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AIが評価しない人間の勝負手、3七角から5五銀で劇的大逆転、全冠制覇で藤井聡太八冠誕生☆~2023王座戦・第4局

天に選ばれた、神の子☆ 最後は奇跡の大逆転で、全冠制覇を達成! 21歳の天才、藤井聡太、全タイトル八冠同時獲得、おめでとう!\(^o^)/

    

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2023年(令和5年)10月11日、20時59分。138手で、永瀬拓矢・王座が投了。史上初、歴史的な瞬間になった。

  

この直前、永瀬王座は、123手目に5三馬の悪手を指した後、何度も派手に頭を両手でかきむしってた。完全な敗着で、第3局の終盤の4一飛よりもハッキリした凡ミス。普通に4二金の寄せで簡単な勝ちだった。あの時はそれなりの事情があったけど、今回はあまり無い。時間に追われる1分将棋が生んだミスだろう。

   

ただ、単なる永瀬のミスではなくて、直前の藤井「七冠」(その時点で)の勝負手が光ってた。私はリアルタイムでabema動画を見てて、AI的には評価されてない手順だけど、ひょっとすると・・と思ってたのだ。人間の将棋や感覚は、AIとはかなり違うから。。

   

    

     ☆     ☆     ☆

内容を見る前に、まずは終局直後のメディア報道から。一番早かったのは、終わった1分後に放送開始となった、NHK『ニュースウォッチ9』かも。開始直後に速報が始まってた。画面右上にテロップ登場。「速報 藤井聡太 史上初『8冠』」。

  

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続いて、朝日新聞の号外。朝日は非常に将棋の報道に熱心だ。賞金1位の竜王戦は読売新聞だけど、朝日の方が報道量は多いと思う。特に、藤井聡太に関する報道は、四段の頃から多かった。

   

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そして、王座戦の主催である日経新聞HP。「最強にして成長途上」というのは、的確な見出し。当事者2人も分かってるように、王座戦を通じて、内容的には永瀬の方が押してた。その意味で、藤井は棋力的にはまだまだ強くなる余地がある。

  

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その点に関して、局後の記者会見で、日刊スポーツかどこかが、かつての名言を取り上げて質問してた。高い山の「森林限界」と比べて、今ではどうか?♪ 周りにもはや樹木が生えてない、頂上付近に近づいたのかと。

     

藤井は微笑みながら普通に控えめに答えてたけど、要するに、「まだまだ森林の中」ということ。話術の点でも、まだまだ渡辺明九段らの域には到達してない♪ まあ、その普通の受け応えが、一般ウケする個性でもあるけど。

   

   

      ☆     ☆     ☆

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第71期・王座戦、第4局は、先手が永瀬王座で、戦型は角換わり。上図の先手・23手目、4五桂で、既に前例はないらしい。永瀬は完全に研究で用意してたようで、序盤はほとんど考えてない。日本将棋連盟の公式棋譜サイトより。

  

藤井は19分考えて、4四銀。後で、4五銀の銀桂交換から5五角と攻めて、好調に見えるけど、実は互角か先手やや有利らしい。

   

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先手の永瀬が41手目を考えてる間に、昼食休憩入り。残り時間は珍しいほどの大差で、藤井は既に2時間ちょっとしか残ってない。永瀬は4時間半もあるから、永瀬の作戦勝ちは明らか。ただし将棋は、中・終盤が勝負。

    

   

     ☆     ☆     ☆

その後、藤井がジワジワと盛り返して、終盤はAI評価値的には逆転。先手・永瀬の103手目、5八同玉の局面(下図)では、期待勝率は80vs20くらいで藤井の優勢。

  

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ただ、そこで後手の最善手とされてた4六飛という指し手は難しくて、1分将棋の藤井は指せず。普通に5七銀と打ち込んだから、逆転のキッカケとなってしまった。実は、永瀬の5八同玉もあまり良い手ではなかったけど、上部脱出の可能性を見せて、人間的な勝負手になってたと言える。

     

ところが、永瀬も1分将棋だから、最後あたりで致命的なミスをおかしてしまう。下図は後手の藤井の122手目、5五銀の局面。直前の、3七角、5二と、同金、同成銀の流れと合わせて、藤井は永瀬の玉が上部に脱出できないようにした。

  

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3七角も5五銀も、AIが評価してなかった手。しかし結局、この退路を断つ手順が、永瀬にプレッシャーをかけてミスを誘った形になった。永瀬は123手目に5三馬と王手してしまう。これで一発逆転。代わりに、4二金、同金、同金、同玉、5二飛、3三玉、5五馬なら、先手が勝勢だった。

   

    

      ☆     ☆     ☆

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上が投了図で、もっと前に投了してても不思議ではなかったけど、永瀬は気持ちの整理がついてない感じだった。投了図以下は簡単な即詰み。同金、同銀で、同玉なら5五金以下。6六玉なら、6五金、同桂、5五金まで。

  

評価値の推移グラフは、下の通り。最後の垂直に落下する長い線が、大逆転を示してる。

         

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記録にも記憶にも残る対局のLIVE動画の聞き手は、若手美人女流棋士、野原未蘭・初段♪ 最後まで見届けて、ちょっと目がウルウルしてたのが印象的だった。

    

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藤井のデビューから、このブログではかなり特別扱いして来たけど、これでようやく一段落♪ これからは多少、将棋の記事は減らす予定。いつまでも天才の活躍を後追いしてる場合ではない。これからは自分の道を進もう。

   

あらためて、藤井聡太・八冠、全冠制覇おめでとう! 素晴らしい偉業をライブで観戦することが出来て、私も感動した。それでは今日はこの辺で。。☆彡

    

       (計 2064字)

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