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岡本太郎の芸術+円谷プロの特撮もどき♪、NHK前衛番組『TAROMAN』(タローマン)第1話、でたらめをやってごらん

なんだ、これは! 岡本太郎の言葉だ、それは♪ 朝日新聞で地味に頑張ってると言うか、尖ってるのは、芸術系の記事だと前から思ってたけど、この記事も、いいね♪

       

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夕刊のシリーズ記事、「時代の栞」。2022年11月9日は、岡本太郎『日本の伝統』(1956年)を紹介。縄文土器の話とか書いてて、それはそれで面白いけど、左上の画像に驚いた。NHKのテレビ番組とのこと。何だ、これは?

   

ひょっとして、ドラマ『太陽にほえろ!』の松田優作の名セリフ、「何じゃ、こりゃ?!」も、岡本太郎の影響なのかね? 今後の研究課題にしとこう・・と書いとこう♪ 書くだけか!

    

ビジュアルとタイトルは、『ミラーマン』に一番近いかな。『ウルトラマンタロウ』ではないはず。とにかく早速、NHKプラスで検索すると、なぜか第2話と第3話だけ公開されてたから、YouTubeで第1話を発見した。ちなみに海賊版ではなく、NHKの公式動画。そんなものを無料公開してるのも珍しいかも。

   

    

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『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』第1話。冒頭は一瞬、岡本太郎の名前と上半身にかぶせて、「なんだこれは!」と赤字の言葉を映してる。これも昭和の何かに似てるのかね? 平成ブロガーの私には、さっぱり分からない♪ まあ、映画評論家の蓮實重彦に似てることなら分かる(笑)。座り方とポーズも含めて。

   

この番組は、「1972年の幻の特撮番組」を2022年に発掘したという「劇中劇」的な設定で、私が最初に見た第2話(釣鐘怪獣)だと、その発掘番組が終わった後、スタジオでサクナクションの山口一郎が昔の思い出話を話してた。一瞬、エッ?・・と思ったけど、この昔話もフィクションと演技らしい (^^ゞ 釣られた。。

      

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「奇獣 森の掟」というのは、サブタイトルではなくて、単なる怪獣の説明だろうね。わざと昭和的に、ピアノ線でミニチュアを吊り下げてるそうで、時々、線がキラッと光ってた。もちろん、それも演出で、わざと見せてるはず。

   

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「森の掟」というのは、岡本太郎の本物の芸術作品らしい(多分♪)。上図が1950年の作品で、歯に見えるのはファスナー(笑)。これは芸術性と大衆性が上手く融合してる。

    

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番組では、ファスナーではなく、怪獣の歯になってる。ジャイアントロボのアイアンパワーに似てるね。あと、ガンガーとか♪ ちなみに、今この記事を書くために画像検索して突き止めただけなので、念のため。

   

普通、怪獣が街をさんざん破壊した後で、巨大ヒーローが助けに現れるはずだけど、いきなり登場して来た。ミニチュアを大量に破壊すると製作費がかさむから、NHKがまた叩かれてしまうのだ♪ 円谷プロダクションも、人気や評価の反面、常にお金の問題で苦しんでたらしい。

     

   

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そして、1970年の万博の「太陽の塔」みたいな巨人(宇宙人?)が隕石と共に登場。ウルトラマンへのオマージュ(敬意を込めた模倣)か。下半身のもっこりは、NHK的にはギリギリかも♪ 深夜の放送とネット動画だから、何とか炎上しないで済むのだ。

   

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このタローマンの顔は、万博の前年に作られた「若い太陽の塔」から来てるらしい。上はウィキペディアより。これも本物の作品でいいのかな?♪ 26m! 観音像か! まさか、偽物のウィキのページまで作成してたりして(笑)

    

タローマンの顔はちょっと、スペクトルマン(71~72年)に似た感じもある。光沢あるゴールドで、ハッキリした作りの顔。

       

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ここで、ゆる~い主題歌とタイトルバック映像が挿入される。「ばくはつだ ばくはつだ ばくはつだ げいじゅつだ!・・・」。

   

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取材協力 岡本太郎記念現代芸術振興財団。これも実在の団体で、記念館を運営してるらしい。

  

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取材協力 円谷プロダクション。これもウソでは書けないはず。そして特撮に付きものなのは、紅一点の美女 ♡ 昭和的な美人をよく見つけ出したもんだね♪ 単なる髪型、メイク、映し方の問題だけじゃないと思う。

 

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小笠原皆香(ミカ)。twitterより。結構、前からこの世界にいるらしいけど、ウィキの項目は無い。劇中の隊員名はマミでいいのかな?

  

ちなみに、ウルトラセブンのアンヌ隊員(ひし美ゆり子)なんて、55年後(!)の今でも人気で、ご健在だ。巨大系の中では圧倒的人気。(昔の)ルックスもキャラも、いいね♪ 「昔の」は余計か(笑)。つい先日も、隊員姿の特大ポスターが発売されたらしい。顔が可愛いし、ウルトラ警備隊の制服もオシャレ。   

   

    

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この辺りの映像は、帰ってきたウルトラマンとか、アイアンキング(1972年)を意識してるんだろうね。ミラーマンも71年~72年だから、この番組の設定と合ってる。

    

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で、初回のタイトルは、「でたらめをやってごらん」。これも、岡本の言葉らしい(出典、初出は不明)。脚本・演出、藤井亮

    

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この美脚の間に富士山と戦闘機を入れた映像とか、ちょっと性的なものも感じる。「衝動」が好きで、20世紀半ばのフランスで学んだ岡本なら、向こうでさんざん性的なものの洗礼を受けたはず。

    

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ヒーローもでたらめだから、ビルの上で平泳ぎも披露♪ このビルだけ頑丈に作ってると。どうも、タローマンのでたらめな行動が、怪獣を攻撃する武器になってるような感じだ。

     

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しかし、でたらめな事をするというのも難しい。テレビのアナウンサーか解説員は、催眠誘導に乗っかって、お尻ペンペンをやってみたけど、ありきたりで平凡だから、隣の解説者に批判されてた♪ もちろん、タローマンの平泳ぎもちょっと平凡で、べらぼうなものとは言い切れない。

     

   

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ここで1回、CMが入る・・という設定だろう。実際には前後編の合計で3分の短い動画だし、CMの類はなし。このイラストとか、昭和の少年雑誌とかの挿絵を意識してるんだと思う。昭和レトロが、令和で逆に新鮮。

     

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でたらめな事をやろうとしても出来ないから、タローマンは倒れ込んで苦悩する。その前に、ビルを1つ壊してしまって、持ち主を嘆かせてた♪

     

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しかし、苦悩からいきなり立ち上がって、聴き取りにくい声で「芸術は爆発だ」と叫ぶと、怪獣という芸術は爆発した(笑)。自分という芸術はもともと爆発した姿だから、そのままでいいと♪ 必殺技「芸術は爆発だ」光線☆ 

    

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たった3分で唐突に終わるのは、昔とそれほど変わらず。制作費の制約という、大人の事情の問題なのであった♪

     

   

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そして最後は、太陽の塔みたいな犬をつれたアイアンキングっぽい映像を入れて、タローマンのイラストで終了。

    

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というわけで、現在、東京で開催中の展覧会にも行ってみたくなったほど♪ 実に素晴らしい!byガリレオ福山。それでは今日はこの辺で。。☆彡

   

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