天心vs武尊、試合翌日の無料abema動画視聴の感想&巨大イベントの大人の事情
WALK 6km(荷物 4kg)
2022年6月19日、格闘技の巨大イベントTHE MATCHのメインで行われた、那須川天心vs武尊(タケル)。キックボクシング(立ち技格闘技)の国内頂上対決ということで、かなり前から注目してたけど、abema動画のPPVに5500円支払うのが勿体なくて、スルーした♪
基本的に、違法コンテンツは見ないと公言してるので、YouTubeやTikTokとかの違法動画も見ず。ただ、メディアのネット情報だけでも大量にあったし、ツイッター検索も度々かけてたから、何となく試合内容が分かった気になってた。
ところが、翌20日の昼過ぎごろになって、abemaが21時から無料放送すると告知。これは見ないと5500円、大損してしまう(笑)と思って、帰宅後から視聴準備。
どうせ、1時間番組といっても試合自体は3分×3ラウンドだから、パソコンで仕事しながらスマホで見ることにした。ポイントだけ、iPadで静止画キャプチャー(スマホ画面の写真撮影)。ブログ記事に縮小画像を引用することも含めて、著作権法の例外規定の範囲だと考える。
わざわざ、こんな事を書くのは久々だけど、海賊版動画に対する抗議が強く行われてたので、念のため。当事者の天心でさえ、最初に見た映像は、流れて来たTikTokの動画だったらしい。
☆ ☆ ☆
21時から、すんなり動画にアクセスできて、ちょっとビックリ♪ というのも、将棋の藤井聡太の対局だと、終盤は動画が少し乱れるから。大量のアクセスに備えて、サーバー側を大幅に増強してたということか。
音だけ耳で聴きながら、PCで仕事してると、意外とあっさり試合開始。最初の15秒ほど見逃してしまった (^^ゞ まあ、どうせ第1ラウンドの終盤に天心が左フックでダウンを取るのは分かってるから、慌てず。
ちなみに、昨日も書いたけど、私が応援してたのはK-1王者のベテラン・武尊(30歳)で、勝つと予想してたのはRISE中心の若きエリート・天心(23歳)。体重制限が武尊にとって厳しい条件だし、年齢の7歳差も大きい。
☆ ☆ ☆
で、15秒遅れくらいで見始めた無料ノーカット放送。先に全体の感想を一言で書くと、見て良かった♪
「見ると聞くとで大違い」とは昔から言われてるけど、本当にそうだと思う。ネット記事を100本読むより、試合の動画を9分ちょっと見る方が遥かによく分かるし、面白い。
まず、試合開始1分くらいから目立ち始めたのが、天心の右ジャブ。武尊の両手のガードの隙間を狙う形で、度々ヒットしてる。トップクラスでこんなにジャブが顔面に当たってしまうのは、やっぱりこれがボクシングじゃなくて、プロのキックボクシングだからだろう。極真その他、実戦空手ほどではないけど、顔面のガードが甘いというか、意識が薄いというか。
もっとも、ケンカ派・根性派のファイターとされてる武尊としては、「肉を切らせて骨を断つ」。相手のジャブなんて気にせず、自分の一発のKOパンチに期待した側面もあるんだと思う。実際、武尊の側のセコンドが、ジャブは気にするなと言ってたという情報が流れてる。
☆ ☆ ☆
さて、注目のダウンのシーン。天心は試合後のインタビューで、左ストレートと語ってたけど、メディアは基本的に左フックと書いてた。実際に見ると、多少ストレート気味の変則的な左フック。
放送の実況解説の1人目(朝倉未来?)は、武尊の左フックが大き過ぎてと話してたけど、それは関係ない。上の画像を見れば分かる通り、武尊がまだ左のパンチを準備してない時からもう、天心の左が襲い掛かってる。
2人目の解説者の説明の方が正しい。直前の武尊の右のパンチが大きく外れて、直後に天心の左を合わせられてるのだ。ノーガードで、カウンター気味に、体重の乗ったパンチがヒット。
上の分解写真から分かる通り、武尊の左のパンチが準備された時、既に天心の左が当たってる。その後で武尊の左フックが大きく空を切ったのだ。
上は、1分のインターバル中に流されてた、別の角度のスロー映像より。武尊の右ストレートが大きくかわされて、完全に無防備になってるのがよく分かる。
ただ、武尊が凄いのは、これだけ強烈なカウンターを受けたのに、すぐ立ち上がったこと。第2ラウンドもかなり動けてたし、打たれ強くて闘魂あふれるファイターなのは間違いない。肉体は悲鳴を上げてるけど、人気は出るはず。
☆ ☆ ☆
その後は、ダウンはないけど、やっぱり天心のジャブが面白いように当たってた。武尊は笑顔で余裕を見せてたけど、あれだけ当たってて、のけぞるシーンも度々あったんだから、相当なダメージがあったはず。
