乗鞍高原から自転車で下山(県道84号~国道158号線)、雨の中で暗い悪路のトンネル13本、危ない!&積極的休養ジム2
BIKE (indoor) 24km,50分
平均心拍 124,最大 151,マシン表示 1030kcal
心拍計表示 352 kcal(脂肪 116kcal)
WALK 3km
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2日連続で、ギリギリのブログ更新になってしまった (^^ゞ なるべく正確で詳しい情報を書くために・・と言うより、間違った事を書かないために、色々と調べてたのだ。自治体の公式情報、各種地図、個人ブログの数々・・。
一昨日の長いレース記事にも書いたように、つい先日の週末は、長野県の乗鞍高原からスタートする乗鞍ヒルクライム2024に参加。普通はそこから、車で下山して松本の市街地の方に帰って行くことになる。
しかし今年はあえて、自転車に乗って自走で降りてみた。上の図は、乗鞍高原の公式サイトからお借りして加工したもので、乗鞍から県道84号を降りた後、右折して国道158号線を走るルート。普通の乗用車にとっては大した事ないだろうけど、自転車と大型バスにとっては難関。狭くて、暗いトンネルだらけの悪路。路面の舗装状態もあまり良くはない。
だから、先に結論を一言で書くと、危険だから、お勧めはできない。ハイリスク、ローリターン。特に、普段は全く自転車に乗ってない私としては、命のリスクを感じた。ちょっとしたミスやアクシデントが、すぐに死につながってしまう。
ただ、それでも自走するサイクリストはいるし、私も今回が3回目か4回目。最初は怖いもの知らずの頃だから2人で往復。他は1人で帰りの下りのみ。
今年は6月に、17年ぶりのツール・ド・美ヶ原(激坂)をクリアしたから、トンネル地獄も超久々にクリアしてみたくなったのだ。10年ぶりくらいかと思ったけど、調べてみたら15年ぶりだった。。
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さて、トンネルだらけのルートの写真と客観的情報をまとめた個人サイトなら、既にいくつかある。ただ、私が見た感じだと、走りの具体的な感想や個人的な細かい実感はあまり書かれてない。以下、その部分を特に書いてみよう。
まず、天気が誤算だった。前日の夜まで、曇の予報になってたのだ。ところが2024年8月25日のレース当日、早朝に起床して天気予報を見ると、朝から小雨の予報に変わってた。
ただ、レースでは雨で濡れたけど、宿まで降りて来た時には薄曇りのような状況になってて、薄日もさしてるし、天気予報もしばらくは曇りになってた。これなら何とかなりそうだと思って、自走による下山を開始。時刻は11時ごろだから、まだレース帰りの自動車は少ない時間帯。
実はこの日の朝、仲間のH君が、危ないから自分の車で下まで送りましょうか?と声をかけてくれてた。その気遣いだけで安心できたと感謝を伝えて、結局は気持ちだけ頂いた形。・・・そう思ってたけど、実は私のすぐ後ろを車で走ってくれてたのかも。。(後述)
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県道84号の下りはかなり傾斜があって、スピードが出てしまうけど、トンネルはほとんど無いから大丈夫。そう思ってたけど、実は国道に出る直前の県道のトンネルも意外と危なかった。
上から順に、大野川トンネル、小大野川トンネル、乗鞍口トンネルの3つ。長くはないし、それほど暗くもないけど、自転車が走る部分(道路の左車線の左側)がわりと荒れてて、油断してるとハンドルを取られそうになる。後ろからは車が追い抜いて来るから、右側によろけると追突される。
ちょっと動揺した後、国道との合流点である前川渡の交差点の信号待ちで一息入れた。買ったばかりの明るいヘッドライトと、テールランプ2つが命綱。背中のリュックも適度に固定しとく必要がある。首と肩の凝りも軽くほぐして、いよいよ国道158号線のトンネル10本に挑戦。この辺りから、天気は雨になってしまった。さすがは山の天気、コロコロと変化する。
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ここから東の市街地に向かって続くトンネル(隧道)は順に、前川渡トンネル、親子滝トンネル、水道沢トンネル、奈川渡トンネル、入山トンネル、大白川第2トンネル、大白川第1トンネル、ずみの窪トンネル、小雪薙トンネル、三本松トンネル。下図は土木学会誌の論文pdfより引用。梓川に沿って下流に向かうコース。
この内、長いのが親子滝トンネル(1268m)と奈川渡トンネル(977m)。途中で珍しく分岐してるのが、入山トンネル。乗鞍からトンネル区間が終わるまでの距離は20kmほど。アルピコ交通の新島々駅までなら25km。終盤にいくつかある短い登りも含めて、平均時速28kmで走破。リュックの重さは5kgほど。別に、雨に濡れた衣服が2kgくらいか。
