もしも家族が仲良しなら、小さな家でも、おもちゃのピアノでも関係ない〜『正直不動産2』第3話・狭小住宅(ペンシルハウス)
正直ブロガーさんの感想は、ズバリ一言。これ、ピアノも家も要らないと思う(笑)
キャンプ道具とかダイエット用具とかオモチャとか、家の中を片付けるだけで、アップライト・ピアノくらい置けたはず。電子ピアノなら楽勝♪ まあ、不動産ドラマだから、不動産の興味深い知識や売買が必要だと。
・・・って話の前に、AKB48の絶対エースだった前田敦子について(笑)。私はオンエア中、「ちょっとキレイになったかな?」と思ってたのだ。違うわ! 佐津川愛美ね♪ 多分、わざと服装でふっくらした感じに見せてるんだと想像。
18年前の斬新なドラマ『ギャルサー』に出てた頃は、ウチと同じく、ココログでブログを運営してたから、親近感があるのだ。昔馴染み♪ トラックバック(死語:自分のブログ記事へのリンク)を送ったら、ちゃんと受け入れてくれて、そこそこのアクセスが入って来た。
前回も使った、そっくり判定サイト『soKKUri』。私の清き一票も含めて、そっくり率は82%。佐津川は35歳。何気にあちこちに顔を出してるね。前田敦子は32歳。
そんな事より、浅利陽介? 彼もあちこちで活躍してるけど、何で『コード・ブルー』の続編を作らないのかね? フジテレビ的にはまだちょっとビミョーな所があるわけか。戸田恵梨香の子育てが一段落つくのを待ってたら、次はガッキーだろうから、続編なんて作れないけど。
ちなみに『正直不動産』の放送直後には、比嘉愛未の主演ドラマが置かれてる♪ 『私、作る人、僕、食べる人』(笑)。古っ! そうじゃなくて、『作りたい女と食べたい女』。男女の役割分担が固定的で一方的だとフェミニズム陣営から差別扱いされてしまうけど、女と女でどちらも自分が希望してるのならOKなわけね。ビミョーな線を突いてみたと。
☆ ☆ ☆
さて、今回の不動産ネタは、「狭小住宅」。一発で変換できるってことは、わりとフツーの言葉なのか。どうして左端の家だけ屋根の形が違うのか、気になって夜も眠れないマニア♪
ウチの近くにも4軒並んでて、2軒ずつペアになってるから、二世帯住宅が2組なのかな・・とか思ってた。「狭い家」かどうかは、別問題だと思う。前から見た時の「横幅が狭い」としても、奥行きが広ければ、家の中はそれなりの広さになる。
ペンシルハウスを鉛筆で表すこのカット。鉛筆のメーカー名はちゃんと消してる。どうせなら、永瀬(山下智久)が一発で立てる所が見たかったね♪ 今回の演出は、金澤友也。脚本も変わってるのか。清水匡(まさし)。なるほど、いつも通りの心温まる物語なんだけど、最後のまとめ方がちょっと違うかなと思ってたのだ。良く言えば、柔らかい仕上げ。悪く言えば、やや曖昧。
サブタイトルの付け方は面白いと思う。「もしもピアノが置けたなら」。元の歌の1つは、『もしもピアノが弾けたなら』。1981年の人気ドラマ『池中玄太80キロ』(パートII)で、主に玄太(西田敏行)から暁子(坂口良子)への愛を表現してた挿入曲・・って感じの説明でほぼ合ってるのかな。
ドラマでピアノがどう使われたのかは知らないけど、私がすぐ思い出すのは、昔、嫌われタレントの代表だった出川哲朗が、『ロンハー』でピアノを弾いてプロポーズした企画。曲は『星に願いを』。見事に「願い」が「星」に(レースクイーン)届いたのだ。相手のお母さんは、「なんで出川なの?」と、不満を隠さず(笑)
私は当時から出川を評価してたけど、その後、出川はすっかり人気タレントになってる。離婚もしてないらしい。家では奥さんに、「クズ哲~」とか「ジジ」とか言われてるらしい♪ まあ、仲がいいと。お金もあるし♪ そこか!
