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20歳・大学生の山Pが色紙に書いた言葉「愚公移山」(中国の書籍『列子』湯問)、原文と意味

「愚公移山」の精心でガンバレ!! 山を移す♪ 偶然とは思えない言葉だね。将来の自分が活躍場所を移すことが薄々わかってたと。

     

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この変色した色紙の言葉。2005年5月4日のコンサートで、山P=山下智久が投げた物らしい。20歳の大学生(明治大学商学部)時代。当時は「やましたともひさ」とひらがなでサインしてたのかな?

     

「精心」っていう誤字がカワイイね・・と書こうとして、念のために検索してみたら、昔は「精心」という漢字(訳語?)も一応使われてたらしい。「愚行移山」という言葉自体が古いから、わざと精神じゃなくて精心と書いたとしたら、かなりマニアックで、いいね♪

       

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よく見るとかなりシワや折れ目がついてるから、観客席で激しい争奪戦があったようにも見える♪ 二重のビックリマーク(!!)がお気に入りってことか。丸っこい可愛い字体なんだね。

   

    

     ☆     ☆     ☆

さて、このエピソードは2週間前、文春オンラインで読んだもの。「それでもファンが山下智久を愛し続ける理由 私がいただいた色紙の『異質な言葉』」。

   

スクープとはずいぶん違う内容で、どうも本物の山Pファン(sweetie:スウィーティ)がライターらしい。「みきーる」さん。貴重な色紙のゲット&保存、実に素晴らしい☆ 家宝だね。

       

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ウチの古い常連さんの名前(ハンドルネーム)とちょっと似てるし、文体も似てる気がするけど、まさか、ね?(笑)。大当たりでも大ハズレでも、久々にコメントどうぞ。システム変更で入力しにくくなってるけど、5年半もご無沙汰だから♪

   

ご本人のものらしき関連ツイートも発見した。ジャニヲタと自称する@mikiruさんのアカウント。29歳おめでとう記念(笑)。ブログもお持ちらしい。「ジャニヲタ刑事!」(≧▽≦)

    

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     ☆     ☆     ☆

ちなみに、私は単なる一般男性だけど、ウチは15年前から毎日続けてるブログで、初めて毎回レビューしたドラマが、この春に再放送された名作『野ブタ。をプロデュース』。英語も好きだから、「美青年」山Pの関連記事は多い。

   

中国や古典にも興味があるから、「愚公移山」について調べてみた。先日、初めて「いいね」を付けてくれたのも山Pファンだったし♪ そうゆう理由か! いや、美青年も私も礼儀正しいのだ。

  

マジメな話、試しに調べてみると、美青年は「12歳から中国語を勉強していて、大学でも学びました」とのこと。

   

それは凄いね。英語と中国語が世界進出のポイントだと、子どもの頃から分かってて、ずっと努力して来たと。2年前の中国映画のプロモーションの際に現地で語ってた

  

私も一応、かなり前に中国語の参考書を買ったけど、ほとんど読まないまま、どこかに埋もれてしまった (^^ゞ 韓国語の本も同様♪ 単なる小市民、ガックシ。。_| ̄|○

   

     

     ☆     ☆     ☆

で、「愚公移山」。このブログの管理画面で「ぐこう」と入力すると、検索候補に「愚公山を移す」と出る。

  

2000年以上も前、紀元前の中国の思想家・哲学者、列子(列・先生、という意味)が残したとされる、詳細不明の古典的著作『列子』の小話。第5巻「湯問」(とうもん)という篇に書かれてる。

  

デジタル大辞泉の「愚公山を移す」の説明を引用しとこう

  

どんなに困難なことでも努力を続ければ、やがては成就するというたとえ。 [補説] 愚公という老人が、交通の便をよくするために一族で自宅の前にある山を崩しはじめた。これを見た人が、その愚かさを笑ったのに対し、愚公は、子々孫々続ければいつかは成功すると答えた。その志に感じた天帝が一夜で山を移させたという」。

  

さすが天帝、天地を支配する神。現代の最新の重機を遥かにしのぐ土木工事の能力を持ってたと。あるいは、山が小さかったとか♪ コラコラ!

   

   

     ☆     ☆     ☆

上のような意味の説明なら、ネット上のあちこちに既に流れてる。ここからさらに、原文と専門書籍の解説まで遡るのがマニアック・ブログ♪

  

国立国会図書館・デジタルコレクションで探すと、100年前の研究書が著作権切れで無料公開されてた。早稲田大学出版部『漢籍国字解全書 先哲遺著 第九巻』。大正15年、西暦1926年。「張注列子國字解」。目次の左端に「湯問第五」と書かれてる。古代中国の「湯」王が質「問」する形のお話。

   

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重い画像ファイルを、愚公のようにコツコツとめくっていくと、結末の意外なオチにたどり着いた。

  

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実は、天帝は、愚公に感心して山を移動させたのではない。山の神(操蛇)が、愚公たちの努力にビビって、天帝に泣きついたから、天帝が山の神を助けるために移動させたらしい♪

    

折角の緩いオチを、努力を褒めたたえる教訓話のように語り継いでしまうのが、ありがちなパターン。まずは、素直に面白がる所か。子供向けの絵本なら、山の神が涙を流して逃げ出す絵が載ってるはず。

  

   

     ☆     ☆     ☆

とはいえ、愚公の地道で遠大な努力によって、山の移動に成功したのは事実(お話の中で)。

   

「山P移山」。美青年の地道で遠大な努力が、世界を動かすことを期待しよう。私は、自宅の本の山を動かして、中国語の参考書を探すと♪ それでは、今日はこの辺で。。☆彡

   

       (計 2089字)

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