「神の子」マラドーナ追悼、86年W杯イングランド戦5人抜き「世紀のゴール」の映像分析(スペイン語実況)
太く短い・・という感じがしない、充実した60年の人生だ。あまりに色々と目立ってたサッカー界のレジェンド、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(Diego Armando Maradona)が、2020年11月25日に死去。アルゼンチンは3日間、喪に服すとのこと。最後は文字通り、神になったと。
上はNHKより。写真はアフロ。1986年・メキシコW杯で優勝した頃が、最も輝いてた時か。25歳だから、選手としてまさに全盛期。正直、外見的には小太りに見えてしまうけど、動きは鋭くて軽やか。瞬発力と技術が天才的だったのか。
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マラドーナと言えば、この大会の準々決勝、イングランド戦の「神の手」ゴールと「5人抜き」ゴールが世界的に有名。あちこちのテレビ番組でも映像が流れてるはず。
ここでは、2007年にFIFA「世紀のゴール」に選ばれた、5人抜きを細かく分析してみよう。20世紀を代表するゴールってことね。10秒ちょっと、50m~60mほどの独走ドリブルゴール。
YouTubeの動画は海賊版だろうけど、昔からネット上に同種の映像が溢れ返ってるので、今さら著作権とか問題にされることはないはず。一応、リンクは付けないけど、検索すればすぐ見つかる。
ちなみに私の検索フレーズは、「maradona dribble goal」。ドリブルの英語の綴りを間違って入力したけど、正しく変換してくれた(笑)。正直で、いいね♪
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アルゼンチン(ARGENTINA)-イングランド クォーターファイナル メキシコ86 メキシコシティ エスタディオ・アステカ(アステカ・スタジアム) 6月22日 1986年
アルゼンチンと英国は、この4年前にフォークランド紛争で3ヶ月間、戦争。英国が勝利した記憶がまだ鮮明に残った状況での試合だった。
マラドーナは栄光の背番号、10番。
イングランド(INGLATERRA)で5人抜きされたのは、順に、20番・Beardsley(ベアズリー)、16番・Reid(リード)、6番・Butcher(ブッチャー)、14番・Fenwick(フェンウィック)、そしてゴールキーパーの1番・Shilton(シルトン)。永遠に名前が残ることになったから、ある意味、ラッキーかも♪
そして、早口のスペイン語で熱く絶叫し続けた実況担当が、ビクトル・ウーゴ・モラレス。こちらも有名人らしい。「前畑がんばれ!」のNHK・川西三省アナみたいなものか♪ 古っ!
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0-0で迎えた後半6分。マラドーナの「神の手」(ハンドの反則♪)ゴールで1-0になって、4分後。つまり後半10分。マラドーナは自陣で味方からパスを受ける。
最初にマラドーナに寄せて行ったのが、20番・ベアズリー。抜かれたというより、ヒラリとかわされた形。
20番にかわって、16番のリードが激しくディフェンス。しかし、マラドーナのドリブルが速い。
「ahi la tiene Maradona」。Google翻訳の英訳を参考にすると、「マラドーナがボールを持った」って感じか?
「arranca por la derecha」。右サイドから走り出した?
「el genio del futbol mundial」。サッカー界の天才。
「y deja el tercero」。3人目も置き去りに? 軽いフェイントで完全に抜かれてしまったのは、6番・ブッチャー。
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「y va a tocar para Burruchaga」。(味方の)ブルチャガ(左端の選手?)に近づいて行く?
「Siempre Maradona!」。ずっとマラドーナ(がボールを持ったまま)。
「Genio! Genio! Genio!」。天才!、天才!、天才!
「ta-ta-ta-ta-ta-ta」。タタタタ。北斗の拳か♪ 古っ! いや、時代的にはピッタリ一致してるから、当たってるかも(笑)。
実況が翻訳不能の雄叫びをあげる中、マラドーナが14番のディフェンダー・フェンウィックとキーパーのシルトンを立て続けに抜き去る。
最後に懸命に足を伸ばした2番・スティーブンスも入れれば「6人抜き」だけど、これはシュートをはじこうとしただけだから、抜かれたとは言わないわけネ。ちなみにゴール内に見える白い丸はボールではない。まだシュートした瞬間。
左側、フジフィルムの横断幕あたりに突き刺さってるのが白いボール。セイコーもキャノンも頑張ってる♪ 日本はバブル直前、経済的にキラキラ輝いてた時期。サッカーは輝いてないけど(笑)
「y Goooooool!」。そして、ゴーーーーーーール!
観客席の方に駆け寄って飛び上がるマラドーナ。後ろの7番・ブルチャガは内心、俺にパスしろよ!と思ってたかも♪
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これは、左サイドのカメラでのリプレイ。「Es para llorar, perdonenme」。絶叫する私を許してください?
ゴール後ろのカメラ映像。「en la jugada do todos los tiempos」。すべての時間のプレイで(宇宙の凧みたいな素晴らしい動きだ)?
右サイドのカメラ。「para dejar en el camino a tanto ingles」。大勢の英国選手を置き去りにして?
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その後、イングランドはリネカーのシュートで追い上げたものの、結局、2-1でアルゼンチン勝利。その後の優勝へとつながった。
彼が遺した記憶も記録も、永遠に不滅。どうか、安らかに。。☆彡
(計 2231字)
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