☆ ☆ ☆
サブタイトル「もしもピアノが置けたなら」に戻ると、もう1つの元歌は、ドラマで咲良(福原遥)が自己陶酔しながら歌ってた、『あなた』。作詞・作曲、小坂明子。彼女、世間的には昔の一発屋のイメージがあるだろうけど、実際には現役で、ずっと音楽の仕事を続けてるらしい。
「もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう」。歌詞にピアノは出て来ないけど、小坂がピアノを弾きながら歌ってたから、ピアノのイメージが強い。
「もしも・・・建て『た』でしょう」。過去の仮定法だから、実際には建てなかったというか、夢見た通りの家庭は築くことができなかった。
それは、「あなた」がいなくなったから。昭和後期のささやかで庶民的な幸せを歌ってるイメージが強いけど、よく読めば、切ない失恋の曲。本人の実話から作られたらしい。幸せそうに歌う咲良に、永瀬がすかさずツッコミを入れてた♪
ちなみに、Z世代の十影(板垣瑞生)は知らないと言ってたけど、試しにZ世代が好きなtiktokで「あなた 小坂明子」を検索したら、かなりの動画がヒット。まあ、「あなた」だけで検索すると、宇多田ヒカルの動画がヒットするけど♪
☆ ☆ ☆
ところで、今回の物語のあらすじは、子どもにピアノを買ってあげるために狭小住宅を売りたいけど、なかなか売れないから、永瀬の発案の「ウルトラC」で、逆に隣の狭小住宅を買って増築することにした・・という流れ。途中、登坂不動産との(専属専任)媒介契約から、ミネルヴァも含む一般媒介契約に切り替えるという話も挿入。
増築という技を思いつくキッカケは、十影の、「みんな」狭小は嫌だろう、という一言だった。ということは、岡田家のお隣さんも売りたいのではないかと。
ちなみにウルトラCは、1964年の東京五輪・体操の造語だから、完全に死語だけど、誰も突っ込んでなかった♪ 当時は技の難度がCまでしか無かったけど、今ではI(あい)まである。
そう。本当のポイントは、あい。愛なのだ♪ 可愛くてオシャレな松田亜衣(五島百花)♡ そっちのアイか!
そうじゃなくて、愛し合う、仲良し家族。もともとは仲良しだったのに、子どもの習い事のピアノがきっかけで、夫婦げんかばかりになって、引越しどころか、別居まで考えることに。愛が大切なのだ。
☆ ☆ ☆
夫婦の亀裂を修復したのが、娘が描いてた絵。パパは仕事が忙しくて、ピアノの発表会には来れない。でも、家にもしもピアノがあれば、家族3人で楽しく発表会を開ける。
それなら、夫婦が仲良くすればいいだけ。パパがピアノの発表会に行けばいいだけだろう♪ 自分から進んで仕事してたんだから。どうせ、あと数年待てば、娘は大きなピアノより、小さなスマホやゲームに夢中になるはず(笑)
というわけで、この小道具の絵や打ち明け話はいいんだけど、家の売買の話とのつなぎ方が今ひとつになってたのだ。物語的には、家族の愛を前面に出すべきで、例えば娘が「本当はピアノなんて要らない。パパとママが仲良くしてくれるだけでいい」と言えばキレイに形が出来てた。お金も要らない。不動産屋も要らない♪
その点を鮮明にするなら、あの絵は、ピアノをもう少し小さく描いて、3人をもう少し大きく描けば良かったのだ。あるいは、右下あたりから広角レンズのカメラで撮影するだけでも、演出の意図がハッキリしてた。
☆ ☆ ☆
ウルトラCというか、ウルトラI(愛)なら、永瀬と咲良と娘が手を合わせて、実際に家の中を片付ければよかった♪ 小型のアップライト・ピアノは、横幅が150cmくらい、奥行きが60cmくらいだから、岡田家の2階のテント辺りを片付けても置けるし、子ども部屋を片付けても良かった。
下は島村楽器のサイトの小型ピアノ。「限られたスペースでも諦めないで!」。
というわけで、今回は終了。原作マンガは、LINEの無料サービスから外れてたから読んでない♪ 無料サンプルだと、後編(第11巻・第80直)の最初だけ読めたけど、花澤(倉科カナ)と咲良のラーメン・バトルは無かった(笑)
ダイエットが続く小市民アスリートとしては、あれは1500kcalくらいかな、お菓子4袋くらいか・・とか計算しつつ、ではまた。。☆彡
cf. 「どこ向いてるんだ?」、タワマン大好きの永瀬財地(さいちん♪)〜『正直不動産2』第1話
写真と違うムービー(動画)の長所、全体の空間的・時間的つながり〜第2話・使用貸借契約と解除
テレビドラマの脚本と原作マンガの比較、共通点と違い〜第4話・賃貸保証会社と人の信用
偽善とは、表面的な善意から不幸な代償を生み出してしまう行為や意図〜第5話・フラット35
家賃滞納3ヶ月で明け渡し(強制退去)、法律には明記されてないけど〜『正直不動産2』第6話
ノックスの探偵小説・十戒(英語)、犯人は物語の序盤に登場、探偵は犯人ではない〜第7話・契約の誘引
浮き沈みの激しい不動産(ワンルーム・マンション)投資、始まりは80年代・バブル期〜第8話・無限ループ地獄
サブリース契約、03年最高裁判決で業者が強気に、12年アベノミクス緩和で一般人オーナー急増〜第9話
(計 3336字)
(追記277字 ; 合計3613字)
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