偽善とは、表面的な善意から不幸な代償を生み出してしまう行為や意図〜『正直不動産2』第5話・フラット35
そんな小難しげな記事タイトルこそ、偽善だと(笑)。ハイハイ♪ 理屈より、若いイケメンの情報ね。単なる一般男性の私が見ても、この子役っぽい少年は目立ってた。美青年の代表、山Pが演じる永瀬の22年前の役にぴったし!
足が遅いのにリレーのメンバーに選ばれてしまった梅村(バイデン・・じゃなくてバイソン♪)の両肩に手をあてて、「でも安心しろ、バイソン。何人抜かれても、アンカーの俺が全員抜き返してやるから」。キュンっ♡
この永瀬少年を演じた俳優の名前は、高野陽向(ひなた)。まさに、陽の当たる場所を歩きそうな男の子だね。事務所SpicePowerの紹介ページにアクセスしようとしたら、サーバー・エラー (^^ゞ 全国、数百万人の面食い女子が殺到♪ だからドラマ内でも、麺を食うシーンが多かったと(笑)。無理やりか!
事務所のX(旧 twitter)は、早くも表示数3万弱になってた。いいねの割合が意外と少ないのは、もうちょっと見極めたいってことか♪ そもそも、ドラマ視聴者には山Pファンが多いはずだし。
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山Pといえば英語が得意なバイリンガルとして有名だけど、この彼は何と、ドイツ語も喋れる「トリリンガル」。さらに韓国語も勉強中だから、4ヶ国語を操る「クワドリンガル」。まだ19歳の大学1年生で、これがドラマのデビュー作とのこと。スポーツ報知の記事の情報より。
まあ、「好事魔多し」、「出る杭は打たれる」とか言うし、色んな意味で注目だね。文春・新潮・Friday砲にはご注意あれ♪
ちなみに私は女の子の名前の方が知りたかったけど、調べても分からない。学級委員(白上理桜)なら分かったのに。エンドロールの名前で有力候補は「吉岡咲紀」だけど、何のネット情報も見当たらないのだ (^^ゞ その他大勢の子役から急に抜擢したってことかね?
市川由衣みたいな派手な可愛さではないけど、フツーに可憐な少女だった。私の日記の端に登場するような感じ(笑)。聞いてない? 妙に話題の自民党副総裁。あっ、そう♪ 寒っ!
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いや、実は原作マンガ(大谷アキラ、原案・夏原武、脚本・水野光弘)の永瀬少年も、寒いジョークを飛ばしてたのだ。コミック・第8巻・第63直「フラット35(前編)」。
「茶色の牛からはコーヒー牛乳が出る」、「割り箸を煮込むとメンマになる」(爆)
つまり、原作では永瀬少年のあだ名はウルフ(おおかみ少年)で、面白くて優しい嘘つきだとされてる。リレーで全員抜き返すという言葉も、バイソンをかばうための嘘だと。元々、永瀬は嘘つきの設定だったから、筋は通ってる。
それに対して、根本ノンジのドラマ脚本(原作マンガの脚本とは全く別物)だと、梅村(市川)は永瀬の正直なところを評価してた。梅村は足が遅いとか、ルックスの変化に驚く姿とか。テレビドラマ的には、この方が分かりやすいと思う。特に、すっかり正直になってる第2シリーズだと。
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さて、不動産ネタ的には、今回は「フラット35」がメイン。政府と民間が提携した固定金利プランで、普通のローンより「借りやすい」。キレイなお姉さん・白石麻衣の笑顔のパンフレット(住宅金融支援機構)を見てると、「ふらふらっと」借りてしまう男性も少なくないかも♪ コンパニオン系のコスチュームも含めて、外見がいいのだ。
ただし、中身がいいかどうかは別問題で、人によって、場合によって、違って来る。現在の日本はまだ超低金利だから、固定金利だと得のような気もしてしまうけど、そもそも普通の民間ローンより金利が高めらしい(基準が緩いから当たり前)。
上の2つの計算(返済計画表)は原作に無いもので、上手い説明だと思ったけど、わざわざ静止画キャプチャーして比較するマニアはほとんどいないだろう♪
フラット35の金利は1.88%、35年ローンの総額は約5000万円。
民間ローンの金利は0.475%、35年ローンの総額は約4000万円。
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数字の差は強烈だけど、普通の民間ローンは変動金利だから、この先は急激に金利が上がる恐れもある。特に、最近の物価高・株高とか、世界の金利を考えると、固定金利のフラット35を選択したくなるのも十分理解できるし、正しい可能性も高い。
35年も先のことまでは誰にも読めないから、正直、運の良し悪しだろう。ちなみに、この種の現実的で深刻な予測を対話型AI(ChatGPTモデル4)に聞くと、回答を拒否されてしまう♪ トラブルの可能性は避けると。
原作マンガには上の表計算はないけど、代わりに頭金や手付金の金額が具体的に書かれてる。あと、そもそもフラット35は政府の持ち家促進政策であって、「自然」災害にも強い高品質の持ち家を増やしたいという考えだと説明してた。なるほど。
ところが、フラット35自体が「人為」災害を招いてしまうと♪ しかも、元にあるのが人の善意だとしても。その意味では、政府系の持ち家促進策そのものも、偽善になってしまう可能性を秘めてる。不幸の確率はあまり高くないとは思うけど。
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ドラマのサブタイトルはちょっと意味深で、「善意の代償」。色んな意味が込められてたけど、ストーリー(あらすじ)の中心としては、夫(味方良介)が妻バイソン(市川由衣)を幸せにしたいという善意が、高い代償につながるという話になってた。結果的には善になってないから、広い意味では、偽善とも言える。
