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ドラマより熱いリアル、感動と感謝♪~NHK新プロジェクトX『パンデミック 東京の危機 第1波 医療従事者の闘い』

このブログは19年4ヶ月前から毎日更新し続けてるし、NHK関連の記事も多数書いてるけど、『プロジェクトX』関連の記事はほとんど無い。過去記事を調べても、少し前の写メの記事くらいしか見当たらない。

    

たまたま18年間の番組休止期間とキレイに重なったからだろうけど、一昨日の夜たまたまNHKプラスの動画で見た回は素直に感動したので、記事にまとめとこう。「パンデミック 東京の危機 第1波 医療従事者の闘い」。去年5月の5類移行で一区切りついた形になってる、新型コロナ対策の特番。

    

本当は「医療従事者『たち』の闘い」としたい所だろうけど、タイトルが長過ぎるから、「たち」をカットしたわけか。実際には、出演した医師も強調してたように、病院内、日本国内が一体となった「チーム」での闘いだから、医療従事者たちの闘いなのだ。スーパードクター1人が大活躍する外科のドラマとかとは本質的に違ってる。

   

もちろん、医療従事者たち以外の人達も、感染対策を徹底することで、その巨大な闘いに参加してる。それでもやっぱり、主役は彼ら、彼女らなのだ。素直に認めて、感謝する♪ 

    

    

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私は気付かなかったけど、先週もコロナの回だったらしい。「クルーズ船 集団感染」。番組公式サイトより。懐かしい響きがあるけど、記憶は鮮明で、今でもクルーズ船の広告とか見ると思い出してしまう。致死率の高い未知のウイルスに大規模感染した船が、港にやって来る。ほとんど映画のような展開だった。

     

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今回(2024年12月14日放送)の回が注目したのは、第1波。新規の感染確認者数のグラフを見ると、第1波の山はほとんど見えないくらい低い。

   

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ただ、致死率が高くて、今現在の数十倍もあった。明らかに、ただの風邪やインフルエンザではないし、最近増えてるマイコプラズマ肺炎とも全く違ってる。

  

医療従事者の中にも、パニック状態になる人がいたらしい。人間的に自然な反応だと思う。辞めた人も少なくないだろうけど、それもまた自然なことだし、法律違反でもないから、責めることはできない。もし私だったら、辞めずに働き続けて、早めに遺書を書いてたはず。こうゆう運命だと。

   

ちなみに、番組では5類以降までのグラフしか示さなかったけど、モデルナの推定値のグラフを右側に付け加えると、下のようになる。人数的には、山はまだ高いし、今もまた第12波に向かって増えてる最中なのだ。年末年始、正月明けは要注意。闘いはまだ終わってない。

   

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全国に先駆けて、東京その他に緊急事態宣言が発令されたのが、2020年4月7日。ニュース7が渋谷スクランブル交差点の大型スクリーンに映し出されてる。出したのは、安倍首相。いろんな意味で日本の歴史に残る首相となった。

   

費用と見た目、素材その他で、さんざん叩かれたアベノマスク。うちにはまだ残してある。ドラッグストアやコンビニでマスクの売り切れ状態が続く中、やむを得ない正しい選択だったと思う。

   

マスクの出来とか気にしてる余裕はなかったはず。まずはスピード。そして、素早い対応を印象づけて、安心感をもたらすこと。「不織布」なんて言葉も、それまでは一般的ではなかった。

  

私が以前、渋谷の西武百貨店でスーツを買った時、「不織布カバー」の話を女性店員にしたら、まったく言葉が通じなかったのをよく覚えてる。デパートのアパレルでさえ、「ふしょくふ?」といった反応で、少し説明を試みた後、すぐ諦めた。

    

   

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そんな中、感染症の指定医療機関でもないのに立ち上がった病院「の1つ」が、東京医科歯科大学。「新型コロナウイルス対策室」という分かりやすい部署を立ち上げた。もちろん、他の病院でも同様のことは行ったはず。

   

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さすがは「看護婦」さんだなと思ったのは、自分の表情がわかる顔写真を防護服に貼り付けるアイデア。笑顔でVサインして、「頑張るぞー!!」。看護部長の鈴木千晴さん、その他の皆さん、いいね♪

   

思わず患者さんも微笑んだことだと思う。看護の世界は、対人サービス、接客業だから、こうした工夫は大切。おそらく、男性の看護師さんだと気付きにくい点だろう。

     

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毎朝、集まって対応策の研究と議論。大変な中、頭が下がる真剣な努力。

   

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試行錯誤の1つは、入院患者を腹臥位(ふくがい)にすること。肺の血行を改善することで、回復を促すと。

     

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ちなみに私は時々、アレルギー性気管支炎で呼吸困難になるけど、上体を起こして起坐呼吸すると凄くラクになる。寝てる時でも、座椅子その他で上体を少し起こすと、気のせいとかプラセボ(偽薬)効果のレベルではないハッキリした効果がある。

   

   

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スタジオに登場したのは、左から、植木穣・対策室長(当時)、倉島直樹・臨床工学技士長(同)、荒井裕国・医師(心臓専門)。右の2人は、バディ(相棒)らしい♪ 一番右の機械が、最後の切り札として有名だった「エクモ」。体外式膜型人工肺。ただし、当時の海外の救命率は6割だから、失敗の可能性も高かった。

    

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整形外科とかのスタッフも、バックヤード(裏方)チームとして参加。お掃除とか、地味な作業を手伝ってくれたらしい。「私たちにも手伝わせてくれ」。熱い。。

   

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そんな中、意識不明のまま救急車で担ぎ込まれたのが、帝王切開で出産した直後の関口毱奈さん。入院後も症状が悪化。4月30日のレントゲン写真だと、肺が真っ白になってしまってる。エクモを使うしかない。そうそう。当時、この種の深刻な症状の写真は度々見てた。

   

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ここでも、看護の世界らしい心配りが温かい。意識不明で眠るベッドには、お子さんの写真。反応はなくても、声をかけ続ける。「赤ちゃんが待っているよ お母さん 頑張って」。意識や反応がなくても、脳には伝わってる可能性がある。

   

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やがて意識を取り戻し、チームのみんなと記念写真♪ ハッピーエンド。写真を組み込んだ手書きのメッセージも、毱奈さんに贈られてた。

  

やがて、緊急事態宣言は解除。感謝を表すブルーインパルスの飛行機雲の下、みんなで記念写真。完全にドラマみたいな世界♪ 植木さんはお仕事中だったらしい。

    

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もちろん、実際には救えなかった命もあるわけで、番組の最後に少しだけ触れてた。新型コロナの国内の死者数は、累計で10万人を超えてる。これでも、人口10万人あたりの死者数で海外と比べると、かなり少ない。

   

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東京の闘いだから、最後のタイトルバックはシンボル、都庁のツインタワー。そして、本当のラストの画像は、毱奈さんの家族から贈られた手書きの感謝メッセージ♪ 病院に飾られてると。次女は、医科歯科を選んで出産したらしい。

   

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みんなの命を救ってくれて ありがとうございます みんなで幸せに すごしていきます

      

大変だけど、やりがいがストレートに感じられる職場。ちょっと自分の仕事と比べながら、今日はそろそろこの辺で。。☆彡

   

    (計 2790字)

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