テレワーク増加で眼精疲労、「ガボール・パッチ」アプリの脳トレーニングで視力回復?
フツーの視力測定アプリの記事をサラッと書こうとしただけなのに、「ガボール」(Gabor)なんて妙な話にズブズブ引き込まれてしまった (^^ゞ マニアの哀しい性(さが)なのだ♪
私は今日まで、聞いたこともなかったけど、テレビで何度も紹介されてるようだし、本も色々出てるから、知ってる人も多いんだろうね。NHK『あさイチ』やテレ朝『今でしょ』にも出演とのこと。
実際、アマゾンでは堂々、ランキング1位。『ガボール・アイ』。ただし、カテゴリーは老年医学(笑)。ちなみに私は平成ブロガーなので、念のため♪ 著者は平松類。現役の眼科医で医学博士。世界中の研究機関で《科学的に証明》。ちょっと大げさかな。
☆ ☆ ☆
コロナでテレワークが進んで、目の疲れや肩・腰の痛みを感じてる人は多いと思う。去年の3月くらいには、1年くらいの辛抱かな・・とか思ってたけど、少なくともあと半年くらいはコロナ騒動が続く可能性が高そうだ。1都3県はもうすぐ2度目の緊急事態宣言か。
年末に買った高品質のデスクライトは大正解で、一気に周囲が明るくなったけど、手元の小さい文字やキーボードを長時間扱う生活は相変わらず。
ふと、視力が落ちてそうだなと不安に思って、早速アップルのApp Storeでアプリ検索。予想通り、いっぱい並んでる。
まずはシンプルで評価が高いアプリをダウンロードして、視力測定。手を伸ばした状態で、タブレット画面までの距離を測って、簡単な設定を済ませて、いざ測定。
例のCマーク(ランドルト環)で検査すると、意外なことに、視力はほとんど変わってなかった。ちょっと落ちたかなって程度。アプリによる自己チェックだから、正しい測定結果かどうか不明だけど、単なる疲れの方が大きいのかも。
・・っていうか、間違ってラン「べ」ルト環と書いてる人が大勢いたりする。専門家まで。。♪
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で、それだけでブログ記事を1本書いてしまおうかと思ったけど、ちょっと弱すぎるかなと思って、もう1つだけアプリを試してみた。「ガボールパッチで視力回復トレーニング」。近視やスマホ老眼の対策に。
こちらにハマってしまったのだ。今でもモヤモヤするから、専門家を質問攻めにしたいほど♪ ちなみに、インストールした時点では、「ガボール」の意味は全く知らなかったし、アプリ名も完全スルー♪
目そのものというより、視覚情報を処理する脳を鍛えるっていう説明は、何となく納得できるような気もする。確かに、ぼやけた文字や汚い絵を見ても、それが何なのか判別できることはある。
ただ、アプリ自体に使用法の説明がほとんど無いから、1回目に試した時にはやり方が分からなくて、3分も試して0点!(^^ゞ 図形をタップで選択しても、誤答だらけだから、穏やかで大人しい性格の私でさえiPadを叩き割りたくなったほど♪
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そこをグッと我慢して、ちょっとネットで情報を仕入れた後、再度チャレンジすると、今度はそこそこ上手く行った。上図のぼやけた縞々(しましま)模様を、ガボール・パッチというらしい。
ホログラフィーでノーベル物理学賞を受賞したGobor氏が画像変換の数学理論を構築したってことでいいのかな。とにかく、緑で囲まれた図形と全く同じ図形(回転はさせない)が1つだけあって、それをタップすると正解1ポイントになる。
上の問題なら、緑の四角と一致するのは、赤丸。左上から右下に向かう縞(しま)模様で、中央に太い黒線が1つのもの。これは分かりやすいけど、もっと分かりにくい問題があるのだ。例えば、下の問題。
パッと見ただけだと、緑の四角と同じ図形が2つある。左上と左下。でも、よく見ると、緑の四角と左上は、中央の2本の黒線がほぼ同じ。ところが左下は、中央の1本の黒線だけがハッキリしてる。だから、左上の赤丸が正解なのだ。
これを瞬間的に判別すると、得点を稼げる。それを通じて、視力の脳に関する部分が向上するという話になってるけど、私はまださっきが初挑戦だから、目が疲れただけだ♪ そもそも、この変な図形をずっと大量に見続けるのが我慢できない人も多いはず。ゲーム化とかカラー化とか、工夫が必要だね。
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ところで、これだけの話なら、私がハマることはなかった。実は背景に、数学や物理が深く絡んでるし、高度な画像認識でも実用化されてるらしい。
下は英語版ウィキペディア「Gabor filter」の変換式みたいなもの。指数関数、三角関数、ガウス関数が登場。複素数(実数と虚数)を扱ってる。
物理的・工学的解説としては、九州工業大学が何となくイメージを与えてくれるけど、これだけでは素人には難し過ぎて、解読不能 (^^ゞ 専門用語が多過ぎるし、既に知ってる人向けのまとめ的な説明になってるし。
元の画像・映像に対して、ガボールフィルタと呼ばれる処理・機能を適用して変換することで、色んな特徴を抽出できるのかな? そのフィルタには上の関数が使われてて、高速演算用LSIを開発中だと。初期視覚機能をモデル化。
なるほど。よく見ると、左右対称なシマシマ(左から白黒白黒白)はcos型(偶関数型)。左右が点対称みたいに白黒逆転してる模様(黒白黒白黒白)がsin型(奇関数型)。
簡単な理屈が合ってることだけは確認できる。そうか。その意味で、シマシマ模様に2種類あるのか。気付かなかった。上で確認した1問目のシマシマは偶関数型、2問目は奇関数型ということか(多分♪)。
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ちゃんと英語の学術論文も確認できたし(下図、パイロットで実験)、代表的な米国メディアの一つ、ニューヨーク・タイムズでも記事になってた。空軍のパイロットは間近にあるディスプレイを見続けてるから老眼になりやすいの? 大丈夫か、空軍♪
というわけで、目について調べて記事を書いてたら、目がドッと疲れたから、そろそろ終わりにしよう♪ 私に効果があるかどうかは分からないけど、騙されたと思ってしばらく続けてみる予定。ただ、すぐ飽きてしまうかも (^^ゞ
訓練よりも目薬の方がラクで簡単だなとか、飲み薬で済めばいいのにとか思いつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 2517字)
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