2時間かかった詰将棋(9手詰め、有段者レベル、打ち歩詰め打開、朝日be)
年末で忙しいのにハマってしまった・・と思いつつ、過去の記事を検索してみると、どうも私は年末に難しい詰将棋にハマる傾向があるらしい (^^ゞ
忙しい時ほど、どうでもいいような事をしてしまうってパターンか。急ぎの大切な仕事の前に、まず部屋を片付けるとか、端末の不要なファイルを削除するとか、手足の爪を切るとか(笑)。あるある実話か!
とにかく、間を空けながら考え続けて、合計2時間もかかったのは丸1年ぶり。有段者レベルの詰将棋を記事にするのは、丸2年ぶり。いや、悔しいから、せめてブログ記事のネタに使って元を取りたいわけ。全く取れないけど♪
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2020年11月28日(土曜)の朝日新聞・別刷beに掲載されたのは、上図の詰将棋。持ち駒は歩1枚。
毎週、解答付きで掲載されてるで、「棋士たちに挑戦!」。出題は都成竜馬六段。今回は、それほど長くない9手詰めなのに、滅多に出ない「有段」レベル。ということは、考えにくい問題ということだ。
ちなみに私の棋力は、高校時代には三段くらいだったと思うけど、卒業後はほとんど将棋から離れてたので、今だと2級くらいかも。藤井聡太ブームにつられて、最近は興味が復活してるけど、人間相手の実戦は、ネット経由でさえ全く無し。アプリ「将棋ウォーズ」のAIとの対決なら、数十連勝中♪
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さて、私の第一感は、3二飛不成だった。1一玉と逃げるのなら、1三飛成、同桂、1二歩、2一玉、3一と、で簡単に詰み。
だから、3二飛不成には同玉しかない。ただ、その後の変化が複雑で難解。キレイなのは4三飛成で、同玉なら4二馬ですぐ詰みだけど、4三飛成は同馬と取られて続かない。他の候補は多過ぎて疲れるから、最初に戻って別の手を考え始めた。
2六飛。玉が逃げると1二歩とか5二飛成で詰みそうだから(実は詰まない♪)、同馬、3四桂。これで下図。1一玉なら、1三飛成、同桂、3三馬で詰みだから、1二玉しかない。そこで、5二飛成、2三玉。これで、どうしても詰まない。
他に、最初の局面で3一飛成とか、筋の悪い3三飛成(どちらか)とか、3三馬とか。どうしても詰まないから、しばらく塩漬けにしとこうと思って放置プレイを始めても、気になってまた考えてしまう (^^ゞ
答はすぐ右側に載ってるから、初手だけこっそり見ようかな・・とか思いつつ、甘い誘惑に抵抗し続けてた♪ ノートに書くとか、盤と駒を使うとかいうのは、私の基準だと反則。詰将棋はあくまで、最初の図と自分の頭だけで解くのがルールだ。
たかが9手詰めで、変化は多いけど、主要な手はもうすべて頭にある。後は組合せと順番だけのはず。。
☆ ☆ ☆
諦めかけた時、ふと第一感の3二飛不成に戻って、ようやくつまらない見落としを発見。
私は5二飛成、2三玉で、後は2四歩が打ち歩詰めの禁じ手だから詰まないと思い込んでたけど、そう言えば、2四歩、3三玉、4二龍で詰みだった (^^ゞ 3三の地点は攻め駒が3つも効いてるから玉が行けるはずはない、という完全な思い込み。
後はもう一瞬で解決。そのままだと7手詰めになってしまうから、何か特殊な受けで手数を延ばすはず。すると、4二桂の合い駒にすぐ気付く。前に進める合い駒(歩以外)だと、取られて2四に打たれてしまうから、桂馬の合い駒しかない。
同龍、2三玉で、2四歩がまた禁じ手になるから、元に戻って微調整。5二飛「不成」へと変更。4二桂にも、同飛「不成」。これでピッタリ詰み。作者の棋士の名前が「竜馬」なのに、竜はナシで、馬だけ登場♪
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結局、正解は、3二飛不成、同玉、5二飛不成、4二桂、同飛不成、2三玉、2四歩、3三玉、2五桂、まで、9手詰。
あぁ、初手は一瞬で分かってたから、勘違いさえなければすぐ解けてたのに・・とか、残念な負け惜しみをつぶやきつつ(笑)、それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 1602字)
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