BIKE 計51km (レース 20.5km、標高差 1260m)
(前日)BIKE 9km
この記事を書く前に色々と調べてると、意外なことが分かった(気がする)。実は、「乗鞍ヒルクライム」という名前の大会の開催は、今回が初めて。第1回らしい。少なくとも、8月末か9月初めの乗鞍エコーライン(長野県道84号線・乗鞍岳線)では。
宿の部屋で、Sさんが「乗鞍はマウンテンサイクリングだから」と言った瞬間、私も含めて同部屋の人間が、「今はヒルクライムですよ」と突っ込んだ♪ そう。昔は「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」という大会名称だったけど、今は「乗鞍ヒルクライム」に変わってる。
ただ、その切り替えが2020年に行われて、20年と21年は新型コロナで開催中止だったから、乗鞍ヒルクライムの開催は初めてなのだ。もちろん、ほぼ名前が変更されただけだから、受付で配布された大会パンフレットには「37th」(第37回)と書いてる。
ちなみにパンフレットの中身の冒頭には、大会長と実行委員長の挨拶が載ってて、どちらも乗鞍高原が「ゼロカーボンパーク」(脱炭素公園)第1号に認定されたことを強調してた。
確かに、自転車はゼロカーボンの掛け声にふさわしい乗り物だけど、ほとんどの人は「自動車」で参加してるし、選手も大量の二酸化炭素を排出したはず♪ ただ、私はあんまし排出してないと思う。呼吸は最後までほとんど乱れてないどころか、自分でも不気味なほど静かだったから。手抜きか!
☆ ☆ ☆
さて、ついでにもう一つ、あまり他の人が書きそうにない事実を書いてみよう。私は参加者で、実際に出場して完走したけど、どうも人数が少ないような気がしてた。そもそも、会場周辺や道路の車が少ないように感じたのだ。
公式の全参加者(エントリー)数は、3750人。定員割れとはいえ、ほぼ埋まった状況。ところが、確定版リザルト(結果)の総合ランキングを見ると、最下位は2856位。出場したけど完走できなかった選手(DNF:Do Not Finish)が約60人。
ということは、出場しなかった参加者(DNS:Do Not Start)が800人以上もいることになる。2割以上の人が不出場(or不参加)ということ。これはコロナの感染確認者や濃厚接触者の割合より遥かに多いから、自主的に止めた人が結構いたことになる。
正直、私もギリギリまでかなり迷ったけど、仲間が全員参加・出場するらしいし、3年ぶりだから、出ることに決定。レース日の夜の今現在、体調に変化はないけど、明日、明後日はちょっと心配かも。警戒しとこう。。
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では、もう疲れて寝たいから、写真中心に簡単にレポートしとこう。昔は長大なブログ記事を毎年のように書いてたけど、もうそうゆう時代ではない。今は、短いツイートや写真数枚をすぐアップして終わりにするSNS時代。
私が会場の乗鞍観光センターに着いたのは、8月27日(土曜)の15時過ぎ。曇り空から小雨が落ちてたけど、大した事はないし、30分ほどでほぼ止んだ。風も無いし、標高1500mレベルでも寒くない。
まず、入場に手間取るとは思わなかった (^^ゞ 3ヶ所ある出入口の内、一番マイナーな所だけを使って、テントで検温と体調チェックシートの回収を行ってたのだ。
ただ、残り2ヶ所の内、メインの1ヶ所は誰もスタッフが見張ってなかったから、進入禁止の赤い横棒をまたぐ人もチラホラいた。ひょっとすると、検温後の再入場チケットがあるから大丈夫という考えかも。
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中に入ると、最大のポイントが見当たらない。何と、レースクイーンがいないのだ!(笑)
ずっとお約束のように、2人の「乗鞍ガール」の写真を数枚載せてたのに、途切れてしまった。カメコか! あんまし、コロナと関係ないと思うけどな。実際、四輪や二輪の普通のレースクイーンは今年、わりとフツーにお仕事してるらしいし(マスクして)。
それどころか、ステージも無いのだ。開会式も表彰式もないからということか。コロナ対策の象徴。代わりに、勝手に写真撮影できるような小さいスポット(ボード)が2ヶ所あった。例年なら1ヶ所だけで、レースクイーン撮影会も行われてたのだ。撮影した後、「ありがとうございました♪」とお礼を言うレースクイーンの声が好きだったのに ♡ オタクか!