神木(ディーン・フジオカ)らにそそのかされた夫は、自分たちのマンションとは別に、投資目的の違法なフラット35契約で2つ目のマンションを取得。高く貸し出して不労所得を手に入れようとしたけど、不安になって永瀬に相談。結局、そのマンションを少し安く売ってフラット35の一括返済をすることになってしまった。数百万円の損失。高い授業料。
フラット35の契約の際には、自分たちが住んでるマンションを売りに出してるフリまでして虚偽申請するらしい。ミネルヴァ不動産と契約すれば、そんな裏技も可能だと。購入後は、実際に住んでるフリまで偽装。
原作には、不正がバレたケースは非常に少ないというデータも提示されてる。漫画やドラマを見て、審査の担当者らが動揺してるかも♪
そそのかした神木も、御馳走も含めて、お客様のためにという善意を装ってた。こちらはフツーに「偽善」。つまり、善い意図などなくて、自分たちが儲けるための「善意の偽装」にすぎないから。
演出的には、夫が白い手編みのセーターを着てたのが目立ってた。要するに、妻のためを思う純粋な気持ちと、初心(うぶ)な未熟さを表してる、衣装さんのお仕事。可愛い妻に、ちょっとお金もかかる油絵の趣味を続けさせてあげたかったと。夫の名前の「直」(すなお)は、原作のまま。
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では、なぜ夫はそんな危ない話に乗ってしまったのか? そこには、昔と今の永瀬に対する嫉妬がからんでる。ドラマは間接的に表現してたけど、原作では嫉妬という言葉を軽めに使ってた。
例えば、上のシーンはよく作られてる。マンションの内見の直後、前側で梅村と永瀬が仲良く並んで笑顔でおしゃべりしてる。この時、前の2人は白い透明な傘を差してて、「明るい」イメージ。
それに対して、後ろの夫は黒い傘を1人で差して、顔は影になってて「暗い」。男の嫉妬心がメラメラと黒い炎を上げてる様子の表現なのだ♪ 演出は川村泰輔。
実は、原作でも白黒の対比が付けられてる。妻が、リレーの時の永瀬の「嘘」を思い出して「すごい嬉しかった」と恥ずかしそうに微笑んでる。この時の妻の背景は白い。ところがその次のコマには、夫が暗い表情で沈んでて、背景の色は黒なのだ。
振り返ってみると、私も大人の永瀬みたいな空気を読めないことをやってしまったことがある (^^ゞ まあ、空気を読めないというより、半ば、わざと読まなかったんだけど。聞いてない? ハイハイ♪
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一方、ドラマ独自のオリジナル善意としては、月下咲良(福原遥)のカスタマーファーストがあった。自分が担当したラーメン店の経営が苦しいから、無休でお手伝い。20年前に流行ったらしい豚骨魚介ラーメンのポスターまで、今さらのように作ってた。
ところが、なまじそんな善意を示されると、店をやめにくくなってしまう。ためらってる内に、赤字はどんどん膨らんでしまう。咲良の善意の代償は、咲良本人じゃなくて、店主が支払うハメになる。こちらも数百万円レベルの損失か。ずるずる引き伸ばしてると、1000万円にも到達しそう。
それに対して、「ハイエナ」花澤(倉科カナ)は、自分の儲けのためではあっても、顧客にとって本当に善いアドバイスを行ってた。
解体せず、什器(じゅうき)も含めて、そのまま別の新しい店主に「居抜き」で引き取ってもらう。花澤がコンサル料とかの名目で家賃の2~3ヶ月分を手に入れても、元の店主も新しい店主もお得な取引だから、善い行為なのだ。善意の気持ちなどなくても、実質的・結果的には、みんなにとって「善」。
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とはいえ、善悪の判定は実際には難しいし、いつまで経っても分からないこともある。震災直後の能登半島に行って、ボランティア活動をSNSで報告するのは、善か悪か。
直後は迷惑になるだけだからダメ、禁止!といった説はかなり前からあるけど、今回の多数の行為や反応を見ても、ビミョーな所だろう。行かない方が無難だし、お金だけ寄付するのも善い事だろうけど、思い切って現地に乗り込んで喜ばれる場合があることも事実。とはいえ、行くのを承認してしまうと、盗難などの犯罪が増えるだろうから、トータルの評価は難しい。
とりあえず、違法な不動産契約だけは論外だから、止めとこうと。持ち家促進政策に、全国で急増する空き家(「負動産」)の活用をもっと取り入れればいいのに・・とか思いつつ、今日はそろそろこの辺で。。☆彡
cf. 「どこ向いてるんだ?」、タワマン大好きの永瀬財地(さいちん♪)〜『正直不動産2』第1話
写真と違うムービー(動画)の長所、全体の空間的・時間的つながり〜第2話・使用貸借契約と解除
もしも家族が仲良しなら、小さな家でも、おもちゃのピアノでも関係ない〜第3話・狭小住宅(ペンシルハウス)
テレビドラマの脚本と原作マンガの比較、共通点と違い〜『正直不動産2』第4話・賃貸保証会社と人の信用
家賃滞納3ヶ月で明け渡し(強制退去)、法律には明記されてないけど〜『正直不動産2』第6話
ノックスの探偵小説・十戒(英語)、犯人は物語の序盤に登場、探偵は犯人ではない〜第7話・契約の誘引
浮き沈みの激しい不動産(ワンルーム・マンション)投資、始まりは80年代・バブル期〜第8話・無限ループ地獄
サブリース契約、03年最高裁判決で業者が強気に、12年アベノミクス緩和で一般人オーナー急増〜第9話
(計 4207字)
(追記149字 ; 合計4356字)
(追記44字 ; 4251字)
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