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飛び道具の駒(香・角・飛車)を後で並べる伊藤流の匠七段(20歳)、藤井七冠に完敗、風格では勝利♪~2023竜王戦・第1局

藤井聡太七冠と同学年の若手棋士、伊藤匠・七段。年齢はまだ藤井七冠より1つ下の20歳だけど、一見して、40歳くらいのベテランに見える♪ 声も低いというか、達人か仙人というか(笑)。最初、別人の声の聞き間違いかと思ったほど。

    

とはいえ、顔をよく見ると、やっぱり肌がツヤツヤして若いのだ。20歳の藤井七冠と21歳の伊藤七段、2人合わせて41歳というのは、タイトル戦の史上最年少記録とのこと。

   

フランス語の「アンファン・テリブル」(enfant terrible:恐ろしい子ども)は、多少ネガティブな意味があるけど、この2人に関してはネガティブな情報を聞かない。特に、藤井の優等生ぶりは完璧。芦田愛菜とお似合いだと思うけど、大スクープはまだかな♪

   

   

      ☆     ☆     ☆

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ところで、将棋には駒の並べ方というものがあって、アマチュアの私はほとんど意識したことないけど、プロ棋士は大橋流が多い。要するに、王や玉から始めて、手前・中心の駒から順に並べる方法で、自然だと思う。上のabema映像の手前側(藤井の側)。江戸時代の将棋家元、一世名人・大橋宗桂が祖。

  

それに対して、伊藤七段は、少数派の「伊藤流」。三世名人・伊藤宗看が祖。前半は大橋流と同じだけど、遠くから敵を狙える飛び道具の駒(香車・角・飛車)を後回しにして、歩を先に並べるのが特徴。上の画像の向こう側(左で顔が見えてるのが伊藤)。

     

私は、飛び道具は重要だから後に並べるという意味かと思ってたけど、日本将棋連盟の説明を読むと、「並べている途中で、香・角・飛が敵陣に直射しないように配慮した並べ方」とのこと。

   

なるほど! 礼儀作法が理由だったのか。勝負事だけど、始める前までは相手を尊重すると。だけど、ちょっと不自然な並べ方だし、最後に角と飛車を並べると前後の駒がジャマでやりにくいから、大橋流の方が多数派ってことかね?

   

   

      ☆     ☆     ☆

さて、2023年(令和5年)、第36期・竜王戦・第1局。渋谷のセルリアンタワー能楽堂での開催で、何と、大盤解説の会場には750名(!)のファンが来場したらしい。八冠達成の直前でもあるし、大注目。

  

ただ、会場の映像を見ると、若い女性の姿はほとんど見当たらなかった (^^ゞ 棋士も、最近話題のエージェント契約とか結べば、もっと人気の幅が広がるかも♪・・・とか思って調べると、美人棋士として人気の香川愛生・女流四段は事務所に所属してた。YouTuberとしても人気。

  

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伊藤七段が先手で、毎度お馴染み、「相掛かり」の戦型。今回みたいに早めに角交換しても、なぜか「角換わり」とは言わないらしい♪ 上図は先手の21手目、7七同金の局面。読売新聞の公式棋譜サイトより。この時点で結構、珍しいと思うけど、両者とも考慮時間は使ってないから、まだ研究範囲ということか。

    

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先手の伊藤の誘いに乗るような形で、後手の藤井は8八に角を打ち込む。1時間5分の長考だから、既に新しい局面なのかも。伊藤は端歩攻めを仕掛けてるのだから、1四歩と取り込むのかと思ったら、9七香と逃げた。

  

伊藤は受けの気風らしいけど、この辺りから、AIの評価は、少しずつ後手有利になって行った。そして結局、最後までその流れが変わることはなかったのだ。

       

   

      ☆     ☆     ☆

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その後、後手の藤井の飛車が右側に展開。上図は、先手・伊藤の封じ手、51手目の3六銀。ここでは、7六金が有力候補で、その場合、藤井は7五歩、7七金、8五桂の予定だったらしい。

   

4六飛、4七銀、5六飛、同銀と進んで、飛車・角の交換。後手陣は、飛車の打ち込みにそこそこ対応できる形ではあるけど、ちょっと怖い。それでも藤井は、得意の角と桂馬を使った攻めを見せる。

   

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上の画像は、後手の藤井の66手目、4五桂の局面。既に評価値(期待勝率)は、70vs30くらいで藤井の優勢。持ち駒は少ないけど、2枚の角と桂馬の攻撃は切れそうにない。

  

私はもう、この辺りで藤井の勝ちだなと思ってたから、目を離して、珍しく勧誘に来た営業マンと玄関でのんびりお喋りしてた(実話・・笑)。すると、小さくて素早い秋の蚊が数匹やって来て、1勝3敗くらいで、その後しばらくは痒さにうめくことになった (^^ゞ

   

   

      ☆     ☆     ☆

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上は、後手・藤井の72手目、9七角成。一見、緩い悪手に見えるけど、ここで取った香車を後で4六に打つのが厳しい攻めだった。あと、自分の6四桂が5六に跳ねた時には、自陣の5三の地点を9七の馬で守ることにもなる。

  

まあ、既にかなりの差がついてて、しかも逆転の要素があまりない状況になってた。

   

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そして、私が痒さでうめきつつ、目を離してる間に、早い終局。上が投了図で、後手・藤井の82手目、4七銀を見て、伊藤があっさり投了。

  

安全を考えて5一玉の形にした後手陣に即詰みはないし、自陣はもう受けが効かない。2八飛と受けると、後手は5六馬くらいで勝ちのはず。次の4八歩からの詰みを先手が逃れるのは不可能。

  

なお、終盤までの評価値グラフの推移は次の通り。ほぼ一方的な「藤井曲線」で、伊藤七段も不出来な内容が残念そうだった。まあ、初めてのタイトル戦で、しかも2日制の対局に着物姿で登場した20歳の若者だから、緊張もかなりあったはず。

  

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      ☆     ☆     ☆

ちなみに2日目のアベマの聞き手は、加藤桃子・女流四段と脇田菜々子・女流初段。コロコロと太った・・じゃなくて(笑い)、ケラケラと無邪気に笑いまくる加藤が可愛かった♪ 将棋の話の中身も、解説者に負けないほど。

    

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さあ、これでいよいよ次は、10月11日の王座戦・第4局で八冠達成チャレンジ! 稀有の天才・藤井七冠が一発で決めてくれることを期待しつつ、ではまた。。☆彡

    

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