受付でゼッケンをもらって、隣で記念品をもらった後、10分くらい考え込んだ末に、翌日の荷物預けを行う。今年の荷物預けは、レース日の「密」を避けるため、前日(土曜)のみ。
預けた荷物をゴール後に受け取るのが面倒だから、預けずに、長袖シャツ1枚をボトルケージに入れて走ろうかな・・としばらく考えたけど、やっぱり寒そうだから防寒着を預けることにした。
これは結果的に、大正解だった。今日はゴール後どころか、登ってる最中も結構、曇天のガス(霧)で寒かったのだ。まあ、私もあんまし、熱エネルギーを出してないけど♪ 手抜きだろ! SDGsの省エネ走行と言って欲しい。
下は、記念品のタオル。「NORIKURA HILL CLIMB」(乗鞍ヒルクライム)と書かれたものは初めてか。
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で、宿について、割り振られた部屋に行くと、中から4人の仲間がオーーーッ!と声を上げて笑いかけてくれた。既に酔っぱらってたから(笑)。そうゆう理由か!
まだ夕方の4時半なのに、完全に出来上がった状態。もちろん、Sさん中心だけど、H君もAR君もかなり飲む♪ AS君もかなり飲むらしい。当然(?)、誰もマスクなんてしてないから、私も覚悟を決めた。3回目のワクチン接種と、前夜食べたギョーザのニンニク効果に期待するしかない♪
SさんはH君を(無理やり?)引き連れて、レース前日なのに乗鞍岳の頂上(剣ヶ峰、標高3026m)まで歩いて登ったらしい。さらに、下りは走ったとのこと (^^ゞ
そんな無茶しても、昔のSさんならレースでかなりの高成績を出してたけど、今回はかなり疲れが残ってしまったようだ。私とそれほど違わないようなタイムを叩き出してた♪ 焼きが回ったね。日焼けの黒さは甘かったけど(笑)
上の夕食の風景。私の前にいる、ちょっとふくよかな男性がAS君。気づかいは繊細♪ 夕食の前にさんざん飲み食いしてたから、食堂での飲み会は短かった。昔、長い時には22時過ぎまで騒いでたのだ。Iさん中心に。Iさん、いつまで乗鞍サボってラクしてんの?♪ 読んでない? あっ、そう。
大部屋で5人の宿泊だから、修学旅行モード。ASくんのイビキによる睡眠不足で、私とH君とAR君のタイムはかなり落ちたと思う♪
Sさんは酔いつぶれて寝込んでたから関係ない。朝5時過ぎになっても起きないから、私が無理やり電気をつけて起こしたほど。目覚ましアプリのソフトが有料になってて鳴らなかった(笑)とか、妙な話をしてた (^^ゞ 後で調べてみよう。いや、アプリなんて鳴らなくても、他の4人は既に起きてたけどネ。
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前に書いたように、乗鞍高原の天気予報では、朝まで雨が降って、その後は雨があがることになってた。当日の朝の予報では、8時ごろに止むという予報で、かなり正確に当たってた。実際は6時45分ごろに雨が止んだ。
正直、私は朝6時の時点で、公式サイトにコース短縮のお知らせが出るのを期待してたけど、出なかった (^^ゞ フルコース、全長20.5km、標高差1260mか。ガックシ。。_| ̄|○ 丸3年間、全く自転車に乗ってないのに♪ 3年前の乗鞍の帰りにパンクして、それ以来、今週の月曜の夜まで放置してたのだ。完走の自信があんまし無い。
当日の朝も、体温測定を実施。非接触サーモカメラで一瞬。手指消毒も一瞬だから、形だけ♪(コラッ!)。
上はレース前の朝の会場。例年と違って、開会式も荷物預けもないし、スタート前の集合場所も違うけど(上の写真の左奥)、それにしても人が少ない。関係ないけど、手前に写ってる観光センターのお店は、いつの間にかちょっと洒落た感じになってた。ちょっとネ♪
会場から、ゴール辺りの山頂を見ると、明るいような感じにも見える。この時は、ひょっとすると晴れるかな・・と期待してたけど、実際には最後の下山までずっとこんな感じの曇天&ガスだった。
上は、私のスタート直前。コロナでもっとバラバラにスタートするのかと思ってたけど、一応まとまってスタートしてた。違うのは、レースクイーンが「1分前」とかのボードを掲げないことくらい♪ まだ言うか! NBS長野放送のテレビ番組的にも淋しいと思うけどな(放送予定日は9月17日)
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で、肝心のレース。練習不足どころか、ほとんど自転車の走行距離ゼロの私が取った戦略は、前半を意識的に超ゆっくり走るというもの。
7月初めになってようやく、ジムでエアロバイクを回してたけど、どうも最初から負荷を上げると調子が悪いのだ。最初、30分くらい、軽めの負荷で回しとくと、その後、重い負荷にしても結構ラクに回せる。
本物の自転車のヒルクライムでどうなのか、自信はなかったけど、これが完全に成功♪ 過去、断トツに楽なレースになった。まあ、レースというより、山登り大会(マウンテン・サイクリング)。
