精神障害者等の犯罪者、全体的には健常者より少ないけど、放火・殺人に限ると・・(『犯罪白書』)&7kmウォーク
(16日)Walk 7km,1時間15分,平均心拍 112?
消費エネルギー 470kcal?(脂肪 190kcal)
いつもの事ながら、事件の生々しい映像はやはり、たまたま居合わせた一般人の動画になる。マスメディアもすぐ駆けつけるけど、どうしても遅れる。
上の画像は、視聴者がNHKに提供した動画のキャプチャー。縦型だからスマホか。この動画の煙と消火活動の状況から考えると、屋外まで煙が立ち込めた時間はかなり短かったのかも。こんな状況で、はしご車の一番上から放水する消防隊員にも頭が下がる。一酸化炭素中毒は大丈夫なのか。
この種の火災事件の度に話題になるのが、煙。炎ではなく、煙でやられるらしいし、煙の動きは非常に速いらしい。朝日新聞デジタルは、窓から上半身を出して、なるべく下側の空気を吸う、「くの字」呼吸を紹介してた。理屈は分かるけど、一歩間違えると落下してしまうから、ビミョーな所か。
ちなみに朝日の報道写真はどれも、既に落ち着いた後の様子になってた。窓ガラスには、「働く人の西梅田こころとからだクリニック」の文字。
☆ ☆ ☆
Google Earthでクリニックの位置を確認すると、赤丸のあたり。大阪というか、関西の中心。
まだわりと新しいクリニックで、受付と待合室は、白とベージュ系が基調のキレイな内装。真っ白なソファーの色を保つだけでも、清掃の手間がかかるはず。ところが、たまたま見たある患者の口コミでは、清潔感が星5コ中の1コになってた。しかも、開院2年後の評価で。
これは要するに、大変な人達を相手にしてるということだろう。といっても、その口コミに対しては否定的な評価が多かったから、ごく一部の患者が大変というべきかも。
院内の写真を見ても、清潔感が最低評価の場所には全く見えない。特に、カウンセリングルームは、パソコンのキーボードやライトまで含めて、トータルで上手くデザインされてる。
報道によると、2つ上の写真の左側の受付の前あたりで出火したらしい。結果論からいうと、その火をくぐって手前側のエレベーターや非常階段に向かって避難すべきだったのかも知れない。しかし、その場で急に大きな炎を見たら取り乱すのは当然。男が置いた紙袋(?)に入ってた中身は、何だったのか。
☆ ☆ ☆
この容疑者とされる男の自宅でも火事が起きてたらしいから、おそらく意を決した計画的犯罪だろう。男の情報はまだ少ないけど、こころの問題を抱える人間であるのはほぼ確実。
ここで思い出すのが、この種の事件の度に出て来る「有識者」のコメント。患者の犯罪は統計的に少ないことが分かってるので、世間の偏見が心配だといった感じのお話だ。今まで何度もその種の専門家のコメントを見て来たけど、私の実感とはかなりズレてる。ただ、自分で調べたことはなかった。
今、最新の令和2年版・犯罪白書(法務省)を見ると、興味深いデータが提示されてた。最近、話題の統計の改ざんはおそらく無いと思う。警察庁の統計が元になってるし、時間に追われて次々とアップデートしていく数値でもないので。
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精神障害者等による刑法犯 検挙人員(罪名別)。
犯罪の全体で見ると、「精神障害者等」の犯罪率は、一般人(または健常者)よりかなり低い。
ここでいう「精神障害者等」の定義は、普通の精神疾患の患者とは微妙に違ってるみたいだから分かりにくいけど、おそらく日本の人口の3~5%前後だと思う(数百万人)。ところが、検挙総数に占める割合は僅か1%にすぎない。
ところが、殺人と放火という重大犯罪だけに限ってみると、割合が非常に高くなってる。特に放火は極端に多い。
もちろん、絶対数は少ないけど、割合的には一般人の数倍という計算になる。そうした重大な統計的事実に触れることなく、世間の「偏見」に注意を促す「専門家」というのもどうかと思う。犯罪白書がわざわざ1つの章を設けて特別に分析してるのには、明確な根拠があるのだ。長崎国際大学の論文(著者・金澤由佳)を見ると、はるか昔からほぼ同じ傾向があるようだ。
一応、人権派らしき団体・医療観察法NETによる反論(障がい者寄りの姿勢)にもリンクを付けとこう。個々の犯罪の中身まで調べる余裕はいま無い。ともあれ、深夜の時点で24人とされる犠牲者の方々に、合掌。。
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一方、単なる一般の小市民は一昨日、7kmウォーキングしてみた。前日、ちょっと無理してリハビリ・ハーフを走った直後だから、まだダメージが残ってたけど、スピードを抑えて完歩。正直、私にとっては、7kmジョグの方がラクだったかも。片足に全体重が乗ってる時間が長いからか?
トータルでは1km11分弱のペース。気温9.5度、湿度70%、風速2m。新・心拍計はまたおかしなデータになってるから、この記事冒頭のデータでは補正しておいた。いまだに脚が痛いな・・とか思いつつ、ではまた。。☆彡
(計 2036字)
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