テレビ番組『雲上を駆ける! 第38回・乗鞍ヒルクライム2023』 (長野放送)、TVer動画で初めて視聴♪
夏の終わりの自転車レース、乗鞍ヒルクライム。コロナ前までは、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍と呼ばれてた。
この古い大会名は、一般人にとっては、先頭の全日本がちょっと恥ずかしい♪ ただ、元々はマウンテン・サイクリングだから、山を自転車で走る集まりだったのだ。コンセプト的には、ハーレーでよくあるバイクのお祭りイベントみたいな感じ。
私もレース後に時々、40kmほどのサイクリングを楽しんで、途中で他の参加者と軽く交流することもあった。車の窓を開けて声援を送ってくれる人もいた♪ 「頑張れよ〜!」
☆ ☆ ☆
それがいつの間にか、ガチの自転車レースに近づいてる。限られた選手たちの競技。スポーツとしては洗練されて来たけど、タイムも順位も関係なしに、みんなで楽しんで走るサイクリングという意味合いは薄れて来た。仮装や被り物の選手も減ったと思う。下山時、道脇のスタッフに「ありがとうございました」と挨拶する人もかなり減ってる。
今回、初めてTVer動画で見た、長野放送の特番『雲上を駆ける! 第38回 乗鞍ヒルクライム2023』も、大部分はレースのトップを争う選手たちの活躍を映してた。日本一を争うという大会だという点も、繰り返し強調。
そんな中、番組の終盤には少しだけ、山のサイクリングをのんびり楽しむサイクリスト達や、押して歩く人、素朴な言葉も映されてた。一般人の参加者の私としては、もっと普通に自転車を楽しむ姿が放送されればいいなと思う。もちろんそれは、テレビ局の問題というより、世の中のあり方だろう。
ちなみに私は、ずっとではないけど、かなり出場してるブロガーで、ここ数年はお気楽な信州旅行モードになってるけど、長文のレポート記事は書き続けてる。今年の記事は以下の通り。
乗鞍ヒルクライム2023、4年間ほとんど自転車に乗らず、体重だけ3kg減量、タイムは5年前まで回復♪
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レースのテレビ番組としては、セオリー通りにきちんと真面目に作られてる。YouTubeとかの個人的な動画と違って、大勢のプロが手間ひまかけて作ってる、まとまった作品。
最初にタイトルバックで壮大な景色。最後はエンドロールで、結果・成績と景色。おふざけは無し、有名人のコメンテーターも無し、トップ選手の練習風景も無し。
その辺り、鳥人間コンテストの番組とも少し違ってる。ちなみに、ペダルをこいで空を飛ぶ鳥人間の現在のトップ選手は、乗鞍でも好成績を出してる自転車乗りでもある。
前日の会場の様子を少し映した後、実況と解説も紹介してたけど、ライブではなくて、録画を見ながらのコメントみたいだった。
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大会当日のキレイな朝焼けの後、分かりやすいアニメーションでのコース紹介。第2CP(チェックポイント)の位ヶ原山荘の手前のクネクネした部分が、後半の疲れるエリア。この辺りから、歩く人が少し出て来る。昔の仲間は、完全に座り込んで栄養補給してると話してた♪
現地のアナウンサーはいつも、若くてちょっと可愛い女子アナ♪ 今年は、毛織華澄アナ。ただ、コロナ前までは、華やかなコスチュームに身を包んだレースクイーン(乗鞍ガール)が2人いて、ナレーターやDJがいることもあったから、女子アナは目立たなかった。前日も当日のレース後も、傘をさしたレースクイーンとの撮影会があって、女性客も列に並んでたほど。
チャンピオン・クラスのレースは、若いらしい玉村選手が逃げる展開。途中では、チームの仲間2人とも協力し合ってた。細身で、ダンシング(立ちこぎ)も派手で、絵になる選手だけど、最後まで逃げ切るのは難しい。特に自転車の場合、マラソンより空気抵抗が大きいから、途中までは集団走行の方が効率的。
☆ ☆ ☆
壮大な航空映像(ドローンが飛んでた)でCMを挟んだ後、2人の選手のデッドヒートが続いたけど、ゴール近くになって、後ろにいた田中選手の左足がつってしまって、完全にスローダウンしてしまった。左足を触りながら、アッ!と叫ぶ表情まで、バイク搭載のカメラがとらえてた。
後はもう、加藤大貴選手が独走して、初優勝のゴール☆ 直前は夜も眠れないほど緊張してたようで、やっと眠れるというコメントが印象的だった。
一般女子のカテゴリーでは、佐野歩選手が圧勝で連覇⭐︎ 背中を丸めて、上半身でリズムを取る走りがプロフェッショナル。個人的には、2位の木下友梨奈選手がちょっと可愛いかも♪ 陸上から転向したらしいのも、元・陸上部員として親しみを感じる。
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そして最後は、フツーの参加者たちの、心がほんわか和む姿の数々。そこには、印象的な言葉と映像がセットで挿入されてた。
「青空の下 それぞれの目標に向かって 乗鞍の道をひた走る」というテロップでは、最後のUターンの後、ゴールに向かう撮影スポットの映像。
タイヤがパンクして諦めかけてたのに、自転車屋さんの選手が直してくれた超ラッキーな女性は、
「みなさんのペースに合わせないで 自分のペースで行きます 楽しんで行きまーす!」
「半分あきらめていたんだけど これからどこまで行けるかなって」
ここで画面は、女性の姿から、遠大な風景に切り替えられてた♪
ほんの僅かしか残ってない大雪渓の雪(上の画像の右上)も、あきらめない姿勢を静かに物語ってるよう。
最終走者にも、女子アナのインタビューというプレゼントが用意されてた♪ テレビや動画にも出演できたから、一躍、全国レベルの有名人(笑)
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そして、ひと夏のビッグイベントも終了。それでも、青空と雲が入り混じる中、道は遥か遠くまで続いてる。
これからどこまで行けるかな・・♪
それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 2359字)
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