中間点までのタイムも、実はあんまし遅くなかったし、後半は明らかに余裕。例年、ハーハーゼーゼー状態だったキツイ坂も、ちょっとしんどい程度で問題なくクリア。呼吸は最後までかなり静かで、これならジムの方が遥かに荒い呼吸。登ってる途中、「頑張って!」と声かけしてくれるスタッフに、「ありがとうございます!♪」といちいち答えるほどの余裕。
途中の2ヶ所の給水所では、お馴染みのアクエリアスのサービスが無くて、「水だけです」とか叫んでた。私は紙コップの水を1杯ずつ頂いたけど、ボトルに入れてたポカリスエットは最後まで1滴も飲まず。単なる重りになっただけ♪ そもそも、終盤は私は身体が冷えてしまって、トイレに行きたくなってしまったから、給水なんてする気がしない。「アレ」は厳禁(笑)
最後の200mだけスパートして、ダンシング(立ちこぎ)で綺麗にゴール☆ 私はダンシングが好きなんだけど、今回は新しいビンディング・シューズをぶっつけ本番で使ったから、靴の中で右足がつりそうで、合計2回しかやらなかった。右足(foot)の形が特に悪いから、靴に馴染むまでは圧迫されてしまうのだ。ふくらはぎや太腿は何ともなくて、余裕。
心拍測定はかなり不正確で、グラフもおかしい。たぶん、平均心拍150、最大心拍162とかだと推測。乗鞍としてはかなり低い値。速度(ペース)や高度の途中の変化も不正確だけど、トータルとしての距離や標高差、タイムについては正確だった。
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ゴール後も身体は元気だったから、ダッシュで荷物預けの車の所に行って、すぐ着替えて、スマホで写真撮影。そうそう。ウエストバッグを初めて使ってみたけど、全くジャマにはならなかった。ただし、流石にレース中の撮影はしてない。
上は毎度同じみ、岐阜県側にキレイに伸びる乗鞍スカイライン。登って来たのは、長野県側のエコーライン。
上はちょっと左側に向けて写した風景。晴れてれば、もっとキレイなのに。
上は、ゴール地点の方に戻って行く道。くぼんだ辺りがゴールで、今回は誰もいなかった (^^ゞ 計測用のアンテナが両側にあっただけで、殺風景。応援もなし。中央にそびえるのが剣ヶ峰。
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毎度お馴染み、残り3kmくらいの九十九折(つづらおり)のクネクネ道を写した風景。
雲の合間には、遥か彼方の山並みが見える。この地点で標高2700mくらいだから、天上の世界から見た眺め。
「大雪渓」はどんどん小さくなってる気がするけど、気のせい?(^^ゞ 地球温暖化の影響か。
今回は「密」回避のため、下山時は、ゴール地点から1.4kmほど降りた駐車場までわりと自由に走って、そこで待機した後、集団で下山。たぶん、例年よりスムーズなやり方だと思うけど、単に人数が少なくてしかも分散してたからかも。
後ろから、「・・・さん!」と声をかけて来たのが、仲間のH君とAR君♪ 写真掲載の許可は取ってないけど、サングラスもしてるし実名は出してないし、キャラ的にも大丈夫でしょ。身内しか分からないはず。もともとH君の方がかなり速かったけど、今回はほぼ同じくらいだったらしい。まあ、H君は前日の山登りで疲れてたのかも。Sさんのせいか♪
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全く自転車に乗ってなかった私が一番心配してたのは、スピードが出る下山。ブレーキをかける手がもつかどうか自信なかったけど、何とかなった。
下りではいつものように、あちこちのスタッフに「ありがとうございます!」と大声で挨拶。急カーブとか路面が悪い場所とかが多いから、声をかけるのは結構、難しい。皆さん、「お疲れさまでした」「ありがとうございます」とか返事してくれた。
今年も救急車が来たらしいから、下りで事故があったのかも。直接は見てないし、サイレンも聞いてないけど、会場まで下りた時、スタッフが2人で話してたのだ。「これから救急車が来るって」といった感じで。珍しくないことではある。
(☆翌日の追記: ニュースによると登山客だったようだ。)
事故ではないけど、パンクかマシントラブルみたいな感じの選手もかなり多かった。3年ぶりだし、ガスも出てたからか。ちなみに私は、修理道具・交換用チューブ・ミニポンプを持って走ってるけど、少数派だと思う。一応、最後に収容車は来てくれるけど、それまで大変だから。
例年なら、会場で完走証を受け取ったり、リンゴとかスイカをもらったりするんだけど、今年はそういったサービスもなし。完走証はネット発行。この変更はビミョーだね。レースクイーン無しの次くらいに♪
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というわけで、ここに書かない事、書けない事も含めて色々あったけど、何とか無事に楽しく終了♪ コロナ禍での3年ぶりの乗鞍、スタッフの皆さん、どうもありがとうございました。
あぁ、結局また長くなってしまった (^^ゞ 今週は計17865字で終了。それでは久々に、お約束の言葉で終わりにしよう。
夏は終わったね。。。♪☆彡
(計 5732字)
(追記11字 ; 合計5743字)
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