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小室圭さんも受験したニューヨーク州司法試験、2021年2月の過去問(記述・MEE)の内容と感想

10月末にすぐアップするつもりだったが、体調不良その他で2週間近くも遅れてしまった。今さら感はあるものの、せっかく準備したことだし、ちょっと面白かったから記事にしとこう。

    

公式サイトのごく一部を引用させて頂く。日本の非営利の個人サイトなので、著作権その他、米国の法令遵守についてはお手柔らかに♪ ここはビジネスの場ではない。

  

 “ I am a amateur Japanese blogger,  and this is a non-profit hobby site.  Thank you.”

  

    

     ☆     ☆     ☆  

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The New York State Board of Law Examiners(ニューヨーク州・司法試験委員会)の公式サイトのトップ。サイトの作りもお堅い、専門的なスタイルになってる。普通なら、一般人は見ないはず。

   

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10月末、日本からのアクセスが増えたのが、上の「Past Bar Exam Results」。受験結果の項目。小室圭さんが不合格だったらしいことが判明して、その後、NHKニュースの取材で確認された。

    

私は、試験に落ちたことよりも、試験の中身に興味がある。すぐ上の項目、「Past Bar Exam Questions & Answers」。過去問と模範解答の例。そもそも、中身を知らずに、多くの受験生が合格してるとかいう表面的な情報だけで、人物を評価することはできないはず。

    

先に結論から書くと、この試験は大変だと思う。特に、日本人など、外国人にとっては。問題文の英語はかなり簡単に見えるが、長くて細かいし、英語で回答を記述するのは難しい。

   

   

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上が、2021年の冬(2月)の試験問題(とされるもの)の表紙。Remote(リモート、遠隔)はいいとして、下のMEE とMPTという略語が分かりにくい。

  

MEEとは、Multistate Essay Exam。全州に関わる記述試験。要するに、ニューヨークだけ考えた問題ではなく、全米を考慮した問題ということ。ちなみに、州によっては、その州だけに関する問題を出してるらしい。3時間。配点は全体の30%。

   

MPTとは、Multistate Performance Test。全州に関わる実地試験。これは、実際の弁護士などの仕事に似た文書作成をさせるようだが、参考資料が掲載されてない(模範解答からの読み取りを要求してるのかも)。3時間、20%。

   

MEEもMPTも大変そうに見えるので、選択式のMBE(Multistate Bar Examination)で点数を稼ぐということか。6時間(3時間×2)で200問、50%。

   

ここでは、記述試験MEEの第1問を見てみよう。6問で3時間だから、1問あたり30分。日本人にとっては、長い英作文だけで時間を取られてしまうだろう。

   

   

     ☆     ☆     ☆

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第1問だけで上の長さの英文で、小問3つ(1、2、3)がそれぞれa、bに分かれてる。ということは、第1問だけで6つの問いに英語で答える必要がある。1つあたり、5分しかない。

   

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ある女性が、フード・トラックの仕事を行ってて、1人の男性に手助けを依頼。朝の買い出しを、あなたのクレジット・カードで行って欲しい。後で返金する。1日の配達の報酬は20ドル。他に、利益の10%を支払う。「OK」。2人は握手。

  

最初の数ヶ月は上手く行ってたが、男性がうっかり自分の車で事故を起こしてしまう。しかも、保険は失効。男性は女性に手紙を書いて、損失分の支払いを要求。女性は、法的責任について、弁護士に相談した。

   

1(a) 女性と男性は、フードトラックビジネスのパートナーか? 説明せよ。

   

  

普通に考えれば、明らかに仕事の「パートナー」(partner:仲間)だろう。時間も経過してるし、女性からの依頼で、金銭や物品のやり取りも継続的に度々行われてる。

   

   

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ところが模範解答は、パートナーではない、とされてるのだ。この場合のパートナーという用語は、共同経営者とか共同出資者という意味になるのだろう。

  

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「結論として、男性は女性のパートナーではないだろう。なぜなら、2人が共同でビジネスを行っていたとはみなされないだろうから。」

           

男性の関与は限定的だし、事業の損失に関しての同意がないし、日給が支払われてる。だから、パートナーではなく、雇用者か契約者だと。その後の質問と模範解答を見ると、男性は契約者であって、女性に責任はないとされてる。

  

したがって、女性は支払いの責任を逃れて、その弁護士も報酬を得るということか。

   

結論だけなら、業務に慣れてる人ならすぐ分かるかも知れないが、上の模範解答の解説を見ても、かなり長いことが分かる。法や判例、慣例に即して、論理的に説明する必要があるのだ。わずか5分で。

   

   

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ただし、意外なほど合格率が高いのは統計的事実で、特に初めての受験者の合格率は高い。全体で64%。海外で教育を受けたものだけに絞っても、52%。

  

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こうしてみると、やはり、小室さんが表彰された論文の内容と試験とは別物と考えるべきだろう。あの論文の内容は一般的な話のまとめ。それに対して、試験問題は遥かに具体的で細かいものになってる。

  

それは、次の第2問を見ても分かることで、遺産の相続と遺言について、かなり特殊で複雑な状況が設定されてた。

  

というわけで、やはり大変な努力と実力が要求される世界のようだ。普通の人はそもそも、受験の前に、案内の非常に長い英文を読むだけでも困難だろう。

   

なお、私が昔、アルバイト中に手の指を切って病院に行った時には、労災から全額支払われた。治療費と、休んだ日の給与。上の問題の場合、現実には、女性の仕事がどのような保険契約の状況にあったのかも重要だろう。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

      (計 2344字)

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