他に、いくつかの覆道・洞門(屋根で覆われた道)があるけど、覆道は明るいから怖くない。ウィキペディアには、「新入山トンネル」も書き加えられてるけど、これはまだ使用されてないから今回は無関係。現在、その辺りは大規模改良工事の途中(終盤)なのだ。ちなみに、その工事が終わった後でも、このルート全体の怖さは3割ほどしか改善されないと思う。
15年前には、トンネル内の路面のひび割れや穴(!)、水漏れが怖かった覚えがあるけど、今年はそれほどひどいとは思わなかった。改修・補修工事のおかげだろうか。
まあ、あらかじめ情報を調べて、心構えが出来てたのも大きかったかも。前日、乗鞍に向かう時にも、自分の目で帰りの道路を細かくチェック。意外と明るいけど、左端の下側でトンネルの壁面が出っ張ってる箇所が見えた。高さと幅が15cmくらいか。何のための物なのかは不明。自転車があまり左端を走ると、ペダルが接触して転倒する恐れもあるから要注意。
その事もあって、私は道路の左端からの距離をちょっと大きめに取ってた。こうすると、後ろから来る自動車にとっては追い越しにくいことになるけど、どうせ対向車が来てる時には追い越しできない。対向車がいない時なら、追い越しは十分できるはず。実際、大型観光バスも1台だけ私を抜いて行った。後ろは見たりせず、車を信用して、自分は自転車の操作に専念。
☆ ☆ ☆
15年前には、車の量がかなり多かったから、私は大型バスの後ろにできてる渋滞みたいな列について行った。ラクで安全。引き離されたら、次のバス渋滞の列を待つ♪
今回もそのつもりだったけど、車が少なくて、特にバスは1台しか見なかった気がする。前回より私のスタートが1時間くらい(?)早かったのと、たまたまこの日曜が夏休みの最終日曜ではなかったことが関係してるのかも。カレンダーの偶然で、夏休みの最後の日曜は翌週、9月1日なのだ(基本的な日程の学校なら)。ちなみに日テレ24時間マラソンも翌週♪
で、トンネルが終わった辺りだったか、何となく後ろに車がいるような気配を感じた。簡単に追い抜きできるはずなのに、かなり広めの車間距離を取って、後ろを追走してるような気がする。抜けないわけじゃなくて、わざと抜かずに私の自転車をガードしてくれてるような感じ。
ひょっとして・・と思ってたら、しばらくして、自転車を1台だけ屋根に載せた車が追い抜いて行った。あれは、H君じゃないかな?♪ 単なる別のサイクリストの車としても、明らかに私を守ってくれてた。この場を借りて、感謝を伝えとこう。
後ろで守ってくれた車の方、どうも、ありがとう!
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なお、ちょっと危なかったのは、道の穴にハンドルを取られてしまった1回のみ。ペダルのビンディング(留め具)をわざと外して走ってたから、シューズの裏側の金具が、雨に濡れたペダルの上を滑ってしまったのだ。雨だと、サングラスの視界も遮るし、路面も滑りやすいし、車の側も余裕がなくなるから、危険性がかなり高まる。
今後は気を付けよう。ちなみに私は、必要ない時にはビンディングは外してる。まさかのアクシデントがあった時、すぐに足を下につけるように。実際、助かったことが何度かある。トラブルの一瞬でビンディングを外して足をつくのは難しい。
あと、わざわざ買った高性能ライトはほとんど役に立たなかった。固定器具の締め付けが甘かったからなのか、トンネル内の路面からの振動を受けて、すぐにライトが下を向いてしまうのだ。あまり締め付けすぎると、今度はネジがおかしくなってしまう恐れもあるから、ライトは諦めた。後で、もっと強く締め付けて固定してみるつもり。
というわけで、たまたま今回の「賭け」には勝った(or 負けなかった)けど、危険だからお勧めはしない。それでも走ってみたい方は、自己責任で、くれぐれもご注意あれ。トンネル内でタイヤがパンクする可能性も考慮して。。
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最後に、今日の練習日誌。レース翌日の昨夜も軽くジムに行って、今夜もまたジム。運動しながら疲れを取る、積極的休養(アクティブ・レスト)の2日目。バイク1時間の予定だったけど、50分しか出来なかったから、少しだけ負荷を上げた。
レベル10で11分、レベル11で20分、レベル12で12分。さらに、レベル13で2分、レベル14で1分。身体が浮いてしまってダンシング(立ち漕ぎ)になるレベル14で、毎分80回転まで上げたのは初めて。引き足をかなり使った。
最後は、レベル11の高回転で4分。無理やり24kmまで到達。余裕を持って平均時速28.8km、心拍もそれほど高くないから、まずまずの出来♪
この日は筋トレマシンはやらなかった。フーッ・・・公式写真もチェックしたし、これでようやく今年の乗鞍も終了♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡
(計 3851字)
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