安倍晋三・元首相の国葬(儀)、ナレーション抜きのライブ動画最後の映像と感想
平日の午後に行われた、安倍晋三・元首相の国葬、または国葬儀。日本の政治家の国葬を見るのはこれが最初で最後かも知れないから、NHKのサイトのLIVE動画終盤(18時以降)とNHKプラスの動画(録画)で、一通り拝見した。
ニュースの類は、あえてほとんど見てない。葬儀そのものを自分の目で見た。絶賛や感動を呼び起こしてる、友人代表、菅・元首相の弔辞も含めて。
まず、感想を一言でまとめると、何事もなく無事に終了して良かったのはもちろんとして、皆さん、お疲れさまでしたということ。これに尽きる。
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良し悪しや賛否よりまず、これだけ大規模で長時間の儀式を粛々と行うのは大変だろう。その努力と忍耐、セルフ・コントロールlに敬意を表したい。ご遺族と共に遺骨が武道館に到着して、再び出発するまでだけでも、4時間半もあった。
昭恵夫人、岸田首相(葬儀委員長)をはじめとして、参列者全員が大変だし、自衛隊と警察の大勢の皆さんも本当にお疲れさまでした。特に警察は、文字通り致命的なミスの直後だから、並々ならぬ緊張感があったはず。
日本武道館だけでなく、一般向けの献花台の長い行列に並んだ方々も、長時間の辛抱になったようで、午後には少なくとも3時間待ちという話も出てた。開始予定時刻は10時で、早い人は朝7時くらいから並んで整理券をもらったとのこと。
私がいつも気になるのは、トイレの問題。一部の報道によると、武道館の男性用トイレには長蛇の列が出来てたとのこと。普通、行列は女子トイレだが、今回は男性の割合が圧倒的だったということだろう。ジェンダー的な問題、偏りを感じる話ではある。
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ところで、この記事を書き始める時、タイトルに「国葬」と書くか「国葬儀」と書くか、ちょっと迷った。
国葬と呼ばれる方が圧倒的だが、武道館には「国葬儀場」と大きく掲示されてたし、過去の情報を検索すると、55年前の吉田茂首相の時にも「国葬儀」という書き方が一応あった。もちろん、検索の際には「-安倍」「-岸田」といったマイナス検索で、今回の関連記事は除外してある。
ただ、コトバンクの辞書・百科事典類には国葬儀という言葉は見当たらなかったし、このWindowsの日本語変換でも、「こくそうぎ」では「国葬儀」にならない。
というわけで、記事タイトルには国葬(儀)と書いておいた。では本題の、ライブ動画の最後の感想に入ろう。NHKがテレビ放送を補うためにウェブで行ってたもので、18時から見始めて、18時20分には唐突に終了。
半世紀に一度の厳粛な葬儀なのだから、もうちょっと終わり方に工夫が欲しかったと思う。そもそも、サイトでは動画をあまりアピールしてなかったし、検索してもヒットしないから、テレビ画面のQRコードを経由しないと見づらい形になってた。画像は、スマホの画面をiPadで写したもので、画質は良くない。悪しからず。
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私が葬儀の途中、初めてテレビ画面を見たのは、15時過ぎ。ちょうど佳子さまの「供花」が終わった時だった。マスク姿を一目見ただけでも、流石にすぐ分かった。やはり皇族は別格で、先に献花するということか。普通に考えると、これし「献花」だと思うが、なぜか皇族の時には「供花」とされてた。
では、私が本当に生で見たライブ動画。既に、参列者の大半が帰った後で、武道館はガラーンとした状態。フジテレビの現役ベテラン・アナウンサー、島田彩夏の司会の透き通った声も(ほとんど)無し。NHKでも民放でも生中継が終わってた。
ただ、ナレーションその他、音声がほとんど無い映像というのは、葬儀にふさわしいと思った。厳粛な雰囲気を醸し出してる。
祭壇はシンプルな富士山型で鮮やか。昭恵夫人が選んだという安倍氏の遺影も、斜め上を見ながら微笑む、らしい姿だ。大型スクリーンの大きさ・位置・映像も適切。国旗・日の丸の大きさと設置場所も、よく考えられてる。
実は、後で録画を見ると、葬儀の冒頭、1分の黙とうの時まで生演奏の音楽が大音量で流れてた。自衛隊の音楽隊の皆さんもお疲れさまだが、黙とうは静かに厳かに行う方がいい。といっても、過去の前例の踏襲とかがあるのかも知れない。
夫人は目を閉じて、静かに個人を思い出してるように見える。帯を締めて、姿勢を正して6時間前後か。長年、ファースト・レディーを務めてるから、その辺りは鍛えられてるだろう。
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ちなみに、後で録画をチェックすると、海外からの外国人の参列者もみんなマスクをしてた。鼻が出てる人はいたが、マスクをしてない人は全く見当たらなかった。そう言えば、国歌・君が代も音楽だけで、歌声なし。コロナ対策は日本のやり方でしっかり実施。
雑音みたいな小さな音声がかすかに聞こえて、どうも車の到着を待ってたような感じだった。やがて、自衛隊の儀仗隊(ぎじょうたい)が隊列を組んで整然と入場行進。
祭壇の中央に置かれてた遺骨の箱が、順に手渡しされて行く。ほとんど誰もいない会場でも、緩みはない。
後ろの音楽隊が、全くこちらを見てないのも興味深い。譜面や指揮者に集中してるのか。既に4時間も演奏してることになる。
☆ ☆ ☆
岸田首相から昭恵夫人に遺骨が渡されて、いよいよご退場。見る人はいなくても、スポットライトはちゃんと当てられてる。主に撮影用の演出か。儀仗隊の敬礼(お辞儀)は、遺族や首相に対してというより、遺骨に対するもののように見えた。
ようやく演奏も終了。儀仗隊も整然と退場して、儀式の終了の雰囲気が醸し出される。椅子はかなり簡素なものか。
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日本武道館から退館。館内に見えるのは、安倍首相の写真か。そう言えば、後で見た葬儀のメモリアル映像でも、かつての懐かしい姿が溢れてた。病気と闘いつつ、67歳まで精力的に活動。岸田文雄首相も、午前中から弔問外交をこなして、既に夜。65歳でも若々しい。これが国家のトップか。
録画を見ると、遺骨の到着時には夫人が持ってたが、帰りは男性のご遺族が持ってた。自衛隊の弔砲というか、弔銃というか、銃を鳴らしてた気がするが、よく覚えてない。
というわけで、国論を二分する国葬(または国葬儀)も無事に終了。首相その他は、これからも国葬をめぐる論戦が続くだろうが、ご遺族にはゆっくり休んで頂きたい。
皆さん、本当にお疲れさまでした。安部元首相に合掌。どうか、安らかに。。☆彡
(計 2615字)
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