日本を代表する世界的エリートレース、福岡国際マラソン終了、最後の2021年(第75回)もハイレベルで有終の美☆
民放のテレビ番組をオンエア中に真面目に見たのは久しぶり。見て良かった♪ 一つの時代が終わったね。少数精鋭のエリートの活躍から、大勢の市民のイベントへ。スポンサーも絡むから、世界的な流れには逆らえなかった。
昭和22年(1947年)から日本のマラソン界をリードして来た福岡国際マラソン、令和3年(2021年)で終了。2021-1947+1=75。第75回で最後ということは、一度も休んでない。コロナ禍の去年も今年も開催。ただし平和台陸上競技場は無観客。
ハッキリ言って、視聴率や経済効果その他も含めて、お金の問題が大きかったんだろうと思う。それはオリンピックでも同様。福岡国際マラソンの場合、主催する朝日新聞社の経営が苦しくなってるという背景もあるはずだけど、それはもちろん、テレビ中継や公式サイトには掲載されない♪
まあ、伝説の孤高のランナー、中山竹通(たけゆき)がテレビ解説だったら、ズバッと指摘したかもしれないけど(笑)。わが道を行く一匹狼は、今回の終了も秋まで知らなかったそうだけど、誰にも言えない凄いことをインタビューで語ってた。朝日新聞デジタルより。
「7時間もかけて走るのがマラソンなのかな。だれでも走れるところが、ちょびっと気に入らないんだよね。マラソンは人生なんだから、98%の完走率とか楽すぎるでしょ」。
増田明美、有森裕子、高橋尚子、野口みずきでも、絶対に言えないはず♪ 日本陸連でも無理。スポンサー的にもまずいから。ちなみに今回、No.2の「協賛」として大量のCMを流してたのは、ここ最近、市民ランナーに人気らしいHOKA(ホカオネオネ)。私の友人Hもプレゼントされたらしいけど、一度も履いてないとか言ってた(笑)。走れよ!
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さて、エリート・マラソンかどうかは、公式サイトで大会要項の参加資格を見るだけで分かる。マラソン2時間24分以内、ハーフ1時間04分以内!
解説も超エリートを揃えてる。福岡4回優勝の瀬古利彦と、初解説、東京五輪6位、前・日本記録保持者のイケメン、大迫傑。そう言えば、「男性競技者」に限ってるのも、現在だとややマイナスポイントか。
昔は私も、何とかならないかな・・と思ってたけど、先日わりと好調だった練習ハーフで1時間49分だった(笑)。天上界、夢のまた夢の舞台なのだ。
では以下、テレビのLIVE中継の流れで、映像キャプチャー中心にレースと感想をまとめてみよう。非営利の個人ブログの資料保存なので、テレビ朝日や九州朝日放送の方、悪しからずよろしく♪
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最初は、過去の映像で歴史の振り返り。やはり1番手は瀬古、続いて、宗茂・猛兄弟、中山、かつての日本記録保持者・藤田敦史(中継車からの解説)、高岡をラストで振り切った国近。
そして、3年前に優勝して大喜びした服部勇馬。まさか3年後の晴れ舞台、東京五輪でフラフラになって、ゴール後に車椅子に乗るとは思わなかったはず。最近のインタビューらしき映像もちょっと出てたけど、かなり控えめな表情だった。
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LAST RUN 第75回 福岡国際マラソン。活字も小さくて淋しそう。
まだ戦後まもない1947年、元気そうなスタートだね。セピア色の写真が渋い。
1971年から74年まで4連覇したショーター。今現在は腰の手術を繰り返して、足の状態も良くないらしい。
THE FINAL。ここのロゴだけ、デザイナーが別人なのかも♪
最後の実況は、テレビ朝日アナウンサー、吉野真治。安定して途切れずに話してて、解説者とかへの振りも上手かったと思う。
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英語名、THE 75th FUKUOKA INTERNATIONAL OPEN MARATHON CHAMPIONSHIP。
