パズル「絵むすび」25、解き方、考え方(難易度4、ニコリ作、朝日be、22年11月26日)
線で、同じ絵を結ぶだけ。子どもから大人まで、楽しみながら頭のトレーニングができるパズル「絵むすび」。「おむすび」に似せた可愛い言葉なので、「絵結び」ではなく「絵むすび」です。
このブログではこれまで、24本の記事を書きました(本当は他にも少しあります)。どれも朝日新聞に出てた問題で、 今回が25本目の記事です。
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5本は小学生向けです。新しい順に、絵むすびの解き方16(20年7月4日)。解き方15(20年3月21日)。解き方13(18年5月19日)。解き方12(17年5月2日)。解き方11(16年5月21日) 。
最初からの10本と、7回前の1本は、大人向けです。第1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、14回(19年4月21日)。
そして、第17回(20年12月19日)、18回(21年4月24日)、19回(21年11月6日)、20回(22年1月22日)、21回(22年3月19日)、22回(22年5月21日)、23回(22年7月16日)、24回(22年10月1日)は、大人でも子どもでも読みやすいように書いてます。今回も、そんな書き方です。
17回と18回は、内容的にはそれほどカンタンではありませんでした。手で線を引かずに、頭の中だけで絵むすびを解く方法の話なので。私はいつも、絵むすびと「推理」は何も書かずに解いて、脳トレしてます。詰め将棋みたいな感じ。もちろん、頭の中のイメージはボヤけてるので、ちょっとモヤモヤしますけどね♪
それではこれから、25本目の記事を書くことにします。考え方、コツ、攻略(こうりゃく)法みたいなもののまとめ。今回は難易度(なんいど)☆☆☆☆(星4つ)となってて、かなりのアクセスが入ってます。
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今は、新聞に載った当日(2022年11月26日)の21時近く。もう、新聞の販売のジャマにはならないでしょう。
ただし、ウチでは、なるべくネタバレを避けるため、ゆっくり少しずつ解説してます。特に最後の答は、新聞で発表されるまで書きません。元の問題の図も、かなり小さくして1回、引用するだけ。後は、自分で図を作ってます。著作権への配慮、気づかいです。
今回の絵は、すべて「お」で始まる名前のイラストです。おにぎり、落ち葉、斧(おの)、鬼(おに)、オタマジャクシ、オクラ。
この記事の絵では、それぞれ、おに、落ち、斧、鬼、オタ、オクと書きます。
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まず、大きく離(はな)れた絵を2組、大まかにむすびましょう。特に、角(かど、すみ)や端(はし)にあるものがわかりやすいですね。
今回なら、おにぎりとオクラを見るか、それとも、おにぎりと落ち葉を見るか。どちらにせよ、おにぎりの2つの絵は、片方が角にあって、もう1つは大きく斜(なな)めに離(はな)れてるので、ポイントになります。
ここでは、おにぎりとオクラに注目(ちゅうもく)してみます。緑のオクラを結ぶ線は、おにぎり2つの間を通るでしょうか? それとも、下側を通るでしょうか?
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おにぎり2コの間を通るか、下を通るか、2通りしかありません。上図の緑の点線、2本です。細(こま)かい通り方は、まだ気にせず、ザックリ考えます。
どちらか片方は、わりと簡単(かんたん)に、ダメだと分かります。すると、残ったもう片方の点線が、オクラの線の正しい引き方になります。そうすると、斧(おの)の線もほぼ分かるのです。これもヒントです。
それではいつものように、とりあえずここで中断(ちゅうだん)しましょう。次の更新(こうしん)、アップデートは、明日(日曜)の午後にします。ではまた。。
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はい。日曜の午後5時になったので、最初(さいしょ)の更新です。オクラの線から斧(おの)の線が分かるということは、オクラの線は下側の斧の辺(あた)りを通るということでしょう。つまり、オクラの線を上側に引いて、おにぎり2つの間を通すと、ダメなのです。
例えば、オクラの線を上図のように引くと、オタマジャクシや斧がそれぞれ1コだけ、緑の点線の下側に閉(と)じこめられてしまって、線を引けなくなってしまいます。
右下で斧の左を通しても、オタマジャクシが引けません。緑の点線をもう少し右上まで広げて、右上の斧を囲(かこ)い込んでも、今度は落ち葉の線が引けなくなります。
だから、オクラの線は下側を通るはず。ただし、下のように曲がった線は正解になりません。無意味に左下のマス目を埋(う)めてるからです。
というわけで、オクラの線と斧の線が下図のように決まります。
この後、斧の線はどう引けばいいでしょうか? 次の更新は明日(月曜)の夜にします。ではまた。
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はい。月曜の夜になりました。問題が新聞に出るのは土曜の朝だから、もう2日半も経(た)ってます。普通、アクセスは大幅(おおはば)に減るのですが、今回は珍(めずら)しく、まだかなりアクセスが入ってます。
ウチの記事をアップしたのは、普段より早めだったので、それだけ苦戦(くせん)してる人が多いのでしょう。もう少しだけ書いて、残りは土曜日にします。
斧(おの)の線をどう引くか、という話でした。つまり、左下から右上の斧まで、線をどう引くか。この場合(ばあい)、それと大きく交差(こうさ)、クロスする落ち葉の線をイメージすると分かりやすいでしょう。
上図のように、斧の線を落ち葉2つの間に通すと、おにぎりの線が右上の端あたりを通り抜(ぬ)けるはずだから、落ち葉の線は引けなくなってまいます。逆(ぎゃく)に言うと、落ち葉の線を先に引くなら、おにぎりの線が引けなくなってしまうのです。
ということは、斧の線は落ち葉2つの間を通らないということ。これでもう、大まかな引き方は分かるはず。するといよいよ、おにぎりの線もほぼ分かるでしょう。ただし、落ち葉の線のジャマをしないように。
あとはもう、細(こま)かい線の引き方を工夫(くふう)するだけ。最後の更新は、土曜の正解発表の後にします。ではまた。
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はい。次の土曜になりました。朝日新聞で正解が発表されたので、最後まで書きます。
斧(おの)の線は、落ち葉のジャマをしないように、左上の角を大回りするしかありません。すると、落ち葉の線は、斧やおにぎりの線をジャマしないよう、左下を回って下側でつなぐことになります。
左下のおにぎりからの線は、鬼2つの間を通ってジャマしないよう、上側にのびるはず。すると鬼の線は、短く縦(タテ)にむすぶことになります。もう、あとはすぐ分かるでしょう。
はい。完成しました! たまたま今日、ネットで、子どもが書いた消しゴムのおはなしが話題になってます。消しゴムは間違(まちが)った言葉だけ消すから、間違った言葉だけ覚えてしまうという面白い発想。そのおはなし自体も、わざと間違いだらけの文字で書かれてます。上手(うま)いアイデアですね☆
ただ、人間が絵むすびを解く時には、できれば頭の中だけでイメージする方が速くてキレイです。消しゴムも楽(ラク)だから喜(よろこ)んでくれるでしょう♪ ではまた。。☆彡
(計 1939字)
(追記974字 ; 合計2913字)
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