「個人的には」vs「私はこう思う」、主観の言い方と意味の違い&16km走
(21日)RUN 16km,1時間22分56秒,平均心拍139
消費エネルギー 816kcal(脂肪 180kcal)
試しに、「個人的には」でブログ内検索をかけてみたら、15年間、6000本の記事の内、420本で使ってた♪ まさか、せいぜい、100本くらいかと思ったのに、そんなに使ってたとは。。
ここで、「・・・驚いた。個人的には。」とは書かない♪ というのも、個人的な事柄に対して、自分という個人だけが驚くのは当たり前だからだ。常連読者の方々でさえ、こんな話を聞いても、それ自体には驚かないだろう。
私自身の感覚だと、ここ数年はむしろ、「個人の感想♪」と冗談まじりに書くことが多かった気がする。試しに音符マーク
抜きの「個人の感想」で検索すると20件のみ(初出は18年6月)。音符入りの「個人の感想♪」だとわずか8件。
う~ん、やっぱり感覚はあんまし当てにならないね。一部に高尚な批判もあるけど、まだまだ実証的な議論は大切だなとあらためて思った。ここも、最後に「個人的には」と付け加えるとちょっと不自然だ♪
☆ ☆ ☆
さて、妙な前置きから書き始めたのは、今日の朝日新聞・朝刊の天声人語がちょっと面白かったから(20年11月22日)。ギリギリ読めない程度に引用させて頂こう。筆者は不明。
紙面にはタイトルはないけど、朝日新聞デジタルの記事一覧だと「個人的には、ということ」というタイトルが付いてた。
「個人的には・・・。わざわざそう断ってから発言する人がやけに多いように感じる。気のせいだろうか。「私はこう思う」と単に言えばいいのに、なぜかこの表現がよく使われる」。
冒頭で「個人的には」を批判するように語り始めて、末尾では逆に「もっと使われてもいいと思う。個人的には」と締めくくってる。天声人語でこのパターンは珍しい。冒頭と末尾の言葉をピッタリ同じに合わせつつ、途中で逆の見解に切り替えてるわけだ。
☆ ☆ ☆
天声人語の大まかな議論の流れはこうなってる。日本の企業、組織、国家においては、同調圧力が強い。戦争の時など、個人的意見でさえ口にできなかった。だから、「個人的には」と前置きするだけで言いたいことが言えるのなら、もっと使われていい。
シニカル(皮肉的)で、そのまま真に受けるわけにもいかないが、要するにもっと個人の発言を増やそうということ。
同志社大学の太田肇教授(65歳)は、周囲と異なる意見を言うための逃げ道が「個人的」という表現になってると指摘してるそうだ。
☆ ☆ ☆
確かに、逃げ道という側面はある。特に私がブログで意識してるのは、商品とかサービスを批判する時と、人気のあるもの(人、作品など)について一言、何か異論を書きたい時。
ネットの場合、現実的背景としては、同調圧力というより、個別の攻撃の可能性が多少あるのだ。企業・組織からクレームがつく可能性は非常に低いけど、何かのファンから暴言コメントが入ったことなら多少ある。
多いのはタレント関連、特にジャニーズ。ただ、そうした読者の大半はここ10年の内にSNSに移動したから、最近はほとんどみかけない。
続いて、テレビドラマ。珍しいものだと、PCソフト(プログラム)に対する不満を書いたら、プログラマーらしき通りすがりの読者が、「何も知らない素人が!」といった感じでコメント。珍しい玄人(くろうと)だ♪
☆ ☆ ☆
「個人的には」という言葉の別の側面としては、「個人的には・・・、一般的には・・・」といった感じで、主観と客観を分ける機能もある。逃げ道ではなくて、視点によって見え方が違うということを示す時の言い回しなのだ。
例えば、「個人的にはブログの方が好きだけど、一般的にはツイッターやインスタの方が遥かに人気がある」とか。
特に、私の場合、普通の人と違う見方をすることがよくあるから、個人と一般を分けることになる。例えば、ドラマ・映画といった映像作品を見る時、「個人的には映像そのものを重視するけど、ほとんどの人は登場人物とセリフ、物語に目を向ける」とか。これまで度々、具体的に示して来た。
一方、「私はこう思う」といった言い方はそもそも、日常生活でほとんど使われてないはず。というのも、日本語は主語を省略することが多い言語だから、わざわざ「私は」と主語を付けると、我(が)が強すぎるのだ。
「個人的には」なら副詞句だから、形式的・文法的には、主語が登場しない。その意味で、「個人的には」という言葉は、「私は」を適度にボカした婉曲表現でもある。
というわけで、「個人的には」&「個人の感想♪」、今後もフツーに使っていく予定。問題ないとかいうより、全然アリだと積極的に考えてる。個人的には♪
☆ ☆ ☆
最後に、昨日の走りについて。これはもともと個人の話だから、「個人的には」とは書かない♪
3日続けて走った後、1日だけ休んで、16km走。昼過ぎまで脚がダルかったから、自信もやる気もなかったけど、夜になって気温が下がると、かなり回復。前半ゆっくり、後半は徐々にペースアップして、トータルでは1km5分11秒ペース。ぼちぼちか。
気温12.5度、湿度50%、風速1.5m。2日前は21.5度だったから、10度近くも涼しくなったことになる。走りやすいけど、風邪・インフル・コロナには注意しよう。心拍計は久々に正常だった。
なお、今週は計13826字で終了。ではまた来週。。☆彡
往路(2.4 km) 13分37秒 124 132
LAP 1(2.1) 11分25秒 134 141
2 11分26秒 136 140
3 11分02秒 141 144
4 10分37秒 145 148
5 10分30秒 148 152
復路(2.9)14分19秒 155 164
計 16km 1時間22分56秒 139(79%) 164(94%)
(計 2362字)
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