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3連敗ストレート負けを質問された渡辺明名人の応答、「いや別に」♪~棋聖戦第3局、藤井棋聖が初防衛(2021年)

満足、満足。最後にYouTube公式動画をチェックしたら、abemaの可愛いアナウンサーが登場したから♪ そこか!

  

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西澤由夏、27歳。顔も、二の腕の辺りも、いいね ♡ ミス中央大学だけど、普通の民放テレビ局の就職活動は全滅♪ ルックスはいいけど、喋りとか色んな能力・実績の面で落とされたのかな。中央だからとか(コラッ!)。ま、超難関だから落ちる方が当たり前。

   

とにかく、最後に西澤アナを見たから、解説の聞き手、渡部愛(わたなべまな)・女流三段のインパクトが薄れてしまった♪ 日本将棋連盟と因縁の関係にある、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の実力派。アウトロー的気合も凄く、いいね。

  

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さて、昨日(令和3年7月3日)の第92期・ヒューリック杯棋聖戦・第3局は、最後まで面白かった。特に、藤井聡太・二冠vs豊島将之・竜王の王位戦・第1局を見た後だと♪ AIの評価値グラフを見るだけでも、違いはハッキリしてる。

   

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上が王位戦。中盤からずっと右下がりの単調で一方的な展開だと分かる。それに対して、下が昨日の棋聖戦。中盤まで互角で、終盤に2回、大逆転が起きてるのが分かる。実際はそれ以上に微妙な内容で、解説者も分からないと繰り返してた。

    

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そもそも、このabemaが誇るAIの形勢判断にも、2人の解説者は保留や疑問を投げかけてた♪ 阿久津主税・八段なんて、「途中、おかしかった」とかハッキリ言ってたほど。これで次から、解説に呼ばれなくなるかも(笑)

   

私も何度も書いてるけど、AIが示す評価値とか最善手、次善手とか、どれも刻々と変化していくから、中盤まではハッキリ確定した正解ではなくて、参考程度。最善手を指した後の膨大な変化も、画面下にたった1つ示されてるだけ。

   

正解がハッキリするのは終盤の最後、詰み筋がある時。これはいくら難しくても、AIにとっては一瞬で、詰将棋日本一の藤井聡太・二冠でも全くかなわない。

   

    

      ☆     ☆     ☆

ある意味、対局以上に刺激的だったのは、終局直後のインタビュー。負けたとはいえ、棋界最高位に立つ現役最強・渡辺明名人に、ストレート負けについてどう思うかという質問が出たのだ。聞いてるこっちが震え上がったほど♪

   

渡辺の応答はかなり長かったけど、要するに、そんなの関係ないという内容。聞き方によっては怒ってるような感じもあったけど、あれは渡辺の普通の喋り方だと思う。抑揚や強弱が激しくて、感情がこもってて、多弁なのだ。藤井二冠と真逆♪

   

日刊スポーツとYahoo!の専門家による個人記事が共に、「いや別に」と書いてるから、この記事のタイトルにも「別に」を採用♪ 特に日刊は「いや別に」を記事タイトルに入れてた。

   

私がすぐ思い出したのは、沢尻エリカ女王様の超有名な言葉だけど、そう言えば、毎年恒例の長寿番組『明石家サンタ』のお約束の言葉でもある♪ 「八木さん、ファンです」「どこが?」「いや、別に」♪

  

今年の明石家サンタに渡辺名人が電話して、このセリフを出したら、私は超~ウケるけど、さんまと八木にも、ほとんどの視聴者にも、細かすぎて伝わらないだろうね。まあでも、私の記憶にはしっかり刻まれた。質問者の勇気も(笑)

   

   

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YouTubeの公式動画によると、序盤は上のような展開だったらしい。ここから先手は、6六歩、6七金とか指してないから、矢倉囲いも出来てないけど、ライブ動画の解説では矢倉と呼んでた。矢倉という言葉の意味が広くなってるわけか。

   

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私が見始めたのは上図の局面。43手目、同角成。手前の先手・渡辺の2四角に対して、向こう側の後手・藤井が4二金右と受けて、先手が同角成とした所で、6五歩も銀取りになってるし、かなり激しい戦い。ところが、50%vs50%の互角。

   

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その後、少し進んで藤井が60vs40くらいでリードしてた上図。玉の赤色は間違いで、本当は7八歩と受けた局面。

  

AIが示す後手の最善手は2五銀打だったけど、藤井は4五歩を選択(68手目)。これが悪手で、一気に互角の50vs50に戻ったのに、先手は2二飛成としたから、また藤井が70vs30くらいでリード。

   

4五歩には、4四桂がAI的な最善手(の1つ)とされてた。確か、解説では、3三歩と同レベルの手だと言ってた気がする。

  

  

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その後、上の後手、5四銀と歩を取った72手目でまた逆転。ここはAI的には4六歩と銀を取るのが最善。そこからは先手が有利な局面が続いたけど、下図からの先手・2二角成が緩くて、また逆転。後手の藤井が有利に。

      

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渡辺明ブログによると、感想戦で佐藤康光・九段に、「先手2二角成のところ、AIは先手良しだった」と言われたけど、よく分からなかったらしい。

   

AIが示してた手順は、7四銀、7八角、5九玉、7九竜、4八玉、5六桂、3八玉、5四歩、7三銀不成、同玉、5九歩、9九竜。先手がギリギリ1手勝ちか。ちなみに「チーム渡辺」のtwitterにもコメントがあった。

  

  

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その後もビミョーだったけど、AIの評価はじりじりと藤井の優勢から勝勢に。そして上図の後手96手目、7一飛がキレイでオシャレな勝ち方だった。普通に7九竜が最善とされてたけど、7一飛、同馬として、馬の守備力を消した方が、後手は詰めやすい。

   

同馬、7九竜、4八玉、3六桂で、渡辺が投了。手数はちょうど100手。後はもう、先手の玉がどう逃げても後手の勝ち。後手の6五歩、5四歩、3四銀がよく効いてる。

  

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この後、記者会見が始まるまで2時間もかかって、解説の黒沢怜生・六段がトークで必死につないでた♪ 見てて気の毒になったほど。朝からずっと解説で、最後にあの妙に長いワンマンショーは厳しい。一応、野田澤彩乃・女流初段も聞き役でいたけど。

   

   

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で、21時10分くらいに始まった共同記者会見。笑顔と誠実で柔らかい受け応えはいいとして、ちょっと面白みがないね(失礼♪)。名言も、新しい言葉もほぼ無し。まあ、あれが彼のキャラなんだろうけど、もうちょっと本音を出して欲しい所。

  

例えば、豊島に1勝7敗、渡辺に8勝1敗という対戦成績についてどう思うかと質問された場面。渡辺名人に気遣うのはいいとして、豊島への苦手意識とか、やりにくさとか、自虐をまじえたりして具体的に語って欲しかった。

  

まあ、笑顔が可愛くて、結果も最年少タイトル防衛だから、すべてOKか♪ 最初に喜びを伝えたい相手も語らなかったけど、「いずれ、伝えたい特別な人が出来れば嬉しいですね」とか、サービス・トークはあってもいい。

  

記者も質問しやすくなるし、メディアも報道しやすくなる。まだ18歳とはいえ、将棋界を引っ張る立場なんだから、今後のトークに期待しよう。なお、今週は計13860字で終了。また来週。。☆彡

   

         (計 2770字)

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