メディアはあまり書いてないけど、私が個人的にかなり気になったのは、武尊のバッティング。頭突きのような感じで、天心の頭の右上あたりに当たって、しばらく試合が止まってた。わざとやったようには見えなかったけど、その後も天心の右目はぼやけてたらしい。実際、ちょっと動きが悪くなってた。
メディアがかなり書いてたのは、武尊の反則の「投げ」だったけど、あれは見た目が派手なだけで、ダメージは少ない。バッティングのようなネガティブな情報をあまり強調しないのが、メディアの特徴の一つ。もちろん、試合の実況でも、そこは軽く流すだけだった。
全体を通してみると、天心の完勝とか圧勝にも見えるけど、第3ラウンドでちょっと激しく打ち合うモードになった時、武尊にも逆転KO勝利の可能性はあったと思う。実際、少なくとも1発は天心の顔面に強烈に当たってた。
ただ、天心も打たれ強いのか、気にせず猛烈に反撃。もちろん、ガードもクリンチで逃げるのも上手かったし、派手な跳び膝蹴りも華やかだった。
試合終了、5-0の判定勝ちが決まった後、天心のコメントで、「父の日」が強調されてたのは微笑ましかった♪ 派手な若者のイメージが強いけど、すごくストレートで自分に素直(正直)。キックの世界を離れて、ボクシングの世界に行っても、人気は続くはず。いずれは、「世界一」のボクサー、井上尚弥とのドリームマッチも実現するかも。。
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一方、ネット情報を見てる時にたまたま目についたのが、LINEの動画のPR。私がLINEアプリで使うのは、ほとんどがメッセージで、たまに電話するだけ。ところが、LINEニュースの所から、独自の縦型スマホ用動画を見れるらしい。
「武尊 チャンピオンロード 最強の証明編」。これも見て良かった。武尊のイメージがかなり変わったのだ。
格闘技の映像意外に、ごくフツーの青年みたいな姿も長く映されてるし、一番感心したのは、実は武尊の大人のお仕事。チケットを大量に回す作業も個人的にやってるらしいし、今回の巨大イベントの実現に向けて、かなり会議にも出てたらしい。
天心は試合後、大人の事情なんて知らないから次も実現させて、とか語ってたけど、天心はイベント企画の会議とか(ほとんど)出てないのかね? まあ、年齢もキャラもかなり違うけど。
武尊の決まり文句、「格闘技最高!」は、K-1最高!ではない。ホントに格闘技全体を盛り上げようと考えてる熱い言葉で、その陰では大人の実務作業も淡々とこなしてる。今回は負けたけど、リスペクトできるし、カッコイイと思う。
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最後に、フジテレビが地上波放送を中止したキッカケと思われる、興行の中心人物、RIZIN代表・榊原信行について。もう記事が長くなってしまったので、一言だけ。
NEWSポストセブンが力を入れて、独自の記事を連発してた。遅まきながら、試合の後に一通り閲覧。もちろん(?)、本人の反論も詳しく掲載されてる。
全体を読んですぐ思ったのは、フジテレビが放映中止を決定したのは当然(または自然)ということ。過去のトラブルみたいなものも含めて、リスクが大き過ぎるのだ。今のコンプライアンス(法令順守)重視の世の中では。
榊原の周囲の人物Yが反社会勢力と関わりを持ってて、しかも榊原もその事を知ってるのでは? そう思わせるような情報がかなり詳しく具体的に書かれてる。疑惑の音声自体は、本人も本物だと認めてるようだ。
情報提供者との告発・訴訟合戦の流れにもなってるようで、真相は分からないけど、地上波テレビのキー局が避けるのは普通だと思う。それは目先の利益の問題ではない。
観戦チケットとPPV(ペイパービュー)で50億円超の大成功だったとか、フジテレビも放送中止しを後悔してるとか言われてるけど、地上波で流したところで、フジテレビの利益全体への貢献は僅か。それに対して、反社会勢力とのつながりが事実だった場合の悪影響は計り知れない。
☆ ☆ ☆
といっても、個人的には、この種のビッグイベントに反社会勢力が多少関わって来るのは仕方ないことだと思う。表沙汰になるかどうか、実害が出るかどうか、そうゆう問題なのだ。
反社会勢力というのも、(別の)社会の一部だし、それを根絶するのは現実には不可能。だから、問題をできる限り小さくする方向で密かに共存するのが現実的だし、実際、今まで常にそうなってるはず。反社会勢力に限らず、どんな物事にも、良い面と悪い面、光と影があるのだ。
そもそも、相手を力で倒そうとする格闘技というもの自体が、人間本性の良い面と悪い面の巧みな共存だろう。なお、今日は雨の中、恒例の荷物付きウォーキング6kmを行った。それでは今日はこの辺で。。☆彡
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