコンをタップすると、右に調節用のスクロールバーが出る。

  

201005d

  

ここでは「50%」まで伸ばしてみるけど、別に脚の長さが5割伸びるという意味ではない。画像のサイズの変化から計算して、脚が8%、胴体が3%くらい伸びてると思う。伸ばしただけで、細く見える。

  

201005e2

      

さらに、顔を少し小さくしてみる。「Resize Face」(顔のサイズ変更)のアイコンを選んで、丸印の位置と大きさを調整して、顔から首を囲む。

  

201005f

  

下の◎アイコンをタップして、顔の大きさと、首の長さをスクロールバー2本で調節。

  

201005g

   

アイドルというより、八等身(死語?)の美人モデルみたいな写真になった。綺麗すぎるお姉さん。

     

201005h2

   

元の画像、足長、小顔、3枚の画像の高さを揃えて、左から順に並べて結合すると下の通り。よく比較すると、確かに違うけど、言われないと修正写真とは気づかないはず。

     

201005k

   

   

    ☆     ☆     ☆

次はイラストで、3枚の高さを揃えずに、元の画像の変化をそのまま表現してみよう。

    

大人気バーチャル・ユーチューバー、キズナアイ。日経XTRENDより引用。脚がちょっと伸びてるのがハッキリ分かる。頭や目が大きい漫画やアニメに馴染んでる少年少女なら、元のプロポーションの方が可愛く感じるかも。

               

201005j

  

ただ、今回の単純な実験だと、修正する度に(?)画質がちょっと劣化してしまった。特に、小顔にする修正は、画質の劣化が大きい気がする。技術的に複雑で微妙な変換ということか。iOSの「写真」アプリその他で、画質を補う必要もあるかも。

    

人物1人の単純な静止画でさえ、上手く加工しようとするとそれなりに手間がかかってしまう。まして動画だと、まだ素人が手軽に手を出す時期ではなさそう。しばらくは、アプリや端末の高性能化を待つ方が無難か。もちろん、名誉棄損、人格権、肖像権には注意して。この記事の程度なら、今の社会だと許容範囲だと考える。

  

なお、顔は除いて身体全体を細くする機能は、たぶんプログラムのバグで上手く行かなかった(たまに成功した気もする)。細くする際、顔を含めるモード(Include Face)と含めないモード(Face Exclusion)を混同してるのだと思う。説明文もおかしかった。次のバージョンアップで直して頂きたい。

  

201005i

         

とはいえ、実用的なアプリで、今後も色々とお世話になるかも♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

         (計 2089字)

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