円高と米国景気で急落の日経平均株価、3万円割れまでは想定内の調整、下げ幅で騒がず、下げ率と長期チャートのトレンドを分析
いつもの事ながら、マスメディアは株価が下がった時の方が大騒ぎする傾向がある。テレビ局や一般の新聞ならともかく、日本経済新聞まで、日経平均株価の下げ「幅」をトップニュースにするのはどうかと思う。2024年8月3日の朝刊より。
「下げ幅 歴代2位」、「2216円安 米景気下振れ警戒」。ここ5年ほどで、日経平均は2倍に値上がりしてるから、昔の下げ幅と比較してもほとんど意味はない。
実際、米国のYahoo financeで5年間のチャート(推移グラフ)を大きく見ると、長期的には右上がりのトレンドで、コロナ初期の暴落時と比べても遥かに高い位置だと分かる。コロナの始めの3年は、25000円と30000円の間で揉み合いが続いてるから、仮に今後30000円近くまで下がると、長期資金が喜んで買い向かうはず。
米国株がまだまだ下げる余地があるから、瞬間的に連れ安で3万円を切るリスクはあるけど、そこまで行くと空売りの側も反動が怖くて買い戻すだろう。日銀のETF買い入れ再開なんていう介入の話もあり得るから、口先だけでも空売り勢は怖い。何しろ、数年前までボロ負けしてたんだから。ヘッジファンドより、日銀の方が強い。
まして、急に買いから売りに転向した「ドテン売り越し」なんてものは、すぐにまた「ドテン買い越し」に方針変更するはず。コロコロ向きを変える風見鶏に過ぎない。
☆ ☆ ☆
ただ、為替の「中期」トレンドは逆転かも知れないから、どこまでドル安・円高が進むのか、一応しばらくは注視する必要がある。
元々の急変は、日本政府の為替介入が主たる原因だから、どんどん円高に向かうリスクは小さいはず。株価と企業業績への悪影響が大き過ぎるから。この後、選挙も控えてるのだ。長期では、円安ドル高のトレンドは崩れてない。明らかに右上がりの流れ。
為替より、変化の余地が大きいのは、米国株。ダウもナスダックも、まだ2割以上、下がる余地がある。今までの米株の下げは、メディアが騒いでただけで、ここから本格的な調整になっても不思議はない。
SOX(フィラデルフィア半導体株価指数)はまだ3割くらいの下げ余地があるけど、それでも右上がりのトレンドは変わらない。実際、時価総額1位を争うまでに上昇したNVIDIA(エヌビディア)は下げ渋り始めてるし、アップルも逆行高で目立ってた。
☆ ☆ ☆
週末の先物の価格から考えても、週明けの月曜の日経平均は35000円割れは想定内。34000円もあり得るけど、その先はもう、たかが一時的に1割下がる程度のこと。NISAで失敗したとかいう初心者の投資家もいるけど、こんな短期間で動揺するのが間違いなのだ。
ちなみに、下落幅1位のブラックマンデーを見ても、その後の2年で株価は逆に8割も上昇してるのが歴史的事実。ここはむしろ、喜んで長期の余裕資金を注ぐ局面だと思う。暴落上等、下がったけど何か?♪ マーケットに慣れてる人なら、突然の大安売りに頬が緩んでるのだ。
なお、今週は計13000字くらいで終了。正確な数字は後ほど計算して修正する予定(追記: 計12518字)。ではまた来週。。☆彡
(計 1333字)
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