佐々木大地・七段、4三馬の敗着で終盤のチャンスを逃す、藤井聡太・七冠が3連勝~2023王位戦・第3局
abemaライブ動画の2日目は良かった♪ 聞き手の女流棋士が2人とも可愛くて(笑)。そこか! 先日触れた、アイドル的な可愛さと若さの小高佐季子・初段に加えて、エリリン。山口恵梨子・女流二段が登場。
総合的に見ると、やっぱりエリリンがベストかな♪ トークの話題が広くて上手いし、表情の動きも身振りも大きくて見栄えがする。オマケに、お嬢様っぽいロングヘアと、ちょっと鼻にかかったような甘える声が萌えるのだ♡ 欠点と言えば、服装がわりと地味なことと、アレが無いことくらいか(笑)。何?!
自虐ネタも時々、入ってた。解説の男性棋士とあんまし顔を合わせてないという話の流れで、「私は対局も少ないし」とか(笑)。トークだけ聞いてると、わりと強そうに感じるけどね。今回だと、先手の2三角打ちの筋の指摘とか、私も地味な好手だなと思ってた。頭の回転や、相手の言葉へのレスポンスも速い。
残念ながら、今年の1月に一般人男性との結婚を発表(入籍は2022年)。一応、将棋を指せる人らしいけど、名前その他、公表されてない。あの明るく元気なキャラなら、開けっ広げで公開しても良さそうなもんだけど。実業家か医師か、エリート会社員か♪ 相手には困らないはず。
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さて、2023年7月25日・26日に行われた、第64期・王位戦、七番勝負の第3局。ここまでは藤井聡太・王位の連勝。夢の八冠達成に向けて、ここは一気にタイトル防衛に接近したい所。七冠vs七段だから、ポジションにはかなり差がある。
先手・藤井の誘導に後手・佐々木が乗る形で、普通の角換わり・腰掛け銀の戦型に進んだけど、微妙なやり取りを通じて前例から離れて行く。上図は公式棋譜サイトより。
先手は玉や飛車、銀の移動、後手は玉や金銀の移動で、微妙な駆け引き。上図は後手・佐々木の50手目、4一金の局面。こんな手待ちの金引きは、昔は無かった気がする。
それでもタイミングを計って、先手の藤井が4五歩、同歩、同桂、同銀の流れを作り出した。その辺りでは、後手が僅かに有利で、期待勝率は55vs45くらい。ところが。。
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驚いたのは、後手の側から1五歩と端攻めして来たこと。ここは普通、先手の側から攻める箇所だけど、指されてみれば角の打ち込みで馬を作れるから一理ある。ただし、評価値は少しだけ藤井有利に振れて、ここからしばらく差がジワジワと広がった。
後手が2七角から3六角成としたおかげで、先手は3三歩と打ち込めることになる。金の位置がズレたからこそ、しばらく後、先手87手目、4二銀も成立した。この後、先手の藤井は強引に飛車・角交換に持ち込んで、飛車の打ち込みから龍を作る。ただし、まだそれほど差は広がってなかった。たかが40vs60前後とか。
そして終盤、後手の佐々木にチャンスが訪れる。7五歩からの攻めを、藤井がちょっと受け損ねて、上図の直前までは50vs50の互角になってた。ところが佐々木が114手目、4三馬と引いた途端、評価値は藤井の優勢へと大きく振れる。
局後の感想によると、その後の藤井の4四香を甘く見てたらしい。同馬に1一角の攻めが、意外なほど厳しい。後手の馬を取る筋もにらんでる。
ちなみに、4三馬の所では、フツーに6四桂と攻めれば互角のままだった。1一角の後、今さら6四桂では一手負けになる。
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その後の藤井は調子を取り戻して、あっさり即詰みに打ち取った。上の投了図は、先手131手目、3三銀まで。127手目の3二金で投了する方がキレイだったけど、佐々木は割り切れなかったのか、あるいは視聴者サービスで分かりやすい詰みまで持って行ったのか。
投了図以下は、同玉に4四角で詰み。先手の4七の金や6八の飛車が効いて来て、入玉は不可能。
評価値の推移グラフはちょっと変わった形になってた。垂直に藤井側(上側)に触れてる場所が、後手の4三馬の時点。将棋の終盤は、1手のミスで大きく変化する。
というわけで、藤井七冠の次の対局は大一番、王座戦の挑戦者決定戦☆ 8月4日、豊島将之・九段との対局は、タイトル戦よりも注目かも。八冠に期待しつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡
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