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藤井聡太五冠、棋王戦挑戦者決定で六冠へ前進!、後手・佐藤天彦九段の横歩取り3三桂戦法にも丁寧に対応

天才・藤井少年が派手な連勝でデビューして以来、当ブログには将棋の記事が増えすぎてるから、今回はパスしようと思った。でも、六冠王への挑戦が決定したし、個人的に思い出の戦法が使われてるから、軽い記事にしとこう。

  

表彰式に美女3人が登場してたし♪ そうゆう理由か! いや、それは大切なポイントなのだ。将棋というのは、まだ圧倒的に男性中心の世界だから。

          

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花束贈呈が一番若くて綺麗な子。そのサポート役も含め、藤井より少し背が低い美人を採用。司会(進行)は目立つ知的な女性。ルッキズム(外見主義)批判など吹っ飛んでしまう、分かりやすい演出だ♪ スポンサーのコナミの社員派遣かも。

   

   

     ☆     ☆     ☆

少し前のJT将棋日本シリーズの表彰式でも、容姿端麗なコンパニオンとナレーターを揃えてたし、abemaの将棋動画でも積極的に若手女流棋士を起用。

     

女子ゴルフの人気上昇も、コロナの密回避だけじゃなく、女子プロの世界が華やかになったことが背景にある。現地・テレビ・ネット・雑誌、外見的に「映え」るのだ。インスタその他のSNSや、広いゴルフ場のグリーンとの相性もいい。

   

他の競技や日常では見かけない派手なウェア(ミニスカ+ハイソックス、ニーハイ)も含めて、ヴィジュアルが高額賞金その他の大金を呼び込んでることに、女性たちも気付いてるんだろう。意識的にも、無意識的にも。ゴルフ人口は少なくても、億単位のお金がスポンサーから出る。企業のトップも男性社会。

  

話を戻して、第48期・棋王戦の終盤の変則的トーナメントは下の通り(日本将棋連盟)。藤井は敗者復活戦を勝ち抜いた後、挑戦者決定二番勝負も連勝した。

    

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私は、15時過ぎにabema動画を一瞬だけ見て、もう藤井の勝ちだろうと判断。夜になって再び見ると、もう予想通り圧勝だった。わずか81手で、先手の藤井は持ち時間を39分も残してる。

    

上の画面は終局の後、初手から振り返る所。マスクから鼻が出てる解説者(笑)が、ベテランの実力者・森内俊之九段。左の聞き手が、女流四段の竹部さゆり。よく見ると、大盤の左端にコロナ対策のアクリル板みたいな物があって、駒を動かせるのは右の解説者のみ。

   

後手の佐藤天彦九段が「横歩取り」戦法に誘導して、先手の藤井が横歩(3四歩)を飛車で取った後、佐藤は3三桂と跳ねた。一見、角の道を自分でふさいでしまう変な手で、普通は3三角。ただ、佐藤は棋王戦の本選・決勝でも、羽生善治九段に3三桂で勝ってるらしい。

   

前にも書いたけど、この3三桂型は、私の少年時代、父親によく使われてたもの。7三桂も含めて、後手の父の桂馬2枚が、飛車・角と共に先手の私の玉頭に攻め込んで来て、何度も悔しい思いをしてた。攻め将棋の父の、単純で分かりやすい速攻を受ける実力が無かったのだ。

   

勝ち誇る父の前で、悔し泣きしてると、母が父に「負けてやり!」とか、聞こえる声でアドバイス♪ これがまた子どものプライドにとって屈辱で、さらに泣くのであった (^^ゞ

   

  

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上図は公式棋譜サイトより。昼食で、藤井はカレー大盛、佐藤は豚生姜焼き弁当を食べた後の局面。佐藤は4五桂ではなく、2五桂と跳ねて、先手の右下あたりを狙う面白い構想を示した。36手目。5五角や、3七歩、2八歩、と組み合わせる狙い。藤井はまず5六飛として、後手の5五角を防ぐ。

  

そこで佐藤が、5四歩としたのが逸機。ここからはジワジワ、形勢の差が広がるばかりの展開。例えば、8七歩と攻める手があった。局後の感想戦によると、佐藤は自玉の頭(5三の地点)が不安だったらしい。

   

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実戦は結局、5五の地点で飛車・角交換になった後、後手が両端の歩に手をつけて、2九飛と打ち込む。これを先手は、2八角と3九金で捕獲して、もう勝負あった。57手目。先手は桂馬1枚と歩の駒得だし、後手陣は飛車の打ち込みに弱い形。

  

後手は飛車で角を取って、8九角と打ち込んで、6七の地点を狙う。しかし先手の藤井は、7六桂で相手の飛車を移動させた後、さらに8四桂と跳ねて攻撃。この辺りでは既に、AIの形勢判断は90%vs10%くらいで、藤井の優勢。グラフの形は一方的で、いわゆる「藤井曲線」。

   

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もう、逆転は無理だけど、藤井の指し手は最後まで渋い。例えば73手目、下の9六歩。相手に何もさせない、絶対に勝つという安全策で、アマチュアはもちろん、プロでもほとんど打たない手だと思う。

   

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9一飛成でも良かったし、普通に9五飛成で香車を取って、1七歩成、同香、同香成、同金、9四香に、8六龍でも先手の勝ち。先手は5五香とか4五桂、6五桂、8四歩、7四歩とか、いくらでも攻め筋があるし、後手の左からの攻めは怖くない。

  

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最後、8六桂からの後手の攻めにも丁寧すぎる応答で、9七香で後手投了。佐藤としては不出来な将棋だったけど、感想戦はハキハキと話してて潔かった。渡辺明棋王とのタイトル戦第1局は、23年2月5日。2人の相性を考えても、藤井聡太六冠の誕生の可能性が高い。

   

名人戦へのA級順位戦も好調だから、半年以内に藤井七冠も十分あり得る♪ 羽生善治以来の偉業に期待しつつ、ではまた。。☆彡

   

       (計 2123字)

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