日本のコロナ感染の「さざ波」(木村盛世&高橋洋一)、GoogleやNHKのAIは第4波の沈静化を予測
最近、テレビドラマや映画を見る気があまりしないのは、現実の社会が十分ドラマチックだからだろう。色んなキャラが登場して、色んな事が次々に起きる。コロナの変異株というのも、ある意味、大注目の新キャラだ。
もちろん、自分自身が重症患者として舞台に登場する可能性もある。といっても、自分が死者として登場する場合は、自分では見れないが。。
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さて、一昨日(21年5月9日)に急に一部で注目を浴びたのは、内閣官房参与・高橋洋一(嘉悦大学教授)のツイートだ。単なる炎上ではなく、逆に支持する「いいね」も多い。コメントは5000弱、いいねは15000だ。

「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」
さざ波という挑発的な言葉にカッコがついてるのは、木村盛世(元・厚労省技官)が以前からあちこちで使ってた言葉の引用だから。木村は堂々と自分で、元祖は私だと名乗り出てた。著書の評判もいいようで、amazonでは星4.4コの高評価。

高橋は政府に注意されたのか、その後、態度を軟化させて反省気味になってるが、木村の態度にはブレが無い。京都大学の一部の学者と似た感じで、非主流派の見解をアピールし続けてる。
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さて、高橋のツイッターをフツーに閲覧すると、肝心の日本のデータが下に隠れてしまってる。これ自体も重要なことで、つまり日本の感染確認者など、世界的に見ると下に隠れて見えないくらい少ないということだ。


クリック・タップすると、上のようにグラフの全体が出る。これは、世界的に有名なジョンズ・ホプキンズ大学のデータを、「One World in Data」(データにおいて世界を一つに)というサイトがまとめ直したもの。
1日ごとの新規感染確認者数(陽性者数、7日平均)を、人口100万人あたりの数値に直して、国別のグラフをまとめてある。
日本はほとんど、一番下の横軸に近い状態で、最近ワクチン接種が進んで収束してると思われてる英国と同レベル。日本で騒がれてるワクチンの遅れなど、ほとんどグラフに響いてない。ドイツ、イタリアはもちろん、カナダでさえ日本よりかなり悪い状況。
私がアクセスすると最初、日本のデータは表示されてなかった。わざわざ日本を選択して追加しないと表示されないほど、目立たない国の扱いなのだ。
最新のトップ(最悪)はインドだけど、フランスとほぼ同じ。米国もワクチンで落ち着いてると思われがちだけど、今でも日本より遥かに悪いレベルだ。
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こうした客観的な情報や比較は、当サイトでも時々、示して来た。確かに、「一理はある」のだ。十理はないとしても。
そうした側面を世間が見ようとしないのは、3つの理由からだろう。1つはマスコミやネットの影響。特に、テレビやスポーツ新聞、夕刊紙は一般ウケしそうな極論が目立つ。
2つ目は、自分の心理的不安の正当化。ホラ、自分が心配してる通り、世の中はひどい状況じゃないか・・と確認したくなる。
そして3つ目は毎度お馴染み、政治思想的な姿勢・立ち位置。リベラルや反政権の立場が否定的ツイートの主体となるのは、東日本大震災や反原発の時から同じまま。東京大学の鳥海不二夫教授のツイッター分析でも客観的に明白。
要するに、その時々で自分が攻撃しやすい対象を探してるから、自分にとって不利なデータはスルーしがちになる。悲惨なデータばかり見るのは、心理学的には確証バイアス。「さざ波」データをスルーするのは、認知的不協和の解消・低減だ。
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なぜ、高橋が炎上して、元祖の木村はそれほど叩かれないし注目されないのか。「笑笑」というツイートの余計な文末や、過去の奇妙なスキャンダル(?)を除くと、主たる理由は1つだろう。
高橋が自民党政権のブレイン、内閣官房参与で、五輪中止論にも否定的だから。他にも、中高年男性だからという見方も可能。木村は女性だし、シングルマザーで官僚組織と対立、うつ病(抑うつ状態)にもなってるから、現代社会だと叩かれにくい。
ベテラン人気芸人の東野幸治も、冷めたツイートを流してた。「次はさざ波問題か。コレ以前から言ってた事なのになぁ。さざ波なのにひっ迫してるのが問題ですって」。

高橋の例のツイートのすぐ下も、「一理」はある。五輪以外のスポーツは、開催されても叩かれてないし、大勢の行楽客の外出もあまり叩かれてない。
国家権力や政府、自民党が前面に立つ五輪だからこそ、野党も追及のネタに出来て、今後の選挙にもつなげられるわけだ。

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ただ、高橋が示したのとは別のデータや情報も見ると、見え方が多少は変わって来るのも事実。
例えば、以前からさんざん言われてるのは、日本のPCR検査率の低さ。他の国と同じくらい検査率を上げれば、感染確認者数はある程度増えるはず。
といっても、増える分は軽症者や無症状患者だから、重症者数や死者数はほぼ変わらないはず。
あるいは、オリンピック開催について。無観客で「バブル」の中に閉じ込めて行っても、世界中から大勢の選手・関係者が集まるからリスクは上昇しそうに思われる。テニスの錦織圭の「死人が出てまでも行われることではない」という過激な言葉も、五輪の特殊性が背景にあるはず。
もちろん、死人など五輪でなくても出るし、インフルエンザの死者は激減、全体の死者数も減ってるのが統計的事実だが。日経HPより。

日本のコロナの死者数は、過去(15~30年前)のインフルエンザの「超過死亡者」数とほぼ同レベル。大きく「風邪の死者」ととらえた時、それほど増えてるわけではないのだ。
もちろん、世界最大級のスポーツイベント・五輪だからこそ、当事者の心がけも違うはずで、リスクがどの程度上がるのかは不明。仮に全部で15000人が来日しても、東京の人口の1000分の1で、隔離された状態での増加に過ぎない。
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では、心理も政治思想も関係ない機械的システム、AIは今後をどう予測してるのか?
実はGoogleのCOVID-19感染予測もNHKスペシャルも見方が一致。夏にかけての沈静化を予測してるのだ。「さざ波」は一段と小さくなると。ちなみにGoogleのAIは、年末年始の第3波の急速な沈静化も早めに予測してた。


上のNHKのグラフを見ると、ワクチン無しの場合の予測(薄いオレンジ)でさえ、第4波はまもなく収束に向かうことになってる。気温の上昇も手助けしてくれるはずで、確かに去年もこの時期、第1波は収束。第2波も今から考えると小さかった。
変異株は別物だと言われてるけど、かなり強めに見積もっても、以前のコロナウイルスの2倍程度の悪性度(感染力、重症化力)。
とはいえ、一部の地域や病院が大変な状況にあるのは事実だし、できる範囲の対策はしっかり取ることにしよう。マスク、距離、手洗い・手指消毒、換気、・・etc。それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 2826字)
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