アナログレコードやプレーヤーは世界的レトロ人気なのに、ビデオテープ再生機はデジタル(miniDV)でも絶滅寸前・・
「朝日新聞は夕刊の方が面白い」というのは、私と知人Fさんが珍しく一致した意見♪ 朝刊は、前日までの普通のニュースに関する記事が中心だが、夕刊はもう少し広い視野でマニアックな記事を載せてることが多い。あまり時間に縛られないからこそ、夕刊の記事は、数日前とかにデジタル版に載ってることもある。
特に、夕刊の1面~3面と最後の社会面はなるべく目を通す。中でも例えば、3面に時々連載されてる「ポップスみおつくし」はハズレが少ない。五月女(そおとめ)ケイ子の下手ウマ的なイラスト(1コマ漫画)も、ポップで可愛い♪
ちなみに「みおつくし」とは、漢字で「澪標」。「道標」(みちしるべ)の海・川バージョンみたいなもので、船が通りやすい所を示すマークだが、注意をうながすものでもある。下は、精選版・日本国語大辞典より縮小引用。
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21年11月25日・夕刊の連載のタイトルは、「Jポップの終焉」、「CDとともに 色あせた自意識」。執筆は増田聡(大阪市立大学教授)。
ウンチクだらけの文章が目立つ人で、朝日的なリベラル色もほのかに漂ってるが、それらがあまり気にならないし、フツーに興味深い。マニアの強烈なこだわりに微笑んでしまう。
今回の主たる内容を簡単にまとめると、1988年くらいからの「Jポップ」というものは、CDと密接に結びついていたし、「J」(外国とは違う日本)への自意識もあったが、今ではそれら全てが終焉に向かってるというもの。JポップもCDも「J」も。
確かに、J POPという言葉を見聞きしなくなってるし、流行遅れの感もある。むしろ、K-POPという言葉の方が生き延びてるかも。まあ、それは漢字の国名を避けてる面もあるだろうけど。。
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さて、上の記事で私が注目したのは、J POPやCD、Jの終焉よりも、冒頭のツカミの部分。
「20年ぶりにレコードプレーヤーを買った。最近流行のトランク型、スピーカー内蔵のポータブル機である。持ち運んでどこでもレコードを鳴らせるだけではなく、パソコンと接続し音楽ファイルとして読み込むこともできる。・・・1万円前後という価格も・・・最近アナログレコードを聴き始めた若者向けである。それでいて、外見はレトロ・・・」。
この教授は専門だから、研究や教育(授業)で使えるだろうけど、一般人がそんな物を買って、どこでレコード鳴らすの? そうツッコミたくはなる♪ 普通の公園もたぶん禁止だろうし、場所が自宅しかない。
でも、屋外じゃなくて、自宅や友人・知人の家で使えばいいのかな。とにかく、そんな安くてオシャレなプレーヤーがあるとは知らなかった。
さっそくamazonで「レコードプレーヤー トランク」の検索をかけると、確かに安くてレトロな商品が並んでる。品質は知らないけど、5000円くらいで買えてしまうのか。スーツケース型とかポータブルという呼び名が目立つ。
PCへの録音もUSB接続で簡単らしい。それで配送料込み、8800円とか。これなら、単なるインテリアとして買ってもいい価格だ。家に置き場所がある人なら♪ 置き場所がなくても、インスタ映え用の写真撮影の時だけ、トランクを開くとか。
スピーカー込みだから、全体でも、デスクトップ・パソコンと変わらない大きさ。 リチウムイオン電池で、電源コードなしで聴けるし、重さも3kg以下。フタが途中でパタンと閉じてしまうのが、ちょっと心配かも。
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ちなみに上の商品名の最後に、「Vinyl Motion」と書かれてる。この「Vinyl」、英語の発音は色々あるけど、普通は「ヴァイニル」かな。要するに、カタカナ英語だと「ビニール」のこと♪
英語圏ではレコードのことを、ヴァイニル・レコードとか、ヴァイニル呼んでるらしい。日本語だとビニール・レコードだから、グニャッと曲がりそう(笑)。もちろん、普通のレコード(record)とか、ディスク・レコードという呼び名もある。
コロナ禍もレコードにとってはプラスに働いたようで、逆に、CDにとっては、音楽配信の普及が大きなマイナス。というわけで、2020年・上半期には何と、レコードがCDを逆転。40年ぶりの快挙! これは全く読めない展開だね。下は日経新聞のサイトより。LPレコードのジャケットは、手頃なアートでもある。
DJやクラブ、ダンスの人気も影響してるんだろうけど、売れてるのはビートルズとかデヴィッド・ボウイとか、レコード時代のスターだ。基本的にはやっぱり、レトロ、回顧とかリバイバルということだろう。1周回って新しいとか。
そういえば、トランク型とかスーツケース型のプレイヤーは、数十年前というより、百数十年前のエジソンの蓄音機まで遡る超レトロ・デザインだろう♪ 下は英語版ウィキ、「Phonograph」(蓄音機)の項目より。
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この流れなら、ビデオテープにもレトロブームが来てもおかしくないと思うけど、何と、デジタルのminiDVでさえ、再生機があまり売られてない状況。
調べてみると、2006年までは新製品が確認できたけど、2007年以降はまだ発見できてない。いずれにせよ、それはちょうど私がブログやスポーツ(ランニング&自転車)に夢中だった時期で、知らない内にminiDVが終わってしまったのだ。私のデジタルビデオの立場は?♪
ユーザーやメディアの数の問題だろうけど、普通のアナログ・ビデオテープの再生デッキは、2014年まで新製品が確認できる(DXアンテナ)。miniDVだと、古いビデオカメラや再生可能なデッキ(僅か)を見つけるか、業者にダビングを頼むしかない。
というわけで、そうした作業にも取り掛かりたいんだけど、とりあえず今は仕事その他にあおられてるのであった (^^ゞ いやぁ、それにしても結局、DVDが本命のメディアだったのか。安さもあって、ブルーレイが登場した後も安定した人気。
色々とやるべき事が多いよなぁ・・と溜息をつきつつ、今夜はこの辺で。。☆彡
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