時計はCITIZEN。私も、中学入学のお祝いで親戚に買ってもらった初めての腕時計がシチズンだったから、イメージはいい。まあ、スマホ&ネット時代だから、時計会社の経営は大変だろうけど。
競技場からの出口(&帰りの入り口)には、朝日新聞社の旗がズラリ♪ リベラル・メディアなのに、この辺りは意外とベタで保守的な伝統のまま。
12時の福岡の気象条件は、天候・晴れ、気温13.2度、湿度45%、南南東の風、風速0.9m/s。解説者らは絶好の条件と言ってたけど、ハイペースだし、暑そうに見えた。
白バイ隊員は、左側が福岡県警察交通機動隊・山本洋三巡査部長、32歳、白バイ歴3年8ヶ月。右側(歩道側)が同じく箭野良太巡査長、27歳、白バイ歴3年8ヶ月。いい記念になったね。グッジョブ♪ コロナで、「沿道での観戦はご遠慮ください」のはずだけど、実際は大勢の観客の列が途切れずに続いてた。テレビでは観客に触れず。
シューズにもほとんど触れなかったけど、最初に瀬古が、最近はシューズも良くなって来たからとか、一言だけ話してた。「ナイキの厚底をはじめとして」といった余計な事までは言ってない♪ ちなみに、この秋からアシックスがちょっと盛り返して来たとかいうウワサもある。
レース展開は、1km2分58秒くらいの超ハイペースで進む中、徐々に先頭集団が絞られて、設楽悠太も途中で棄権。30kmでペースメーカーがいなくなった後、ギザエ(スズキ)が飛び出す。ちなみに外国人招待選手はコロナで無し。ギザエはもともと日本国内にいた選手だからOK。
そう言えば、ハーフくらいまでは日本人の佐藤悠基もペースメーカーをしてて、佐久長聖高校の後輩の大迫はかなり気を使ってた♪ さすが、体育会系。先輩・後輩の上下関係は鉄壁。
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優勝はそのまま逃げ切ったギザエだけど、かなり消耗が激しかったようで、優勝インタビューが映らなかった気がする。代わりに、冠を手にしたスポンサーの(?)お偉方が手持ち無沙汰になってる姿が映ってた♪ 最後のゴールテープ係の女の子2人の情報は皆無(笑)。大学の陸上部の女子選手なのか、単なるボランティアなのか。
必死に追いかけ続けた細谷恭平(黒崎播磨)が2位で、日本人1位。パリ五輪に向けたMGC出場資格もゲット。ゴールで倒れ込んだ後、タンカに載せられてたように見えた(別人かも)。3位はルンガル(中央発條)。4位は、ゴール直前で高久龍(ヤクルト)を抜いた大塚祥平(九電工)。東京五輪のマラソン2日前まで、補欠としてしっかり調整したらしい。いいね♪
なお、トップ2人の5kmラップタイムは以下の通り。中間点(ハーフ)は共に1時間02分42秒。やはり、ペースメーカーが外れた途端にペースが落ちて、最後は1km3分半くらいまで落ち込んでた。ちょうど私の高校陸上部時代くらい♪
5km 10km 15km 20km 25km 30km 35km 40km 42.195km(5km換算)
ギザエ 14:48 14:52 14:50 14:54 14:49 14:57 15:24 15:49 7:28(16:58)
細谷 14:48 14:52 14:50 14:54 14:49 15:02 15:28 15:58 7:35(17:14)
☆ ☆ ☆
一方、公式サイトでは、最後のポスターをサイン付きでプレゼントしてた。たぶん、大勢が申し込んでるはず。メルカリやヤフオクで売るセミプロ達が♪ 私も、朝日新聞購読者でデジタル会員だし、申し込もうかな。
公式ツイッターのフォロワーが4000人弱なのはちょっと淋しいけど、更新が少ないから仕方ないかも。その辺りも、SNS時代に付いて行けてない。まあ、今どきブロガーを続けてる私が言うのも何だけど♪
そして、一番最後の映像は、2位(日本人1位)の細谷がゴール後に倒れ込んだシーン。本人はビミョーかも知れないけど、わりと印象深い終わり方で良かったと思う。選手、スタッフ、スポンサーの皆さん、どうもお疲れ様。。♪
なお、今週は計13312字で終了。ではまた来週。。☆彡
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