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佐々木大地七段が横歩取りの戦型に誘導、藤井聡太七冠が安全策の9六歩で勝利~2023王位戦・第1局

佐々木七段は、投了の仕方が個性的なのかね。局面的には、わりと早めに投了するけど、その前の表情や所作が味わい深い。今日の対局でも、投了するかも・・とか解説の飯島栄治・八段が話す中、しばらく間をおいて、無念そうに投了した。

  

時間的には、ほんの少し前まで有利な状況だったし、珍しい戦型への積極的な誘導もそこそこ上手く行ってたから、言葉に出来ないくらい残念だったと思う。

  

横歩取りというのは、私も昔、さんざん指してた好きな戦型で、特にアマチュアの地元のプチ強豪だった父親と何十局も指してる。トータルだと、8割以上は私の負け。「・・・・は弱い!♪」と、さんざんバカにされて悔しがったのも、今となっては懐かしい思い出だ。。

   

    

     ☆     ☆     ☆

さて、伊藤園お~いお茶杯・第64期・王位戦。棋聖戦に続いて、藤井聡太・七冠vs佐々木大地・七段の対決となった。

  

七冠と七段では、かなりの差があるけど、藤井は最近、過密な日程で疲れてるはず。できれば今年の秋までに、夢の八冠制覇の瞬間を見たいと思ってる私としては、なかなか目が離せない。

   

・・とか言いつつ、昨日の初日は平日ってこともあって、ほとんど見てなかった♪ 2日制のタイトル戦は、1日目はちら見程度で、2日目の午後だけ流し見すれば十分なのだ(個人の感想)。

   

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後手の佐々木七段は、横歩取りに誘導。公式棋譜サイトより。先手・藤井の3四飛の横歩取りに対して、3三角と対応した。

   

これがフツーだけど、私の父親は3三桂と跳ねて、後で攻撃に使うのが好きだった・・という話は何度か書いてる♪ 自分で角道を止めてしまうことになるし、プロの対局だとほとんど見ないけど、意外と先手はとがめにくい。いずれヒマが出来たら、自分で研究してみたいと思ってる。まあ、AIの評価は低いだろうけど(笑)

   

   

      ☆     ☆     ☆

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上が、初日の封じ手の局面。後手の佐々木は予想通り、36手目で6二銀と指してた。もともと少し不利な後手番としては、ここまで上手くバランスを保ってる。

  

先手の藤井は早めに自陣に角を打ってるけど、この扱いに中盤まで苦労してた。まあ、こうした角打ちは、藤井らしさの一つでもある。手持ちの駒にしておいた方が得だという考えは、藤井にはあまり無い気がする。

    

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アベマのAIの形勢判断が大きく動いたのが、上の局面。先手・藤井が61手目に、9六歩という意外な手を指すと、それまで藤井68vs佐々木32くらいだったのが、一気に互角になってしまった。52分の長考。

    

   

     ☆     ☆     ☆

完全に予想が外れた解説陣は、みんな驚いて反応に困ってたけど、ハッキリ言ってイマイチの手♪ 飯島七段だけは、少し遅れて、控えめに否定的なコメントをしてた。正直で、いいね! 9六歩の端歩の代わりに、8五桂で一気に勝負に出れば良かったみたいだけど、龍を作られて自玉が危なくなるから、藤井は自重したらしい。

  

まあ、大勝負に出れば、効率的に勝てるかも知れないけど、一気に敗勢になるリスクもある。口には出さず、虎視眈々と八冠を狙う藤井七冠としては、安全策を取ったのは正解なのかも。

  

その後、AIの評価値はジワジワと佐々木が有利になって行ったけど、藤井がじっくりと中央辺りで陣形を組み直してる間に、佐々木の方が間違えてくれた。

   

藤井が5五歩と5六銀で中央を支配したのに対して、佐々木が70手目、5四歩と反発したのが無理筋だったようで、評価値は再び反転。藤井の銀が攻め込んで行く形になって、有利になった。特に、3五歩、同金、4四銀の展開で、一気に先手優勢。佐々木は何か、誤算か見落としがあったのかも。

    

    

      ☆     ☆     ☆

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佐々木は、誘い出された金を逃げて、代わりに飛車を渡す筋を選択。仕方なかったとはいえ、先手の藤井が飛車を持つと、後手玉はすぐに危なくなる。2二の位置まで玉が逃げてるけど、銀冠の陣形が崩れたこともあって、かなり弱い玉形。

  

5一飛と打ち込まれた佐々木は、6六金という派手な手を指したけど、AI評価値的にはマイナスで、さらに差が広がった。もう、ここからなら、私が先手でも確実に勝てる。いざとなったら、8六飛と切って、銀を攻めゴマに補充することも可能。   

   

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最後は藤井の安全確実な手、6四とを見て、19分考えた後、佐々木が投了。もう、後手は何も出来なくなってしまってる。攻めも受けも無し。97手にて、まず藤井が勝利。最後まで、先手陣の左辺では駒が膠着状態のままだった。

   

   

      ☆     ☆     ☆

なお、評価値の推移グラフは下の通り。上下に揺れた後、終盤はジワジワと藤井曲線。緩やかな放物線を描いて、差が広がって行く展開。

   

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個人的に一番の注目点は、まだ19歳の女流棋士、野原未蘭・初段。表情も仕草もまだ女子高生みたいな初々しさがある♪ まだまだ美人棋士になって行きそうで、いいね♡ ウィキペディアを見ると、中3の頃、藤井に角落ちの指導対局で完敗したらしい♪

     

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王位戦の第2局は、7月13日・14日。棋聖戦の第4局は、7月18日 (^^ゞ やたらタイトな日程が心配だけど、2人ともまだ若くて、棋力・体力充実してるから、大丈夫か。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2097字)

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