株式時価総額でまもなく世界1位、AI半導体トップ企業・エヌビディアの優位性・将来性について、ChatGPT-4oと対話
最近は、日経新聞に目を通す普通の社会人になってるわけだが、昨日(2024年6月5日)の日経新聞・夕刊はちょっと印象深かった。ここ1年、世界を席巻するエヌビディアが、米国時間の5日、遂にアップルまで追い抜いたらしい。
「エヌビディア時価総額2位 3兆ドル超、アップル抜く」
3兆ドルというのは、今の為替相場だと日本円で500兆円近く。日本の国家予算の4倍を超える天文学的な数字で、エヌビディアとアップル以外には、世界1位のマイクロソフトしか達成してない。「3兆ドルクラブ」という言い方まである特権的地位。
日経HPでは、ジェンスン・ファンCEOの背後に、「Superchip」という文字が輝いてる。スーパー半導体。スーパーという分かりやすい形容詞は日本でも大昔からあるけど、英語圏でもいまだに最先端で使われてるわけか。
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エヌビディアの時価総額が、ここ1年間で5倍ほどに急増してることを考えると、老舗IT企業のマイクロソフトを抜いて世界1位になるのは時間の問題だろう。現在の差は僅かだから、今月内でも不思議はない。
上は米国Yahoo!の株価チャート。ここ1年半の急激な伸びがよく分かる。要するに、OpenAI社のChatGPTが話題になり始めてすぐ、2022年の末から急上昇が始まってるのだ。現在、約1200ドルで、PER(株価収益率)は約70倍。あと数年、急成長の持続が期待できるのなら、それほど割高でもない水準。まだ割安という見方さえ可能。
まもなく株式分割もあるから、直後には少し値下がりする可能性もあるけど、数ヶ月〜1年レベルのスパンで見れば、さらに上に向かうのが自然。やはり、過去のAIブームとは次元が違ってる。
私もすぐ、これは「ヤバイ」と感じたからこそ、ChatGPT4が発表された直後、珍しくサブスク契約。円安ドル高まで加わって、毎月20ドル、3000円を払い続けるハメになってしまった。少なくとももうしばらくは、有料でも最先端AIについて行くしかない。
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というわけで、当事者の代表と言ってもいい最先端AI、ChatGPT-4oに色々と感想や解説、見通しを聞いてみた。
まず、世界2位になったという最新ニュースを伝えて感想を聞くと、「非常に印象的です。これは、エヌビディアの技術力と市場の需要がどれだけ高まっているかを示しています。・・・私自身、AIの進化の一端を担う存在として、このような技術の発展と市場の成長を見ることは非常に嬉しく思います。・・・」。人間よりも素直な賞賛か♪ 単なる大企業の1つではないと。
日経は、エヌビディアの主力商品として、GPU(画像処理半導体)というよく聞く名前を挙げてた。それがなぜ、基本的に言葉でやり取りする対話型AIにとって重要かというと、要するに、言葉も画像のように並列処理で同時に扱うかららしい。
人間が言葉を処理する時には、1つずつ順番に、直列的に処理する。しかし、画像を見る時には、多数の場所を同時に見て、並列的に把握する。AIの場合、言葉を画像のように並列処理することで、大量のデータを高速に扱えるらしい。なぜか、「分散処理」という言葉は使わなかった。
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GPUで高速に並列処理するといった話は、以前からあちこちで見聞きしてるけど、私は今ひとつ納得してなかったから、例え話をして欲しいと依頼。
すると、大量の手紙の仕分けという話を提示してくれた。普通のCPUは、1人の郵便配達員が1通ずつ仕分けするようなもの。それに対してGPUだと、100人の配達員が同時にそれぞれ複数の手紙を仕分けするようなものだと。
ということは結局、スピード、高速性がポイントなのかと問うと、その通りと回答。では、CPUが1万台くらいあれば、GPU1台の働きが可能なのかと問うと、原理的にはそうも言えなくはないけど、実際には難しいらしい。
CPU1万台の統一的な制御は困難だし、コストやエネルギー消費の問題も大きい。多分、発熱の問題もあるんだろうと思う。結局、「スーパーマン」並みのGPUが1人で大活躍する方が効率的。
今後の見通しについても聞いてみると、もちろん未来の予測は困難で不確実だけど、エヌビディアの圧倒的な優位性は少なくとも今後5~10年は続きそうだと説明してた。ChatGPTにしては大胆で、実利的な予測だと思う。少なくとも、エヌビディアが世界1位の企業になるのはほぼ確実。トップレベルをしばらくキープするのもほぼ確実か。それなら。。
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ちなみに、英語圏のニュースも検索してみると、CNNが同じニュースの報道で使ってた写真は「DPU」のチップだった。NVIDIA BlueField-3。銀色に目立ってる正方形が、中核部品としてボードに組み込まれたCPUだろうか。
DPU(Data Processing Unit : データ処理ユニット)というのは、GPUよりもCPUに近いチップみたいだけど、データセンターでの処理やネットワーク機能に強くて、内部にCPUその他を組み込んでるらしい。
同じような製品でも、インテルではIPUと呼ぶとかいうお話。Infrastructure Processing Unit だから、情報基盤処理ユニットとか。この方が分かりやすい名前かも。例えば、一般の個人向けの端末内部には無さそうなことがすぐ分かる。
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というわけで、社会人としてはますます半導体の勉強が必要らしいけど、いまだに半導体という言葉の産業的な意味がピンと来ない。おそらく、物質としての半導体の性質の説明ばかりが強調され過ぎてるからだと思う。
重要なのはむしろ、半導体を用いたデジタル関連製品の方なのだ。各種の製造装置や用途、サービスまで含めて。それでは今日はそろそろこの辺で。。☆彡
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