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美人研究員女流棋士・武富礼衣も驚く渡辺明の鮮明な「脳内盤」、藤井五冠の「符号」思考に完敗~棋王戦(2023年)第1局

こんな長い記事タイトルを付けても、ほとんど検索アクセスは稼げないだろうけど、私の個人的な注目点は将棋の内容ではなかった。渡辺明棋王・名人が、ちゃっかり美人棋士2人とお食事して、3時間(?)も丁寧に指導してたこと♪ 奥さんも子どももいるのに。どうした、文春砲、Friday!

      

聞き手の可愛い若手女流棋士、武富礼衣が自分でボソボソと話したことで、ライブ中継だからテロップも出てない。普段は全く表示しない、abema動画の画面の書き込みを見ても、ほとんど情報が無かった。

    

たぶん、もう1人は、先輩女流棋士の鈴木環那(かんな)じゃないかな? 35歳だけど、こちらも可愛いルックス。童顔だから、お店なら25歳だろう(笑)。どこの?!

    

武富のtwitterを見ると、まだ女流初段なのに、フォロワーが2万人! トップ写真の富士山は珍しいけど、武「富」だから?(笑)。今では立命館大学を卒業して、立命館OIC総合研究機構客員研究員とのこと☆ 立命館も、PR効果を狙ったのか、あるいは教授か主任研究員が気に入ったからか♪ 地味に可愛くて感じいいから、日本人には一般ウケするはず。

     

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     ☆     ☆     ☆

で、美女2人を相手に、渡辺が話したことの一つに、「脳内盤」の話があったらしい。脳の中の盤面で、将棋好きなら誰でもイメージしてるだろうけど、やっぱりボヤけてる。武富もボヤけるそうで、特に読みを進めてる間にちょっと後戻りするのが苦手。バックする辺りは、やっぱプロだね。普通の棋士より格下の、女流棋士とはいえ。

    

ところが渡辺は、10手先くらいの脳内盤は鮮明にイメージできて当たり前のように語ったようだ。私も早速、イメージ練習しようか。役に立たないだろうけど(笑)

    

しかし、ポイントは脳内盤のイメージではない。昔、ウチで記事にしたように、実は棋界トップの藤井聡太五冠は、脳内盤で駒を動かすのではなく、符号で考えるとNHKスペシャルで語ってたのだ(2020年9月)。例えば、7六歩、2四歩、2六歩、3二飛とか。当時のウチの記事は下のリンクから。

     

 神・AIを目指す超速の読み、盤面イメージでなく符号で~『藤井聡太二冠 新たな盤上の物語』(NHKスペシャル)

   

ちょっと信じられない話で、そもそも対局の様子を見ても、藤井は思い切り将棋盤を見てる。だから、脳内盤は当然イメージしてるし、そのイメージの中で駒を動かすこともやってると思うけど、それに加えて、あるいはそれ以上に、符号だけで読むのかね? その辺り、誰かに追求して頂きたい。インタビュアーとか、脳科学者とか。

    

    

     ☆     ☆     ☆    

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では、もう本題は終わったから(笑)、対局内容については簡単に♪ 角換わりで腰掛け銀。先手と後手がほぼ同型で進んだけど、上図のように、先手・藤井の35手目の9五歩で違いが生じた。結果的にというか、最終的に、この端歩の突き越しも役に立つのだ。後手・渡辺の玉の逃げ道を塞ぐという意味で。図は棋王戦の公式棋譜サイトより。

      

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驚いたことに、対局前に先手と後手を決める「振り駒」で、2回続けて駒が立ってしまったらしい。まず、縦に。続いて、横に。タイトル戦で2回もやり直しになったのは初めてではないか、とのこと。公式ブログより。

    

子ども時代に遊んでた「山崩し」を思い出す♪ 盤上に山盛りにした駒を、指で縦、横に立たせて、ごくたまに逆さに立てることもあった気がする。フツーは出来ないけど、駒の作りによっては出来たのだ。安くて太い木の駒とか。

   

   

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後手の渡辺がまず、左辺から桂馬と歩で攻めて来て、9筋の端歩攻めから角を打ちこんで馬を作る。それに対して藤井は、9筋と2筋で攻め返す。2筋で珍しい「継ぎ桂」を見せた後、3三桂成の一手かと思ったら、9二歩の地味な攻め。AI的な最善手ではなかったと思うけど、悪くはないし、独特の感覚。

      

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独特すぎて、AIが一瞬、大幅に藤井の評価値を下げたのが、上の局面。画像の左端が聞き手の武富で、 先手85手目、2三歩。確か、藤井が60vs40くらいでリードしてたのに、一瞬48くらいまで下がった気がする。実際、AIが最善手としてたのは2五角とかで、候補5つの内に2三歩は入ってなかった。

    

ただ、2三歩が悪手かと思ったら、それほどでもなくて、むしろ次の渡辺の8五桂が良くなかったらしい。その攻め合いだと、藤井に駒を渡すし、逆に藤井の守りの駒が上に攻めて来てしまうのだ。AIは、2三歩に対しては、後手6六歩の反撃を最善手としてた。さしあたり駒を渡さず、自陣から遠く飛車でにらみつける筋。6二の金がどこかへ動けば、藤井の玉まで、飛車が直通になる。

    

下図の先手97手目、藤井の8六金は大胆。ひと昔前までの感覚なら、あり得ない手だろう。守備の駒の金を攻められて、逆に攻め上がって行く。先手の玉は、下から右に逃げれるからまだ安全だという形勢判断。

    

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     ☆     ☆     ☆

この後はもう、ほぼ一方的に差が開いていくだけ。終盤、ちょっとまた藤井の評価値が大幅に下がった時もあったけど、それは消極的な安全策を取ったから。渡辺に逆転のチャンスは無かった。

    

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最後は、先手・藤井の125手目、6七桂を見て投了。10手くらい早く投了してても不思議はなかった。実際、局後に感想戦や大盤解説で話題になってたのも、遥か前の藤井の2三歩。渡辺にとっては、同金と取るのは論外だったらしい。まあ、私でもその気持ちは分かる。守りの要(かなめ)の金を、たかが歩で吊り上げられてしまうのは、我慢しにくい。

   

なお、abemaのAI評価値の推移グラフは下の通り。藤井の「符号」思考の完勝。

  

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      ☆     ☆     ☆

というわけで、藤井聡太vs渡辺明の対戦成績は、藤井の13勝2敗となった。何と、8割6分7厘! 名人・棋王の渡辺としては屈辱だろう。よっぽど相性が悪いのか。まあ、おそらく、藤井が六冠達成になると予想する♪ 7冠目の名人位挑戦はちょっと微妙になったけど。

   

ともあれ、渡辺も美女を相手に色々と教えてあげれる立場だから、つり合いは取れてるはず(笑)。藤井五冠は、そうゆうのはキャラ的に無理だろう。むしろ、お姉さんに無理やり教えられて赤面するタイプか♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2544字)

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